古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

「街で暮らしてたら、いまごろなにしてるかな」

2011年04月16日 02時07分02秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 先日、ぼくのブログを読み返していた道子さんが「街の人がこのブログの写真をあれこれ見ると、いいところに暮らしてると思われるでしょうね」といいました。何の変哲もない田舎暮らしなのに、いま一覧表を見たら3年にわたり446回もブログを書いてます。そしてこれからもまだ載せる写真があり書くことがある。これは考えてみるとすごいことです。
 その「すごい」の中身は、ぼくの趣味に打ち込む姿でも、なにか特別な使命でも、写真家の撮るようなすばらしい写真でもありません。平凡な田舎で、畑を耕して暮らす様子を伝えているだけです。「すごい」のは「平凡な田舎」です。「田舎」はただそこに「田舎」として存在するだけでたくさんのなにかを、人間に与えてくれます。
 
 この写真は家から100メートル北東の竹薮です。細い竹なので藪に生えているクヌギやコナラのほうがはるかに背が高く、竹はもうすぐ若葉の陰になってしまうでしょう。竹薮討伐に意欲を燃やすぼくとしては、竹との闘争に勝って胸を張っているクヌギやコナラを撮ったつもりです。でもそんなことに関係なく平凡な緑の風景が、ただこうして「そこにあるだけでいい」。草や竹を刈って整えられた公園でなく、ほったらかしにされた自然がただそこにある。そんな自然をあたりまえのように眺め、きょうも山や畑ですることがいっぱいある。
 もし田舎暮らしに踏み切らなかったら、いまも街に暮らすしかありません。
「もし街で暮らしてたらいまごろなにしてるかな」とふと思います。
  
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