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リタイヤ・・何でもヤリタイヤ
登山、渓流釣りを卒業して四季の花を愛でています

魯山人寓居跡(ぐうきょあと)、いろは草庵

2019年04月25日 | インポート
四月の初めに山代温泉に1泊で行って来ました、自宅からは車で1時間半か2時間ほどのところです、次の日に直接帰ってくると早すぎる帰宅になりますので、山代温泉の街中にある「魯山人寓居跡、いろは草庵」を見てきました。

現,いろは草庵は1870年に旅館吉野屋の主人吉野治朗の別荘として明治初期に建てられました、当時福田大観と名乗った無名の北大路魯山人を山代の人たちは温かく迎えてくれました、特に旅館吉野屋の主人の吉野治朗は自分の別荘(現,いろは草庵)を提供しました、この別荘で大正4年の秋から約半年間魯山人が生活をした場所です。

山代の旦那衆には、茶人や、書画・骨董などに造詣が深い風雅な人たちが多く、この別荘は文化サロン的な場所でした。

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img161 posted by (C)gotyan



北大路魯山人略年譜

1883年 京都上賀茂神社の社家、北大路清操の二男として
       誕生。名は房次郎。
       うまれるとすぐ里子に出され、不遇な幼少時代を
       過ごす。

1886年 義母に背負われ散歩に行った時に見た真赤な
       山つつじの美しさに感動。
       美に惹かれて行く。

1903年 書家を志して上京。

1913年 京都の豪商、内貴清兵衛の書生を勤め、
       このとき京料理の味を覚える。

1915年 「八月」書家、篆刻家としての才能を持つ
       魯山人(当時福田大観)は、細野家の食客となり、
       燕台と煎茶仲間の初代須田菁華、吉野次郎、
       大田多吉に出会い、この煎茶の席で、山代温泉旅館
       の看板製作を依頼される。

       「十月」細野燕台に伴われて山代温泉に来た大観は、
       「吉野屋旅館」の食客として迎えられ提供された別荘
       (現いろは草庵)で刻字看板の制作を始める。

       「十一月」菁華の刻字看板完成。その見事な出来栄え
       に菁華窯の仕事場に入る事が許され、始めて絵付け
       を体験する。
       書家の大観も最初は、素焼きの上では筆が思うように
       滑らず困惑したという。
       この日から看板を彫るかたわら菁華窯に通い陶芸に
       見せられていく。
       初代菁華は大観の大胆で正確な筆運びに驚くと共に、
       陶芸に対する才能をこの時見抜いたという。

1916年 「四月」 蕨(わらび)の出る頃まで滞在。

1925年 東京赤坂に高級料亭「星岡茶寮」を開設し、
       顧問兼料理長となる。

1936年 星岡茶寮解雇、以来北鎌倉で作陶に専念。

1955年 織部焼の重要無形文化財保持者(人間国宝)
       の認定を辞退する。

1959年 七十六歳の生涯を終える。


私は魯山人は陶芸家と料理家と思っていたのですが、Wikipediで調べると広い意味で日本の芸術家としてランクされています、篆刻家、画家、書道家、漆芸、もちろん陶芸や料理、美食家でもあったようです。
明治時代に建てられたいろは草庵はベンガラ色の壁でモダンながら落ち着いた佇まいでした。
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P1240314 posted by (C)gotyan



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1-P1240313 posted by (C)gotyan


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書斎です、ここに座って庭を眺めながら陶芸や篆刻のデザインを考えたり絵を描いていたことでしょう。
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6-P1240302 posted by (C)gotyan


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img162 posted by (C)gotyanいろは草庵のパンフレットより



この茶室で山代に来て親しくなった旦那衆と茶をたてて親睦を深めたことでしょう。
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7-P1240304 posted by (C)gotyan


当時使われていたと思われる電話機が壁に残されていました。
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9-P1240301 posted by (C)gotyan



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8-P1240307 posted by (C)gotyan


現在のいろは草庵のロビーです、ここの腰をおろして庭を見ながら香りのよい加賀棒茶とお菓子をごちそうになってきました。
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4-P1240294 posted by (C)gotyan


ロビーから眺めた黒い玉砂利と苔庭の間に雨だれ受けと思われる物は有りました、瓦と切り炭を並べた様に見えますが切り口の模様が菊の花の様でいかにも茶人好みのように見えました。
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12-P1240298 posted by (C)gotyan



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11--P1240300 posted by (C)gotyan

山代温泉でひときわ目をひく復活した「古総湯」の建物です、しだれ柳が新緑の芽を吹いて季節感を出しています。
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14-P1240315 posted by (C)gotyan

魯山人の絵付けした陶器や直筆の書などが展示されていましたが、写真撮影が禁止されていましたので残念ながら皆さんに紹介出来ません。

魯山人が北陸で楽しみにしていたものが加賀の味覚だったようです、美味しいものに人一倍食欲があった魯山人が開眼させられた食材には、コノワタ(ナマコの卵巣)、クチコ(ナマコの卵巣を干したもの)、香箱蟹、ズワイ蟹、真鱈のちり鍋、鴨鍋、スッポンなどがあります、美食家の魯山人が北陸に来て料理のレシピが広がったことでしょう。
魯山人の絵付けした皿に北陸の味覚を盛りつけた情景が目に浮かぶ様でした。

思いがけなく魯山人の北陸での足跡をたどる事ができました、ご訪問ありがとうございます。

本記事を書くのにあたり「魯山人寓居跡、いろは草庵」のパンフレットを参考にさせて頂きました。






カタクリの花と山野草

2019年04月23日 | インポート
先週の日曜日に友人の所有する山に山菜を採りに行って来ました、今年の冬は雪が少なかったので林道は崩れたところもなく一番奥まで問題なく車で入る事ができました。
春の山のシンボル的なカタクリの花が丁度良く咲いていました、群生している所もあってとても綺麗な花を見ることができました。

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P1240455 posted by (C)gotyan



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黄スミレの花が咲いていましたが、草丈も小さくて気をつけなければ踏みつけてしまいそうでした。
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P1240467 posted by (C)gotyan


白いイカリ草の花は、船の錨のような形をした花が下向きに咲いています。
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P1240485 posted by (C)gotyan


菊咲き一華草(キクサキイチゲソウ)、一輪づつ咲くので一華草という名前がついているそうです。
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P1240468 posted by (C)gotyan


山菜の蕨や山ウドは未だ早かったようですが、雪が融けるとまずコゴミが芽を出します、コゴミを頂いてきました、コゴミは山菜特有のアクもなく食べやすいので重宝します。
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P1240463 posted by (C)gotyan


木々が一斉に芽吹き山全体が抹茶色になります、山桜は満開に咲いています、私の一番好きな季節です、正に「山笑う」季節の到来です。
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P1240479 posted by (C)gotyan


友人と枯れ草の上に腰をおろして沢水で冷やしたノンアルビールで渇いた喉をうるおし、おにぎりを食べて春の日差しを浴びて帰ってきました。

ご訪問ありがとうございます。






翁草と今年二度目のお花見

2019年04月17日 | インポート
翁草(オキナグサ)を見に白山麓の吉岡公園に行って来ました、私の昨年のダイヤリーを見ると昨年は4月16日に行っています、その時に花の咲き具合が丁度良い状態だったので今年も16日に行きました。
ところが今年は花を見に来るのが1週間ほど早かった様は気なします、草丈が短く花も開花はしているものの下を向いている花が多かったような気がします。
今年は金沢のソメイヨシノの標準木の開花も昨年より3日遅くなっています、私のウォーキングコースの用水端の桜が満開になったの日を比べると約6日間程遅れています、昨年は雪が多かったですが今年は極端に雪が少なかったので植物の活動も早くなるのでは、と予想をしていましたが3月末から4月初旬に気温の低い日が続いたので逆に6日間ほど遅れているようです。

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P1220223 posted by (C)gotyan


園地は手取川の右岸の段丘を利用して石を積んだロックガーデンになっています、お目当てのオキナグサは希少野生植物としてロープを張ったロックガーデンの一角に大切に育てられています。
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P1240380 posted by (C)gotyan


オキナグサが植えられている斜面は午前中は後ろから陽が差しこみます、午前中に行ったので逆光になります、ロープが張ってある中には入れないので良い条件で写す事が出来ませんでした。
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P1240385 posted by (C)gotyan




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P1240386 posted by (C)gotyan




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P1240388 posted by (C)gotyan



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P1240389 posted by (C)gotyan



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P1240395 posted by (C)gotyan


開花して間もない花は下に向いて咲いているのでカメラを地面すれすれにして狙いを付けて撮影しました。
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P1240397 posted by (C)gotyan

逆光で写したためにガクや花軸に細かい毛に覆われている事が良く分かります、これは逆光の利点でしょう、この毛の為寒い時代も生き残ってこられたのでしょうか?。
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P1240399 posted by (C)gotyan



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P1240403 posted by (C)gotyan


昔は日当たりのよい草原に良く見られた花ですが、自生している場所が開発されたり乱獲の為に今では県や環境省に絶滅危惧自然植物に指定されています、ここで育てている物は県の許可を得て自生している個体より種子を採集して育てられているようです。
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P1240401 posted by (C)gotyan


ロックガーデンに咲いていたヒマラヤユキノシタの花。
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P1240412 posted by (C)gotyan


クリスマスローズの花が未だ頑張って花をつけていました。
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P1240415 posted by (C)gotyan


下の池の水生植物は未だ褐色で活動していないようです。
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P1240420 posted by (C)gotyan



樹木公園の桜
吉岡公園の帰りに樹木公園の桜を見てきました、私のウォーキングコースのソメイヨシノは4月9日に満開になりましたが、ここは白山麓で海抜が100mと金沢の平地よりたかいので約1週間遅れの満開でした。
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P1240424 posted by (C)gotyan



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P1240447 posted by (C)gotyan

今日17日に用水端のコースをウォーキングをしましたら、散った花弁が地面を埋め尽くしいました.。
ことしは3月22日より桜の監察をしました、今考えるに待つ桜が自分の中では一番よかったとと思うようになりました、「散る桜 残る桜も 散る桜」良寛和尚の名句です、私は何回散る桜を見たことか、パッと咲いてパッと散る桜は日本人に人生のあり方を教えてくれました、その教えにしたがいたいものです。

ご訪問ありがとうございました。










桜が咲いたー(前記事の続き)

2019年04月10日 | インポート
前の記事「桜のつぼみ膨らむ」の続きになりますが、3月22日より監察してきましたソメイヨシノの桜も4月に入ってから時機到来で4月9日には満開になりました。

4月6日の七分咲きの様子と満開の4月9日に写した様子をご覧ください。
まずは4月6日の様子です、カット数が多いので流してご覧ください。

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4月6日  (2) posted by (C)gotyan


4月6日  (2)
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4月6日  (6) posted by (C)gotyan



4月6日
4月6日 posted by (C)gotyan




4月6日
4月6日 posted by (C)gotyan




ここから先は4月9日に撮影した満開の様子です、3月22日に監察をを始めた時には蕾も固く桜の枝も冬枯れの様相でしたがわずか半月で見違えるような光景になりました、自然の営みの素晴らしさを感じます、ここからもカット数が多いので流してごらんください。
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4月9日  (2) posted by (C)gotyan



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4月9日  (3) posted by (C)gotyan


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4月9日 (3)
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4月9日 (4)
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4月9日 posted by (C)gotyan



4月9日
4月9日 posted by (C)gotyan



桜並木の下の遊歩道がウォーキングコースにしています、満開を過ぎた桜が散って花弁が用水に流れて行く光景の後に葉桜の眺めも良いものです、これからの過ごしやすい季節になりますので爽快にウォーキングが出来ます。

長い記事を最後まで見て頂いてありがとうございます







桜のつぼみ膨らむ

2019年04月04日 | インポート
四月一日に新元号の発表がありました、新元号の「令和」を始めて聞いた時はそれほど感じるところがなかったのですが、後から親しみがわいてきて本当に良い元号に決まったと思っています。

「令和」の元号は万葉集の中の梅の花の32首の序文より引用していて、始めて日本の古典より出典された様です、今はお花見と言えば当たり前のように桜の花になっていますが、万葉の昔はお花見は梅の花だったようです。

三月から四月は桜前線が南北に長い日本列島をさかのぼっていて皆さんのブログも桜一色で賑やかです、金沢の開花宣言は新元号の発表に合わせた訳ではないのでしょうが4月1日でした。
私のウォーキングコースの一つで馬場川用水に桜並木があります、最近は桜の開花が気になって同じコースを毎日歩いています、3月22日よりの桜のつぼみに変化をご覧ください。

3月22日の桜の花芽です、つぼみを覆っている外皮が冬は褐色をしていましたがこのシーズンには鮮やかな緑色に変化しています。

3月22日
3月22日 posted by (C)gotyan


3月24日、あまり変化がありません。
3月24日
3月24日 posted by (C)gotyan


3月26日、つぼみの先端が割れてピンク色の花弁がのぞいています。
3月26日
3月26日 posted by (C)gotyanhttp://photozou.jp/photo/top/3204751


3月28日、劇的な変化です、つぼみの先から花が現れました、濃いピンク色です。
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3月28日 posted by (C)gotyan


3月28日、桜の枝も遠くから見るとこころなしか淡く色付いた様に思います。
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3月28日  (2) posted by (C)gotyan



3月29日、芽が割れて中の花のつぼみが姿を表しました、22日から1週間で大変な変化です、このころから花冷えの寒い日が続きます。
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2019-03-29 posted by (C)gotyan


3月29日、遠くから見ると桜並木の枝も大分色付いてきました。
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2019-03-29-2 posted by (C)gotyan



4月1日、3月30日から3~4日間は寒気に包まれて日中の気温が一桁でアラレや雪が降る2月並みのお天気でした、桜のつぼみには変化が見られません。
4月1日
4月1日 posted by (C)gotyan



4月1日、下の二枚は遠くから見た桜並木です、気温が低いですが並木の枝の色の変化が見られます、気温が低くても植物は本能的に春の訪れを感じているのでしょうか。
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4月1日  (2) posted by (C)gotyan



4月1日  (3)
4月1日  (3) posted by (C)gotyan


4月1日、桜並木の中でも開花している枝もありました。
今日金沢気象台の標準木の開花宣言がされました。

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4月1日  (4) posted by (C)gotyan


4月3日、今日は開花を期待して行ったのですが、全体的には一歩進んでいる気がしましたがここ2~3日の低温で期待していた変化は見れれません。
4月3日
4月3日 posted by (C)gotyan



4月3日  (3)
4月3日  (3) posted by (C)gotyan


4月3日、日当たりの良い木は開花している枝ももありました
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4月3日  (2) posted by (C)gotyan



桜の花は今週から来週にかけて満開になることでしょう、咲きそろった綺麗な情景を写すのが楽しみです、4月に入ってから冬の間流れが止まっていた用水の水も流れる様になって満開の桜を写して一層綺麗な桜が見られると思います。

御訪問ありがとうございます。