虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

いいかげんにしてくれ民放

2007-01-07 | 映画・テレビ
年末年始のテレビ、民放ではあちこちで、細木数子がでているのであきれる。

教育について語り、歴史について語り、いまや儒学の中庸の道まで説く。儒学は嫌いではないけど、この人には徳を語らせたくないではないか。出演者全員が、なるほど、と感心したように聞くスタイル。アナウンサーの徳光はじめ、この人と平気で共演する人はわたしの信用という点では落第。なぜこんな人をテレビに出す?ただ視聴率がとれるからなのか?テレビ局では、タレントや俳優でも何か少しでも不祥事があると、よく番組から降ろしている。だったら、こんな人をこんなに持ち上げていいのか?(そのうち必ず正体がばれる。そのときにどう弁解するのだろう)。もはや占い師という扱いではなく、例えば、戦争中の徳富蘇峰みたいに、国民道徳を説いている(局がしむけているのだろうけど)。昔は徳富蘇峰、今は細木数子なのかよ。

大昔、テレビ文化を「一億総白痴化」を評した人がいたが(大宅荘一だったか?)、今に比べたら、昔はまだまだ良識があった。今のテレビ番組、一部のわずかのドラマは別にして無残に崩壊してしまったのではなかろうか。テレビ局に品格はない。テレビから流れてくる番組はもう公害。テレビの不買運動がおきてもおかしくない。