今年もオニユリの里に行って花を見てきました、オニユリの里は去年に7月25日に一昨年は7月26日に行っています、オニユリは年数にもよりますが通常三段ぐらいの蕾を付けます、開花は下の蕾から順次咲いて行きます、2年とも下の蕾と2番目の蕾が開花した頃で綺麗な花を見る事が出来ました、今年は23日に行ったのですが開花時期が遅れていて一番下の蕾がオレンジ色に色付いていたもののまだ開花していませんでした、私の予想では開花まで1週間ぐらいかかりそうでしたので30日に再度訪ねました。
白山市八田の保安林の松林の中にオニユリが群生して咲いています、現地は海に近く砂丘地の”しおさいロード”という道路沿いに有ります、オニユリの群生地は一時期絶滅の危機に有りましたが、地元のボランティアにより公園として管理されて一万本とも一万五千本とも言われるオニユリの花が咲くようになりました。
現地には20台ほどの駐車場と公衆トイレが有ります、私が訪ねた30日は平日でもあり1台の車が駐車していましたが私が着く頃に帰って行きました、広い公園には訪れる人もなくゆっくりとオニユリの群生を観賞する事が出来ました。
遊歩道は砂丘の松林の間を登って行きます、遊歩道の両側にはオニユリが咲いています。
砂丘の頂上付近にオニユリの群生している場所が有ります、オニユリは別名「天蓋百合(テンガイユリ)」と呼ばれてアジアでは中国、朝鮮半島、日本では北海道から九州の平地や低山に自生しています、日本中のどこでも見られる百合です、私の古里信州でもよく見かける花でしたので山地に自生していると思ったのですが、海辺の潮風が当たる砂丘にも自生していて驚きました。
オニユリの鱗茎(球根)はユリ根として食用になります、また花の後に種子が出来ない、葉の付け根に暗紫色のムカゴ(零余子)が出来それが落ちて球根になり増える。
しおさい歩道橋を渡ると浜に通じます、歩道橋に上からはしおさいロードが良く見えます。
しおさい歩道橋を渡ると砂丘の上の展望台に遊歩道は伸びています。
展望台に上がって見ました、ここからは海岸の波打ち際が良く見えます、砂丘の下にはサイクリングロードが有ります、海に面した砂丘の草原の中にオニユリが咲いていてオレンジ色の花が遠くからでも分かりました。
展望台の周りにはハマゴウ(浜栲)の花が咲いていました、ハマゴウは草のように見えますが常緑小低木の海浜植物で砂の上に幹が這うように伸びる事からハマハイとも呼ばれます、又、葉を燃やすと良い香りがするので線香やお香の原料にするそうです、そんな事から「浜香」の文字を充てることもあります。
ハナゴウ(浜栲)の花です。
駐車場のお隣の畑には今年も沢山のケイトウ(鶏頭)の花が栽培されていました、北陸の盆花に菊と紅いケイトウの花が入ります、8月の旧盆には刈り取られて盆花になることでしょう。
駐車場には公園の散策路の地図の看板が掲げられていました。
現地に着いたのは午前10時頃でしたオニユリの群生地や浜の方まで散策をして駐車場の車に戻ったのが11時半ぐらいだと思いますが、風のない暑い日でした、車に乗った途端に汗が噴き出して車のクーラーを全開にしてペットボトルのお茶を飲んで暫く休んでから帰りました。
幸い熱中症にならないで済みましたが、朝早くか夕方陽が傾いてから来た方が良かったと思いました。