古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

セスジスズメは今年もコイモの葉っぱを食べてます。

2011年07月24日 03時23分31秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
             
 朝露もコイモの葉っぱの上では水玉になってころころ転がりますが、写真中央のみどり色の卵はしっかりくっついています。「かわいい卵を一つだけそっと産んで、なんて奥床しい産み方でしょう。どんなかわいい虫になるでしょうか」なんて感慨にひたってなんかいられませんぞ。これがコイモの葉っぱをがばがば食べるセスジスズメ(幼虫)の卵なんです。
 どんな幼虫になるかというと、この写真です。(去年撮った写真にしました)いまも毎日数匹ずつ見つけては踏み潰しています。太さは鉛筆くらいで10センチ以上の長さです。素手でとる気がしないので手袋をして捕り、踏み潰すか水たまりに落とします。
             
 体が大きいから食べる量も多く、ひと晩で大きな葉っぱをごっそり食べてしまいます。ですから畑に行くとコイモの葉っぱの表面を見てまわり、この卵を見つけては指先ではじき落とします。地面に落ちたら卵はかえらない、と勝手に思っているのですがどうでしょうか。毎日10個や20個の卵をはじき落としていますから、それをしなかったらコイモなんか育たないでしょう。
 移植した大豆も黒豆もしっかり育っていますが、葉巻虫などがつきはじめています。道子さんがアセビの煎じ薬などとふりかけていますが、今年も豆は虫にねらわれています。うちで採った大豆や黒豆で煮豆をつくると味がちがいます。ぼくらがそう思うだけでなく、あげた人が異口同音にそういわれます。葉っぱやサヤにつくムシもおいしいと思うのでしょうね。
 去年道子さんは一生懸命世話をして小豆をつくりました。ところが夜盗虫なども大豆や黒豆でなく小豆のおいしさにひかれて寄ってきました。小豆は無農薬でつくるのは絶望的な作物です。蛾は茎に卵を産みつけ、ウジムシになってすべてのサヤに食い込み、おいしい小豆を食べまくります。そこで今年はなんとか蛾が卵を産みつけるのを防ごうと新作戦を準備中です。蛾類は地上120センチくらいの高さのところを飛んできます。そこで200センチの高さの防風ネットで小豆を囲んでみよう、という作戦なのです。防風ネットは4ミリ角の目のものを購入しました。2メートル×50メートルのネットで4000円程度です。蛾が「あそこにおいしい小豆がある」と目の色を変えて高く飛んだらこの作戦は失敗します。(天井はネットを張りませんから)
 とにかくやってみることにします。
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