hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

武者震い

2016-09-11 01:11:28 | 日常
昨日に引き続き、今日も洗足レッスン。




急遽、お昼過ぎに終えて湘南新宿ラインに乗って群馬県藤岡市へ。



新井さんのお通夜に参列した。


高校2年生の秋、卒業後の進路を考えていた頃、調べて取り寄せた音楽専門学校パンフレットの中の記事に、「卒業生インタビュー」として新井さんが掲載されており、すでにトルヴェールカルテットやシエナウインドオーケストラでの活躍は伺っていたものの、この学校の卒業生だという事をその記事で知り、同時にそれが私を音楽の道と、この学校に進学することを決断させるきっかけとなって、その記事を読みながら私自身も覚悟を決め、生まれて初めて「武者震い」した瞬間でもあった。

新井さんは記事の中で、「私は周囲の人たちから色々な活動の場に導いてもらった」という内容を語っており、その記事、そしてお写真、CDで聴く演奏から、きっと多くの人から愛される方なのだなと感じ、それ以降、私にとって新井さんは先輩であり、先生でもあり、そして指針であり希望でもあった。


残されたご家族の悲しさはいかばかりか。
葬儀の慌ただしさ故、気を張っていらっしゃる様に見受けられたが、これからの事を思うととても気がかりだ。