今日は尚美の実技試験だった。
皆、暗譜で緊張しつつも一生懸命演奏していた。
独奏曲を初めて披露する一年生も多かったのではと思うが、とは言え例年と比べてレベルがずいぶん上がったように感じた。
最近の私は時間があまり無い中で、学生がちゃんと考え及ぶ前に、技術的なことや手段ばかりをレッスンで話してしまっているような気がする。
技術的なことは音を出している時が大事かもしれないが、音楽や芸術的なことは、むしろ音を出していない余白だったり、音をのばしている時が大事といえるかもしれない。
例えばフェルマータは「長くのばす」のではなく「止まる」ということで、基本的にはそれまでのエネルギーの大きさに比例して長さが決まる。
終えるためのフェルマータだったり、次に進むためのフェルマータだったり、フレーズがフェルマータに向かっていたり、フェルマータがフレーズを迎えていたり。
難しいなと感じた一日だった。
皆、暗譜で緊張しつつも一生懸命演奏していた。
独奏曲を初めて披露する一年生も多かったのではと思うが、とは言え例年と比べてレベルがずいぶん上がったように感じた。
最近の私は時間があまり無い中で、学生がちゃんと考え及ぶ前に、技術的なことや手段ばかりをレッスンで話してしまっているような気がする。
技術的なことは音を出している時が大事かもしれないが、音楽や芸術的なことは、むしろ音を出していない余白だったり、音をのばしている時が大事といえるかもしれない。
例えばフェルマータは「長くのばす」のではなく「止まる」ということで、基本的にはそれまでのエネルギーの大きさに比例して長さが決まる。
終えるためのフェルマータだったり、次に進むためのフェルマータだったり、フレーズがフェルマータに向かっていたり、フェルマータがフレーズを迎えていたり。
難しいなと感じた一日だった。