らんかみち

童話から老話まで

18号がこれほどとは!

2015年09月10日 | 暮らしの落とし穴
 自然災害が発災するたびに「あんな所に家を建てるのが間違っている」という声が聞こえてくるけど、それを言いだしたら日本中で住むところが無くなるだろうよ。
 海沿いに住めば津波、山側に住めば土砂崩れ、川沿いに住めば氾濫。日本の家屋のほとんどは沖積平野にあるんだから、鬼怒川の決壊被害も蓋然性が高かったと言えばそうなる。

 国産の公害は規制や企業努力によって克服してきた日本ではあるけど、温暖化による災害(生物によるものも含む)は一国だけではどうにもならない。大陸の公害物質も飛来してくるし、ISみたいな脅威も増えこそすれ減ることはない。個人情報の漏洩も災害クラスの損害を被る。この上に原発の心配なんかしたくない。
 18号は大したことないと高をくくっていたらこの被害だ。当地は運が良かっただけで決して他人事ではないけど、なにはさておき被災地にお見舞い申し上げたい。