hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

市民交流室で

2019-02-23 06:55:33 | 日常
ミューザ川崎の市民交流室に於いて、洗足の学生や卒業生のアンサンブル演奏会で、私もカルテットでベルガマスク組曲と、そして最後に全員でトマジのバラードを演奏した。



トマジは、道化師の憂鬱な心情をあらわしたマラールの詩から着想を得てこの作品を書いたというのは有名な話で、楽譜にもその詩が書かれているが、それはピアノスコアやオーケストラ譜にではなく、サクソフォンのパート譜にのみ書かれているのが、私としては興味深い点だ。



今日はサクソフォン奏者だけによる演奏会で、それだけが理由ではないが、今日は共演者に対して演奏で色々な抵抗をしながら臨んだが、共演者や聴衆はどう思っただろうか。



家路につきながらそんなことを考えた。