go の let's goシニア

リタイヤ・・何でもヤリタイヤ
登山、渓流釣りを卒業して四季の花を愛でています

新緑の山へ

2015年04月26日 | インポート
4月22日から晴天が続いています、25日の土曜日に友人の所有する山の渓流に釣りとトレッキングを兼ねて出かけました、めぼしいポイントには釣り糸を垂れますが釣果にはこだわらずこの時期の山菜の方に気を取られていました。
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冬の間眠っていた山は息を吹き返したように活動を始めます、山笑う季節の到来です、抹茶色の新しい芽吹の色を見るときに一年間生かしていただいた感謝の気持ちが湧いてきました。
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今年の北陸は平野部では雪が少なくて助かりました、山は例年になく残雪が多くてこの時期になっても沢筋の道には沢山雪が残っていました、渓流沿いの道をふさぐ雪を踏みしめて上流を目指します。
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このところの好天の陽ざしで雪融けが進み渓流の水量は多く川幅いっぱいに流れています、堰亭下のポイントで良い形の岩魚が釣れました。
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例年ならばこの時期にはウドが旬を迎えるはずですが、今年はウドはまだ芽を延ばしていません、逆にこの時期は遅いはずのコゴミが旬を迎えていました。
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日当たりのよい斜面にはキクサキイチゲの花が群生していました。
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支流の湧水のほとりにはワサビがきれいな緑色の葉を広げ清楚な白い花を咲かせています。
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一見食べられそうな山野草ですが、これはちょっと危ない草花です、名前は「ハシリドコロ」と言って全草に毒があります、間違って食べると錯乱して走り回るとの事から名前がつきました、食べると中毒症状を起こし、嘔吐、下痢、瞳孔散大、幻覚などの症状で最悪死に至る毒草です。
昔から「毒と薬は紙一重」とか「毒を以て毒を制す」との諺の様にトリカブトと並んで毒草ですが、この草に含まれる「ロートコン」という成分は薬として日本薬局方に納められています、現在市販の胃腸薬の一部にはこの「ロートコン」が含まれているものもあるそうです。
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ハシリドコロは初夏には枯れて冬をこします、春に芽を出してこの時期に花を咲かせます、実際にみられるのは早春から初夏までです。
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草の中にスミレが群がって咲いていました、スミレにも多くの種類があるようですが、種類はわかりません。
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樹林の中に背丈の低いチゴユリが咲いていました、小さな可愛い花がうつむいて咲いています、自己主張をしない控えめな花です。
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少し薄暗い林の中に真白な花を咲かせているイカリソウです。
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こちらは日当たりのよい斜面に群生していたカタクリの花です。
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向かいの山の新緑の木々の中にヤマザクラの白がアクセントをつけていますた。
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こちらはヤマザクラでしょうか、ピンク色のきれいな花が満開です。
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新緑の抹茶色の木々が陽の光を受けて眩しいばかりです、これから日毎に緑を深めていって初夏には滴る緑の山に代わることでしょう。
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気の向くままの山遊びの情景を書いてみました、最後までおつきあい頂いて有難うございました。










獅子吼高原(シシクコウゲン)へ林道を辿る

2015年04月20日 | インポート
今日は前線を伴った低気圧が発達しながら日本海を北上する為に全国的に雨のお天気になっています、昨夜から未明にかけて奄美地方の徳之島では記録的な大雨が降ったようです、今日は本州南岸沿いの地方では今年一番の大雨になる予報が出ていますが、北陸は今朝から厚い雲に覆われて時折雨が降っています。

北陸の染井吉野の桜も一週間程前に散って緑の新芽を伸ばしています、花見シーズンも終わりこれから新緑のシーズンに入りますが、先週の土曜日に今年初めての獅子吼高原への林道のドライブに行って来ました。
登り始めは海抜300m前後の山ですが、木々が新芽を出しはじめていますが全体的には冬枯れの山の様相です、道の端の草がわずかに緑に萌えて春の息吹を感じました。
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毎年このシーズンに来た時に咲いているモクレンの花が今年も奇麗な花が咲いていました。
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海抜500mぐらいから上の道にまだ雪が残っていました、ここからの道は傾斜のきつい山道で左側が深い谷になっていて所々にはガードレールがありますが、ガードレールのないところでは慎重に運転しないと脱輪すれば谷底へ一気に落ちてしまいます。
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これから登る林道が山の上まで伸びています。
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車一台が通れる幅に除雪がしてありますが対向車が来ればどちらかの車が交差出来る所までバックしなくてがいけません、対向車がこない事を祈って進みました。
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しばらく登ってから反対側の谷間を見ると金沢市の水瓶の内川ダムの湖面が青く見えました。
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向かいの斜面に内川ダムへ続く風吹き林道が山肌に見えました。
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獅子吼高原へは鶴来町の麓駅のパーク獅子吼から山頂駅のスカイ獅子吼までゴンドラに乗って訪れる人がほとんどですが、私の様に林道で来る人は少ないと思います、その為に頂上まで車が入れないように1km程手前にゲートがあって関係者以外の車はそこでストップです、そこに車を停めてそこから熊鈴をつけて山道を写真を撮りながらのんびりとハイキングしました。
ヤマザクラが満開に咲いていました。
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クロモジの新芽と花が綺麗でした。
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木の枝に房状に下がって花が咲くキブシの花です。
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足元にはスミレの花が咲いていました、スミレは多くの種類があるようですが、このスミレ種類は分かりません。
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猩々袴の花が道の端に一杯咲いていましら。
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鋭い棘のある木にきれいな花が咲いていましたので写してきました、以前の記事を書くときに調べたらニガイチゴの花でした。
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このシーズンの獅子吼高原は訪れる人もなくゴーカートコースも閑散としていました。
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キャンプ場から日本海方面を見ましたが黄砂の影響でしょうか、遠くが霞んで見えます、白山より流れる手取川が平野に出て大きく蛇行して流れる光景が見えます。
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この獅子吼高原は麓からの急な斜面に日本海からの風が当って上昇気流が発生するのでパラグライダーや今では少なくなりましたがハングライダーのメッカになっています、毎年全国的な大きな大会も開催されています。
この日は強い南風が吹いていて生憎パラグライダーは飛んでいませんでしたが、以前に撮った映像がありますので掲載します、ちょっと分かりにくいと思いますが、専用のパたグライダーで熟練した人が体験者を抱き抱えるようにして飛ぶ「タンデムフライト」が飛びたつところです。(映像をクリックしてご覧ください)
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これからは野に山に新緑の季節になります、間もなくゴールデンウイークも訪れます、この季節は活動するのにも丁度よい季節です、お天気が良い日は大いに外に出てアウトドアーを楽しみたいものです。

お終いまでご覧頂いて有難うございます。








今年初めての渓流釣り

2015年04月16日 | インポート
今年の冬は金沢周辺の平野部の雪は例年に比べて少なくて大分楽な冬でした、自宅近くでは除雪車で除雪したのは一回だけでした、それに比べて山は例年並み以上に沢山の雪が降ったようです。
毎年釣り仲間で三月末の解禁に合わせて初釣りを兼ねて山の温泉に行く事が恒例になっていましたが、今年はその頃には沢山の雪があって危険が伴うので控えていました。
先だってから友人と釣りの予定を立てていました、週間予報で16日はお天気になる予報でしたので今日行く事にしていました、予報通り昨日までの不安定な気候も落ち着いて今日は絶好の釣り日和になりました。
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気温が上がって山の雪融けで渓流は一面に白い泡を立てて凄い勢いで流れ落ちています、水が落ち着くと渕が出来て釣りのポイントになるのですが、思うように釣りが出来ませんでした。
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渓流に咲いていたキクザキイチゲの花、雪が解けるとすぐに花を咲かせる逞しい植物です。
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エンレイソウ(延齢草)も青い葉をひらいて中央に小さな紫色の花をつけています。
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今日の二人の釣果です、いつもの様にゆっくりと朝食を済ませて、家を9時に出発して、釣り場の渓流に着いたのは11時過ぎていました、釣りをやめたのが午後3時頃でしたので昼食をいれて3時間半ぐらいの時間でした。
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最近は糸を垂れて釣れれば良し、釣れなくてもあまり釣果にはこだわりません、今日は初めて行った渓流ですので釣ってみるまで釣れるかどうか分かりませんでしたが、良い環境の中で楽しませて頂きました。

最後までご覧頂いて有難うございました。







卯辰山公園

2015年04月10日 | インポート
金沢市の卯辰山公園は桜の名所として知られています、その公園の谷間に四百年の森があります。
この四百年の森は、昭和57年に加賀藩祖前田利家の金沢入城400年を記念して整備されました。
谷あいの斜面約2ヘクタールに芝生が敷かれ、約250本の桜が植えられています。園内はあずまやが建てられ、散策路や駐車場が整備されて市民の憩いの場として親しまれています。

9日の朝刊に四百年の森の桜の花の写真が載っていました、このところ不順な天候が続いていましたが今日は朝からスッキリと青空でお花見には絶好のお天気になりました、今日はこれといって予定もないので遅い朝食を済ませてからお花見に出かけました。

谷間に続く道は急傾斜の上に曲がりくなった道です、まだ一度も行ったことがありませんので、その先に駐車スペースがあるかどうか分かりません、少し手前の大きな駐車場に車を停めてました、駐車場は小運動公園になっていて周辺に桜の花が満開に咲いていて、ここでお花見を楽しまれる方も沢山来ていました。

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谷間に続く急斜面の道を降りて行きました、途中に駐車できるスペースが所々にあって車で来ても駐車が出来る事が分かりましたが、すでに木々が芽を出した沿道の山を見ながら歩くのは気分爽快で楽しかった。
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道路の下の谷間にはコブシの花が咲いていました。
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四百年の森は桜の花が狭い谷間を埋める霞のように咲いていました、桃源郷ならぬ「桜源郷」のようでした。
あずまやの周りの桜の木の下は芝生になっています、芝生で車座になってお花見を楽しむ人たちが大勢いました。
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道路から見あげると卯辰山の傾斜を利用して遊歩道が設けられていて階段状の庭園にはツツジやハナスオウなどの花木が植えられています。
上には大きな桜の木が満開に咲いています、桜の木を目指して登って行きました。
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少し登った所から下を見ると、桜の花が谷間を埋めるように咲いているのが見えました。
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斜面に設けられた庭園の階段を登って大きな桜の木の近くまで来ました、自然に生えたものかあるいは誰かが植えた物かは分かりませんが、見事に茂った自然樹形に花が満開に咲いていました。
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遊歩道はさらに上に伸びていました、位置的に考えるとこの先の尾根に登って車を停めた駐車場に行けそうなのでその道を辿りました。
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下を眺めると先ほどお花見をした四百年の森の桜の花が谷間を白くこんもりと埋めるように見えました。
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松林や雑木林の道にすみれの花が一輪咲いていました、マムシ草が芽を出して緑の葉を広げようとしています。
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白い花のイカリソウが咲いていました。
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幾つもの道に枝分かれしている雑木林の中の道を進んでいると、道は行きどまりになっていました、そこには十字架が刻まれた石碑が立っていました。
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説明が記されていましたので読んでみると、「長崎キリシタン殉教者の碑」でした、雑木林の行きどまりのほとんど訪れる人もいない静かな場所にその碑は立っていました、碑の前は雑草などが取り除かれてきれいになっているので信者の方々がお守りしているようです。
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(クリックしてご覧ください)
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碑の前に咲いた椿の花、自生しているヤブ椿と違ってきれいな花を咲かせていました、後から植えられたもののようです。
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長崎キリシタン殉教者の碑のある場所から少し戻って下へ降りる道を探して駐車場に戻る事が出来ました、駐車場の横の小運動公園には園児が大勢で遠足に来ていました、3つのグループに分かれて輪を作ってお弁当を広げて昼食を食べていました、楽しそうにお弁当を食べる様子を家内と二人でベンチに腰をおろしてしばらく眺めていました、可愛い園児たちを見ている二人の顔には自然に笑みが浮かんでいました。
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運動公園の駐車場を出てしばらく車を走らせて、奥卯辰山県民公園に行きました、ベルギー庭園の薔薇は未だ紅の芽が伸びたばかりでしたが、池の周りの桜は丁度見頃に咲いていました。
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池には白鳥が一羽泳いでいました、桜の花とコラボで写そうと皆さんがカメラを構えていましたが、今日は白鳥さんは羽つくろいに忙しそうでなかなか良いポーズを取ってくれませんでした。
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時々水しぶきをあげて羽根を水でバシャバシャと洗っているのでしょうか、おめかしに忙しそうです。
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北国もようやく春めいてきましたが吹く風はまだ冷たく感じます、陽光の下のお花見は気分転換になり楽しいひと時でした。
最後までお目を通していただいて有難うございます。









桜満開

2015年04月05日 | インポート
4月3日(金)は全国の広い範囲で雨まじりの春の嵐が吹き荒れて、関東地方の満開に咲いた桜の花吹雪の様子がテレビで映っていました、北陸金沢周辺も雨と瞬間最大風速が25m強い風が吹き荒れましたが、幸いなことに金曜日時点の桜の開花状況は5分咲きぐらいでしたので強い風にも散る事がありませんでした。
うって変って昨日の土曜日はスッキリとした青空に陽光が眩しいお天気になりました、気温も金曜日はフエーン現象で24℃、昨日の土曜日は17度とこの季節としては暖かく、桜の花も一気に満開になりました。

例年は兼六園にお花見に行きますが、今年は北陸新幹線が開通した関係で兼六園周辺も大変な人出で混雑している様子なので、自宅近くの用水端の桜を見に行って来ました、お酒もお団子もないお花見でしたが、満開に咲いた桜並木の下を散歩して桜の花を愛でてきました。

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きれいに咲いた桜を見ていると他に何も言葉はいらないようです、北陸の暗く厳しい冬が明け、春の陽ざしを受けた桜の花を見るときは感動します、厳しい冬といえば東北地方や北海道の方々が春を迎えた時は北陸以上に感動なされるでしょうね。

ご訪問ありがとうございます。