ウッドデッキの前です。柵沿いに植えた、いろんな花が咲いています。道子さんの仕事です。神戸の名谷に暮らしていたときは、駐車場わきにプランターを置いて、花を咲かせていました。田舎に暮らすようになって、花のスペースが広くとれるようになりました。ウッドデッキ前は花畑です。裏山の花畑も、つぎつぎと花を咲かせています。
花を育てるのも、年季が入っていますから見事です。
山のほうはいま百合が花盛りです。
百合も、色が多彩で、あちこちに咲いています。味気ない竹藪だった裏山の平坦部がこんなにたのしめるスペースになるのか。感心します。
うちの場合、田舎暮らしが『家庭菜園』だけでなく、裏山の仕事があって〈たのしみ〉が何倍にもなっています。
2006年の春、この場所が気に入って、小さい家を建てて暮らすようになりました。そのときは、裏の竹藪は、未知の、暗黒の、さわるべきでない、侵入すべきでない、かかわりを持ちたくない、別世界のような存在でした。
それが、竹を伐って、ふれあってみると、実に豊かな自然が息づいています。植えた樹木はどんどん生長して、森になります。竹は毎年次々と生えるけれども、樹木が優勢になると、勢力図が少し変わってきます。いまでは、畑仕事と並んで、山仕事(庭仕事)は大きなたのしみになっています。菜園は考えていたけど、山仕事は田舎暮らしをはじめる前は思いつきませんでした。
全国の放置竹林はすごい面積です。これが大きな楽しみを秘めている。
竹藪を開拓し、木を植え、花を植え、何かを造ったりして(例えばぼくの作った花見デッキとかアズマヤとか)、菜園と異なる大きな喜びを与えてくれます。
田舎暮らしをはじめるなら、50~100坪程度の菜園と竹藪があるといいですね。