らんかみち

童話から老話まで

勝てない餃子屋は・・・

2014年09月11日 | 酒、食
              

 愛媛県今治市民の焼き鳥好きは全国的に有名らしい(人口当たりの焼鳥屋軒数で全国1、2を争っている)が、愛媛県における餃子の消費量は47都道府県中43位だとか。さもありなん、地元のスーパーではチルド餃子も冷凍餃子も申し訳程度の品揃えだ。

 ただ興味深いのは、香川県方面に足を運ぶと、西条市、新居浜市辺りのスーパーでは「餃子専用の挽き肉」を見かけることができる。粗目の挽き肉は餃子にしたとき口の中で存在感を発揮してくれるんだよね。
 うちの田舎でも昔は餃子に合う挽き肉が売られていたらしいけど、肉屋さんの代替わりとか諸事情があるんだろうね、今は並目の挽き肉しか手に入らない。

 そんなことに思いを馳せながら、本日は手作り焼き餃子。ちょっと挽き肉の味に問題があって、普通は入れないニンニクとニラを入れてみた。ニラはちょうど新ニラの季節でって、それがどないした? 新ジャガみたいな御利益はないけど、そこはそれ気持ちの問題よ。

 包み方は未だに下手だけど、肉漏れとか爆発はしなくなった。皮をくっつけるための水が要らなくなったのも狭いスペースで手間が省けて良い。あとは味なんだが、なにかが違う。
 パン粉などで増量している市販の冷凍餃子などの味は凌駕しているつもりだけど、「勝てない餃子屋は、もうない」と胸を張れるほどじゃないんだよね……。