古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

ハマスゲ(最強の雑草)にどう立ち向かうか。

2010年08月28日 02時19分40秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 写真はハマスゲです。鉛筆と比べると大きさがわかりますが、根茎から出ている根は短いし貧弱で、いかにも弱々しそうに見えます。しかし手を伸ばして隣りの草とつながっています。左の根茎が伸びて、右のハマスゲを増やしたのです。下にもう一本手を伸ばしています。根茎を新たに増やすつもりでしょう。この根茎は『香附子』(こうぶし)という漢方薬の材料として売られており、この村の人はこの雑草そのものを『コブシ』と呼んでいるそうです。
 このハマスゲが畑の道路沿いの遊歩道にびっしり生えています。そして畑の畝に侵入しかけています。地下で根をのばして根茎を増やしているのです。根茎を掘り出して除去するしかありませんが、千株や二千株ではないし、10センチ以上の深さがありますから除去はぼくらには不可能です。
 畝間潅水をして二日目ですから、土はやわらかくなっています。そこで耕運機を持ってきてできるだけ深く耕してみました。遊歩道の部分と固くなった畝の部分ですから一度に深く耕すことはできません。
 うちの耕運機<ホンダのサラダFF500>は深度調節が6段階になっています。一段目は普通の運搬用で耕運爪は地面に着きません。きのうはまず三段目の深度で20メートルを往復耕し、五段目の深度で往復耕してみました。もちろん上の草は地面すれすれに刈ってからの作業です。
 いくらかのハマスゲは根茎が掘り起こされています。でももっと深いところから生えている根茎もあります。最高の六段目で往復してみました。全部根こそぎというわけにはいきませんがかなりの根茎が掘り起こされています。耕運した左右の部分も同じように三往復して幅1メートル50センチを掘り起こしました。
 でも掘り起こした土を引っ掻きまわして根茎を除去するとなると大変です。ざっと拾ってあとは芽を出してきたハマスゲを抜くしかありません。それでもあぜ道と遊歩道に生えるハマスゲを畑に侵入させない防波堤にはなるでしょう。
 ふだんは六段目の深度で耕すことなんかめったにありません。FF500は耕運爪が正逆同時回転しますから後ろに弾かれることがあり、一時間あまりの耕運にはずいぶん神経と体力をつかいました。でもなんとか防波堤でハマスゲを防ぐ見通しが立ったので愁眉を開いた気がします。
 前日見事に飾りつけたアライグマの檻ですが、写真に見える入口付近にばらまいた饅頭はすっかり食べられていました。でもチラシでカムフラージュした踏み板の上の饅頭、奥にぶら下げたドーナツや饅頭の切れ端はきれいに残っています。だれが食べたのでしょう。猫かカラスかアライグマか。あるいは甘党のヌートリアかタヌキか野ウサギかイタチか。いずれにしてもぶら下がっているドーナツを眺め、「あー、あの一個まるまるのドーナツにかぶりついたらしあわせだろうな」という誘惑に打ち勝って踏み板の前で踏みとどまった忍耐力をほめてあげることにしましょう。もう一日このまま様子を見ます。
 
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