らんかみち

童話から老話まで

コシアブラが育ちそうだ!

2013年04月10日 | 酒、食


 寒い地方に住んでいる姉に「コシアブラの芽が欲しい」といったら、「自分で栽培してみたらどうか」とそそのかされ、やってはみたけど難易度が高い。トゲ無しタラの木のように分根という方法もできるらしいけど、専門家の研究分野という印象があって、それなら売っているのを買った方が早いのだろう。
 
 なぜコシアブラを自分で栽培するような無謀なことにチャレンジするかというと、美味しいからに決まっている。タラの芽は山菜の王様と呼ばれているらしいけど、個人的には山菜の女王様と呼ばれるコシアブラの方が好きかも。
 そう思っている人も多いようで、産地では乱獲の憂き目に遭っているらしい。高木なので、タラの木のように採取し易くないのも災いしているんだろうか。

 写真は土曜日に撮影したものだけど、今朝見たら立派にコシアブラの芽になっている。食いて~! 天ぷらも良いが、トゲが無いので高い熱をかける必要はないから、バター炒めくらいで生っぽさを残しながらいただけるのが嬉しい。

 もちろんトゲ無しタラもバター炒めは乙だが、上品な味になって山の恵みをいただいている印象に欠ける気がする。コシアブラの芽は育ってしまうと獣臭くなってしまうようだけど、この一歩手前がたまらない。獣臭くなっても流水でアクを抜けば大丈夫。調理法はまだまだ手探りだが、どうやって食っても美味いものは美味い。これが自分の畑で採取できる日が来るのかねぇ。