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登山、渓流釣りを卒業して四季の花を愛でています

白山麓の出作り小屋を訪ねて

2016年09月13日 | インポート
今年の夏は猛暑が続きましたが、さすがに9月に入ってからは朝晩が過ごしやすくなって、日中の気温も30℃以下の日が続いています。
北陸の渓流沿いの山には夏の間、地元では「オロオロ」と呼んでいる小さなアブが大量発生するので、夏の間は皆さん渓流沿いの山は敬遠して近付きません。
先週にそろそろオロオロもいなくなる季節なので、友人と白山麓の出作り小屋の知人を訪ねてきました。


やっと車が入れる程度の山道から小さな沢を隔て向こう岸に出作り小屋はあります。
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出作りとは冬の間は里で暮らし、雪が解ける頃から山の小屋に移り住んで、焼き畑でヒエやアワ等の食料となる雑穀や野菜を耕作する傍ら、養蚕や炭焼きなどで現金収入を得て暮らす山の民の生活スタイルです。
白山を取り巻く石川県や福井県の山では昭和30年代までは盛んに行われ、出作り小屋も沢山あったようですが、出作りをする人達の高齢化と、一方では山村で暮らす人達の生活スタイルが変わり、後継者がいない事などでほとんどの出作り小屋が原野に戻ったようです、ここの出作り小屋は県内で出作り先に現存する唯一の出作り小屋です。
林道から沢に降りて丸木橋を渡って出作り小屋に行きます。
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小屋の周辺に咲いていた花などを写してきました。
     花の名前は良くわかりませんが、ペンステモン?
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ほおずきが赤く色付いて綺麗でした。
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ノコンギク
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ギボウシ
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サラシナショウマ
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ウバユリの実
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山の湧水から引いてきた冷たい水か溢れていました。
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主人は80歳を超える高齢になったので、以前のように広範囲の焼き畑を縮小して小屋の周りに野菜を造ったりキノコ類を栽培して楽しんでいるようです。
ここに来るのは春の山菜の時期以来で久し振りにお逢いしました、お茶を御馳走になってしばらくお話をして帰りました、おそらく来春の山菜の時期までお逢いする事がないと思います。


ご訪問ありがとうございます。
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