虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

播州の寺 法道仙人

2009-11-07 | 日記
丹波、丹後、播州は近場だし、見るべき名所はだいたい行ったつもりだが、加西市の一乗寺というのはまだ行ったことがないので、行ってみることにした。できたら紅葉の風景も見たかった。

一条寺に行く前に、加東市の朝光寺、清水寺にも寄った。

朝光寺は、だれもいない。国宝なのだが、無人。もちろん、入場料なんかいらない。そばには小さな滝もある(名前を忘れた)。いかにも古刹。だれにも見られず知られず、ひっそりとそこに立っている姿がいい。

播州清水寺は、広い駐車場があって、観光バスも止まる。西国33寺の一つだ。朱い門は、いらっしゃい、と招いているよう。根本中堂、大講堂、薬師堂、平清盛の母祇園女御が建立した多宝塔跡とかいろいろある。紅葉もきれいだった。その井戸の水に顔を写すと3年寿命が延びるといわれる井戸もあり、もちろん、のぞいた。これで3年は大丈夫だろう。

朝光寺、清水寺は以前、来たことがあるが、一乗寺(加西市)は初めて。
ここも広い駐車場があり、観光バスが止まっている。西国33カ所巡りツアーの観光バスだ。

石段を登ると、三重の塔がある。今日はご開帳の日とかで、拝観料400円のところ300円にしていた。

ところで、今日訪れた朝光寺、清水寺、一乗寺も開基は法道仙人とある。
法道仙人とはインドから推古朝の頃にやってきた謎の超能力者らしい。播州にはこの法道仙人が関わる寺が100カ所以上もあるらしい。三田の花山院もそうらしい。

仙人というなら、老子、荘子の系統の人かもしれない。おもしろい。

清水寺では、お経が聞こえてきた。あのお経、あの調べは1000年以上前から変わらないものなのだろうか。1000年以上前の調べを聞いていることになるのだろうか。

ちょっと早いけど、今日は紅葉を鑑賞できてよかった。寺よりもやっぱり紅葉がいい
画像は一乗寺の三重塔。他の画像は古本うしおに堂の店長日記にものせるつもり。