虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

映画「パリは燃えているか」

2009-11-14 | 映画・テレビ
昨日、録画しておいたBS映画「パリは燃えているか」を見た。

以前、見たことはあるのだが、途中であきてやめてしまったが、今日は最後まで見た。
連合軍のパリ解放までの動きをレジスタンスたちの活動を中心に淡々とドキュメンタリー風に描く。おもしろかった。これは大人の映画だと思った。白黒映画だが、最後は現代のパリを上からカラーで描く。なかなかしゃれてる。

往年のスターがたくさん出てくるのも楽しい。オーソン・ウエルズ、イブ・モンタン、アラン・ドロン、ジャン・ポール・ベルモンド、カーク・ダグラス、グレン・フォード、「アンタッチャブル」のネス役のロバート・スタック、アンソニー・パーキンス、ジョージ・チャキリス・・・、きりがない。監督はルネ・クレマン。音楽はモーリス・ジャール。モーリス・ジャールって、ほんとにいい映画音楽を作る。

第二次世界大戦が終わり、せっかく平和がもどったのに、なぜ、今なお、戦争をしているのか、映画を見ながら不思議に思わせられる。これは反戦映画だ。

ドイツ軍将校が降伏が決まったとき、「これで「戦争と平和」が読める」とつぶやいていた。