hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

10年

2016-09-24 00:09:18 | 日常
2006年9月23日からこのブログを書き始め、今日でちょうど10年経った。

開設してから3652日、記事件数はこれを入れると3980件、大台まではあと20足りなかった。

書き始めた当時はスマホなどではなく、カメラ無しの携帯電話だったため、主に小さなデジカメとパソコンを使って更新していた。

開設した当時の動機は「日々雑多に考えいてることを整理したい」、「文章力をつけたい」等だったが、10年経ってそれらが向上したかは甚だ疑問で、昔の記事の方が細かなことまでよく考えていたし、文章の「てにをは」もしっかりしていたように思う。


2006年は私にとって忘れられない年で、春に尚美の講師となり、夏にはパリ音楽院第三課程にいたジェローム・ラランと一緒にスロベニアのコングレスに参加、鈴木純明さんに作品を委嘱し、「アンチエンヌ」が誕生、その後ジェロームと一緒にフランスや日本で公演を重ねて、彼と周囲の作曲家、そしてフランスの文化や慣習に触れて、彼らの能力の高さに愕然としつつも、充実し、大変刺激的だった。


当時の私が10年後のことなど考えていたは覚えていないが、当時の記事をいくつか見返すとこんなことを書いていた。
「歳をとるほどに、どうしても思考が固執しがちになるのに対し、若い子達の考え方は柔らかい。
私は40歳、50歳になっても若い世代の思考を理解できるような人になっていたい。」



いつまで書けるかわからないが、私が元気に生きている証として、これからも日々の思いを綴っていきたいと思う。