古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

ムシはどうしたらいいかなー。

2012年06月14日 06時17分06秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
  
 なんでこんな平凡な景色を大判でアップするんだ。おまえの村のゴミステーションか。 …… へー、そうですねん。すんまへん。ぼくのお気に入りの写真だもんで、いまはパソコンの背景に入れているのです。
 左のエノキは橋のそばに立っており、下を美嚢川が流れています。美嚢川の両岸は竹が生え放題で困ったもんです。村の道からゴミステーション(右のブロックで囲んだところ)までの地道は、ときどきぼくが草を刈りますし、ブロックの前の小さい花壇には道子さんが花を植えます。ついでにいうとブロックの囲いのそばに、かつて石の仏像だったような石ころがセメントでとめてあり、だれか村の人がときどき花を立てて祀っています。なんの変哲もない場所ですが、村の保健衛生委員を2年してここの世話をするうちに、お気に入りスポットの一つになりました。
 ムシが精力的に活動するようになり、道子さんはあれこれ苦労しています。
○ ゴマの苗が地中のムシに食べられ、ところどころ消えています。地表のチクチクを避け、地中から根を食べるのです。別のところにゴマを播き、苗立てをして捕植しなければなりません。実はゴマの畝は、五月まで草まみれでした。春とともにその草が繁り、しばらく放置していました。その後草を刈り、サラエで草を集め、何度も耕運して畝を立てました。そこにゴマを播いたのですがそれがよくなかったようです。草まみれのときにムシがしっかり卵を生みつけ、地中でウジムシになり、おいしい野菜の苗があるのでそれを食べて生長しているのです。冬に畝立てをしたときに黒マルチをかけておくべきでした。そうすれば草も生えずムシも卵を生みつけられなかったかも。
○ うちの家の前に神戸からときどき来て菜園をしておられる方がいます。そこのジャガイモの葉が、すっかりレース状にスケスケになっているのを道子さんが見て、「あれ、『ニジュウヤボシテントウムシ』に食べられたのよ。うちは私がずっとジャガイモを見まわって毎日何十匹と潰してたから食べられてないけど」といいました。その写真を撮って被害の様子をお見せしようと思っていたら、ジャガイモはすっかり掘られていました。今年はニジュウヤボシテントウムシが多いのかも。ジャガイモの次はナスビの葉っぱを食べますから見つけ次第潰さねばなりません。
○ ふつうのテントウムシは益虫ですから大事にしてあげなくてはなりません。アブラムシを食べてくれます。この春ブログで、他所の土手のカラスノエンドウにアブラムシがびっしりついているのを紹介しましたが、うちの畑にはアブラムシが来ませんでした。アブラムシは麦が大好きでまっ先に飛んでくると思ったのに。だからソラマメ、オオムギともにアブラムシにやられませんでした。場所がちがうとパスしてしまうことがあるのですね。
○ いま道子さんはトウモロコシのムシに毎日苦慮しています。アワノメイガが葉の裏に卵を生みつけ、それがウジムシになって雄穂に上り、そこから茎を下り、雌穂の実を食べるのです。だから毎日葉の裏に卵を生みつけていないか点検しています。ぼくにはどれが卵かわかりません。見つけられる人は少ないでしょう。トウモロコシは100本もあり、葉も増えたので大仕事です。はじめは4ミリの防風ネットで囲んでアワノメイガを防ぐ方法を考えていましたができませんでした。トウモロコシはもうすぐ実をつけますからアライグマにもねらわれます。動物ネットを張るか夜ラジオをつけにくるか。思案中です。
○ 毎年、道子さんは《小豆》をつくるのに大変な苦労をしています。ぼくはなにも手伝わないで、その苦労をブログで紹介してきただけでした。でも今年は小豆をつくらないほうに気持ちが傾いているそうです。大豆や黒豆に手がまわらなかったけど、今年はそちらをしっかりムシ防除しようと考えているんですって。
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