虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

デモ割で一杯

2012-08-18 | 日記
久しぶりに梅田に出る。若い女性のファッションにびっくり。山奥の田舎ではお目にかかれない人たちだ。
梅田で一杯ビールを飲んだあと、約15分ほど歩くと、高い関電本社ビルが見える。ここは江戸時代は各藩の蔵屋敷が建ち並んでいた中の島。今は、朝日新聞社や毎日新聞社もあるオフィス街。

毎週金曜日午後6時頃から8時頃まで本社ビル前で抗議集会(デモはなし)があるが、少し早すぎたので、まだ100人くらいしか集まっていなかった。

団体の旗や幟はなく、それぞれが自由に自分の意志で集まった人々で、警官の姿もなく、いたって平穏、日常的な雰囲気だ。一人(女性だった)がマイクで「原発やめろ」「再稼働反対」をくりかえす。老若男女さまざま。


ちょうど、関電の退社時間なのか、ビルから社員が粛々と出ていき、どこかへ消えていった。どんな思いで、この抗議集会を受け取っているのだろう。いっさい、無視、関知しません、なのだろうか。

ビルのフェンスには、「リボンや掲示物をかけないでください」の張り紙がある。しかし、フェンスにはたくさんのリボンが。フェンスの向こう側には警備員さんたちが立っていて、警備員さんに文句をいっている人もいた。警備員さんもつらいよな。警備員の仕事はけっこう長くやったことがるので、同情する。関電の社員らしき人が、フェンスの向こうからこちらをカメラでとっていた。もし、なにかあったら、器物破損などの証拠写真でもとるつもりなのだろうか。

いろんなチラシを手渡された。
その一枚に「デモ割」という飲み屋さんを案内したチラシ。デモに参加したといえば、ビール一杯無料にしてくれたり、サービスしてくれるそうだ。これは、いい!と集会を早々と退出し、チラシを握って焼き鳥屋さんに直行。福島駅近くで、居酒屋さんが多い場所だ。生ビール280円が無料になった。飲み助で満席になるはずの金曜日の午後だが、客は自分たちを含めて2組のみ。「景気悪いです。特にこの界隈飲み屋が多すぎてあきまへん」といっていた。店長含めて授業員3名。給料、出せるのだろうか、とここでも同情。しかし、デモや集会で飲食店のチラシを配るのも、いいアイデアではある。