hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

まなざし

2019-02-13 05:31:45 | 日常
洗足の卒業試験だった。



ずっと前は2号館の大講堂で行われていたが、その2号館が取り壊されてからか、いつの間にか前田ホールで行われている。



男性はダークスーツ、女性は色とりどりのドレス姿に身を包むのも、いつの間にか恒例になったようだ。



この大学で働き始めたばかりの頃は、学生を応援し、立派に演奏し、卒業して旅立って行く姿を見て、嬉しくもあり寂しくもある、なんとも言えない気持ちなっていて、今もそれは変わらないが、ここ1〜2年程前から、学生たちをここまで育てたご父兄のご支援の凄さを、併せて感じるようになってきた。



今日も客席には学生に混ざってご父兄と思われる方々が来場しており、精一杯演奏している学生に向ける眼差しとお気持ちを考えると、私も色々な思いがこみ上げてくる。

尚美授業2018年度(第29回)

2019-02-12 06:10:38 | 尚美
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授業メモ

E限
本、総2年生 ベーシックトレーニング
・敏しょう性を上げる練習
・アルティッシモ その2
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まずは東京音大へ。







チョコレートをいただいた。





尚美に向かい、授業前に時間があったので、買い物しようとラクーアに入ったら大変な賑わいで、今日が祝日だったことを思い出し、レジ待ちの長蛇の列を見て、時間に間に合わないと判断して諦めた。

準備

2019-02-11 06:48:02 | 日常
前から楽しみにしていた演奏会に伺う予定だったが、私自身の演奏会の準備が思いのほか進んでおらず、行くことを泣く泣く諦めて準備の時間にあてた。


昼間に買い物に出かけたのも久しぶりだった。

ふと その4

2019-02-10 05:50:33 | 日常
昨日の投稿に記憶違いがあり、洗足3年生の、彼らの試験の演奏は2年前にも聴いていると、学生さんから指摘されてしまう。
私ももう歳だろうか。




セントラル楽器をお借りしてレッスン、その後は洗足にてアンサンブルの合わせ練習をした。






昨日の続き。




両親は私の卒業後のことを大変心配していたが、4年生の秋、日本管打楽器コンクールで第一位をいただいたこと、翌年の春に地元でリサイタルを開催したこと、そして何よりも先生が私の母に音楽を続けていくことを説得してくださったことで、私はその後も勉強を続ける事ができた。




ちなみに日本管打楽器コンクールでいただいた賞金の使い道は、先生から半ば強制的に決められて、まずは上等な燕尾服を生地から仕立ててもらって20万円、残りは自動車教習所へ通って運転免許を取得して40万円ちょっと支払って使い切った。
燕尾服は20年以上経った今でも使っていて、形に残るものに変えることができて、今では良かったと思っている。




ひとまず終わり。
またふと思い出した時に書き留めておきたい。

ふと その3

2019-02-09 07:36:49 | 日常
今日は洗足3年生の試験。


この学年の試験を聴くのは初めてだった。


譜面台が用意されて、その上で講評を書いたが、書きづらくていつにも増して字が汚くなり、受け取った学生はさぞ驚くだろう。





さて、昨日の続き。



高校を卒業して進学し、そこでの初レッスンはベルビギエの2番とグラズノフの16番から最後まで。
「グラズノフは問題無い。それよりも秋の日本管打楽器コンクールを受けてみないか?」と聞かれ、「受けたいです」と答え、「じゃあ、急いで楽譜を買ってきなさい」と言われて、グラズノフの楽譜の裏表紙に課題曲を書いてくださった。




スペルが少し違っているが、しかしその場でさっと書いてくださったのを見て、私も主要な作曲家くらいは原語で書けるようにしなければと思ったものだ。





学校生活は音楽漬けで、それは幸せなことではあったが、しかしそれ以外は少し荒んでいたかもしれない。
プライベートでは楽しいとは言い切れないこともたくさんあったが、しかしみんなが同じ道を歩んでいるのが心強く、同志達には支えられて、先輩には大変お世話になった。




経済的理由により2年間しか通えないはずだったが、2年生に進級した際、特待生に選ばれて授業料が半額免除に、3年生からは全額免除にしていただいた。


(続く)

ふと その2

2019-02-08 05:05:55 | 日常
今日は東京音大1〜3年生の試験だった。







朝一からクラリネット1〜3年生を聴いた後にサクソフォンへと続くのが恒例となっている。






さて昨日の続き。


専門的な勉強をするぞと決めて本格的にレッスンに通い始めたのは高校三年生の春で、その後夏が来て秋が来て、そして受験をした。

受験課題は任意の練習曲か楽曲とのことだったので、私はラクールの41番を演奏。推薦入試とは言え当時は競争が激しく、特に受験者の多かったサクソフォンは3分の1が落とされていて、スタートの遅かった私もどうなるか心配だったが、ありがたく合格した。後から聞いた話では一番の成績だったそうだ。


その後も変わらずレッスンに通い続け、エチュードはラクール、クローゼ、ブレマン第一巻を終えて、高校生最後のレッスンではベルビギエの1番と、そして楽曲をという事でグラズノフの冒頭から練習番号16番までを聴いていただき、「もしもあと一年浪人すれば藝大に合格できるくらいのレベル。ようやくスタートラインに立てたな。」とのお言葉を頂戴した。



(続く)

ふと

2019-02-07 06:20:41 | 日常
洗足一年生の実技試験を聴きながら、私が高校二年生の頃、初めて個人レッスンを受けた時のことをふと思い出した。


先生のご自宅に伺った時、まずリードを選んでくださり、何も教材を持っていない私に音階の本を見せてくださって、簡単な調性の音階を初見で吹いて、その直後「アマチュアでやってくなら、これだけ吹けてれば十分じゃないのか?」と言われて愕然とした。


見込みがないと思われたのか、その時点で言葉が出てこなくて、勇んで乗り込んだのにコテンパンにやられて重い足取りで家に帰った。


帰宅してから考えて、もしかしたらあの時、私に専門的な勉強をする気があるのかどうかを試していたのではないか。これまでの生ぬるい練習とは比べ物にならないと、そこはかとなく選択を迫られていたのではないかと思い、静かに覚悟を決めた。


(続く)

尚美授業2018年度(第28回)

2019-02-05 04:48:51 | 尚美
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授業メモ

E限
本、総2年生 ベーシックトレーニング
・視聴CD:Régis Campo: Zapp'art (Grand ensemble de saxophones du CNSMDP)
・アルティッシモ その1
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先週からの1週間はとても慌ただしく、私も練習しなければならない曲を忘れそうになる。

密かに

2019-02-04 05:29:03 | 日常
府中にて、東京都アンサンブルコンテストの審査だった。








これまで、予選は何度となく審査仕事はあったが、その次の都大会は初めてのこと。




密かに楽しみにしていた津多屋さんのお弁当。





今回も余裕で完食。

行って戻って

2019-02-03 05:20:57 | 日常
洗足レッスン。




実技試験がいよいよ来週から始まることもあり、学生たちの間で、この時期特有の緊張感が漂ってきた。





そんな中、途中でレッスンを飛び出して元生徒のリサイタルを聴いた。





トークと交え、ゲストをも招いて、とてもアットホームな素敵な会で、演奏はもちろん、演奏者の人間的な魅力に改めて感心した一幕だった。





終演後はゆっくり挨拶もできず、再びレッスン室に戻ってレッスン。

共演者

2019-02-02 03:51:16 | 東京音大
東京音大付属高校の管打の生徒たちの実技試験で、みんな緊張しながらも、実力を出し切った素晴らしい演奏だった。









さらに際立っていたのが、共演していたピアノの生徒たちで、自身の試験もあっただろうに、魅力的なフレージングと音色で共演者を支えていたのが印象的だった。

おさらい会

2019-02-01 04:06:43 | 洗足
洗足でおさらい会だった。








今回は卒業生や他の先生に習っている学生さんなども参加してくれて、賑やかな会になった。






私もいつものように一曲演奏して、やはり今後の取り組み方を考える機会になった。