古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

山田風太郎『戦中派不戦日記』

2023年03月23日 23時23分09秒 | 古希からの田舎暮らし
 大型活字本で山田風太郎の『明治かげろう車』という本を読みました。明治24年に大津でおきた〈ロシア皇太子襲撃事件〉のとき「ロシア皇太子に切りつけた巡査を取り押さえた二人の車夫」の物語です。実際に起こった事件とフィクションが入り混じって、おもしろく読めました。
 日本のあの戦争関係の本を読んでいると、ときどき〈山田風太郎〉という作家の日記が引用されてます。どんな作家か知りませんでした。ぼくより15歳年上の1922年生れで、敗戦の昭和20年は23歳の医学生だったんですね。徴兵検査のほうは体格が劣る「丙種合格」で、医学生だったので戦争には行きませんでしたが、日記には若い自分の観察を素直に書いているようです。
 図書館であたって、彼の『戦中派不戦日記』を読んでみたくなりました。

 テレビは一日中、野球のWBC優勝を放送しています。興味があって見ていると、どのチャンネルも試合のビデオを繰り返し繰り返し放送します。試合の流れをしっかり覚えてしまいました。一生忘れないでしょう。(残り少ない一生だけど)
 このWBCという「催し物」は野球にとって大きかったなあ。
 最近はテレビでそんなに試合を放送してなかったし、ぼくはあまり見ませんでした。ときどき「阪神の勝ってる試合」を見るくらい。負けてる試合は見ても仕方がない。でも今年は、ヤクルトの試合中継があれば、あの「村神」選手が打つか、と見るだろうな。「国民には無名に近かった村上選手をいまは日本中の人が知ってる」。すごいことですね。
 サッカー人気で落ち目だったプロ野球が、これでひと息つくね。ぼくにとってはよろこばしいことです。
コメント
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