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真夜中の血糖

どうやってケムニマコウか煩悩ちう。

HbA1c13.3発覚から227日間で分かった事

2015年08月30日 | 喧噪の外で

様々な本を読んだ。

サイトも片っ端から訪ね歩いた。

良くなった人も、悪くなった人も、どちらにも傾かず踏ん張っている人も、その気持ちを知るように努めた。

それで227日が経った今、分かった事をまとめてみる。

 

●糖尿病とは、状態を指す病名であり、それは血糖値が正しく下がらない状態を云う。

●血糖値が下がらない原因は様々である。

●原因が様々過ぎるあまり、治療法も確立されていない。

●血糖値が高い状態を生み出している様々な原因に対し、対処療法的な治療がされているのが現状である。それも一発で効くような治療は期待できないレベルにとどまっている。

●しかし、血糖値が高い状態を続けていると、高確率で悲惨な合併症へと進行する。
(一定の割合で合併症が起こらない人が居るのも事実だが、自分がそのどちらのグループに入るかは、悪化してみないと分からない…)

 

まぁ、ここまでは納得がいくというのか、受け入れやすい話しではあった。

 

●運動によって血糖値が上がる人、変わらない人、下がる人、それぞれ居る。それは血糖値が正しく下がらない状態を生み出している原因によって、運動のもたらす効果が違ってくるからだ。

これ、若干納得が行かないよね…頑張れば下がると思いたいのが人情というものだ。

自分は、運動は殆ど影響していないと思われる検査結果が出て、まぁ軽くショックだった。

 

●極端な肥満の場合、標準体重に減量成功すると、それだけで血糖値のコントロールが効くようになる人も居る。しかしほんの一握りの人間が当てはまるだけである。

これは、高血糖の原因が、肥満によるインスリンの抵抗性にあったのか、膵臓のベータ細胞破壊によるものだったのか、その辺が関係するとの事ですが…

自分はBMI27.7だったので、減量成功すれば希望がある?しかし希望があるようなタイプの高血糖患者は、HbA1c13オーバーになんかならない??

 

●HbA1cという血糖値2か月間の平均値と、GA値という血糖値2週間の平均値があって、その比率で血糖値の質が分かる。

GA値がHbA1cに比べて低い場合は、食後高血糖が起きていない証拠。

HbA1cが低いのに、GAが高めの場合は、「高血糖 + 低血糖」が1日にクルクル現れている証拠。

「高血糖 + 低血糖」は、HbA1cとして数値化する時は、平均値になるから、普通の数字に見えるマジックですね。

 

●血糖値が上がる食べ物、下がる運動、そしてもちろん薬も含めて、患者ひとりひとり、違う。自分に合った方法でも、他の患者に100%同じ事は言えない。

●世間にあふれている「血糖値を上げない云々」は、健康な人に向けた情報発信。一旦血糖値のコントロールを失った患者には、当てはまらない。

このふたつ、非常にココロを揺らされる点ですよね。

成功者(血糖値のコントロールが出来ている人)の話しは信じたいし、自分もまた、成功したと思うから伝えたい。

でも、高血糖の原因は実に様々なので、結局は自分で勉強して、自分で監視して、自分が主治医にならないとダメなんです。

そして、ちまたに溢れる「血糖値には●●」「こういう方法で血糖値を上げない」という情報の殆どは、健康な人に向けて「将来、糖尿病になりにくくする為に」書かれている事柄なんです。

すでに血糖値のコントロールを失っている自分は、情報の精査、取捨選択をしていななくちゃならない。

 

糖尿病ほど、患者本人がアタマを使わないといけない病気って、他にないんじゃ(汗)

ついていかれへーん!!

 

なにかの罰ゲームですか、コレは!!

 

などと、何もかも嫌になって投げ出したくなる事も、血糖値コントロールの過程において定期的に出現する感情である、と先達の本には書いてありますから、自暴自棄になるココロの片隅に、

今自分はセオリーどおり正しく自暴自棄になっているのだ

これを抜けると、もっとより良き自分の主治医として

成長して再スタートを切れるのだ!

と意識しながら、自暴自棄になりましょう。 

 

以上、227日間で分かってきた事でした。

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