go の let's goシニア

リタイヤ・・何でもヤリタイヤ
登山、渓流釣りを卒業して四季の花を愛でています

モスグリーンの世界=雨上がりの苔の里

2016年06月27日 | インポート
先週来降り続いていました豪雨により九州地方、中国地方などの被害状況が報じられています、特に九州熊本を中心とした地方の方は、震度7の地震で大変な被害を被った上に、未だ余震もおさまたないうちに豪雨の被害が重なって日常生活もままならない様な状態が続いています、被害をこうむられた方々には心よりお見舞い申し上げます。

当地、北陸地方は先週末から梅雨の雨が降り続いていましたが、日曜日には雨も上がり薄日の射すお天気になりました。
昨年5月の日照りが続いていた日に小松の苔の里に行ったのですが、日照り続きで苔の色が赤茶けて本来の綺麗な苔がみられませんでした、梅雨時に美しい苔の景色を見たくて日曜日に再度行って来ました。
昨年5月に訪問した時には私の他に来園者がなかったのですが、今回は駐車場に7~8台の車が駐車していました、ここ叡智の杜(えいちのもり)、苔の里が女性週刊誌の”女性自身”6月28日号の特集記事”大人苔ガールデビュー” で紹介されたせいでしょうか。
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園内に一歩踏み入れると杉林の下に一面のモスグリーンの世界が広がっていました。
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苔の里に隣接する住宅のお庭も雑草なども取り除かれて、苔が美しく保たれています、個人の住宅地には入れませんので巡回路にそって園内を巡ります。
杉林の中のしっとりとした雰囲気の中を小鳥のさえずりを聞きながら美しい苔の園を観賞しました。
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休憩場所の窓からお隣の苔庭が見えます、杉林の下の苔の美しさにしばし見とれました、雑草一本生えていない苔は吸いこまれる様な深いモスグリーンの魅力的な色でした。
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おなじみの”スギゴケ”です
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"ハイゴケ?” スギゴケも混じっています。
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”ヒノキゴケ”
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苔の中に新しい生命が、生命の元の種子は風が運んだのでしょうか、それとも小鳥さんかな。
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朽ちた杉の切り株にも新しい杉の生命が宿っています。
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道路の向かい側の”日用神社(ひよじんじゃ)”の苔を見に行きます、小さな日用川の橋を渡ります、橋の欄干も苔とシノブに覆われています。
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神社境内の杉林の下も美しく苔に覆われています。
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真っ直ぐに伸びた日用杉(ひよすぎ)、この叡智の杜に茂っている杉は江戸時代から育てられている石川県を代表する品種の日用杉(ひよすぎ)です。
昨年5月に小松市の木場潟公園で行われた、第66回全国植樹祭で天皇陛下が御手植えになられました杉は日用杉の苗木でした。
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地元の木材で建設されて築100年の叡智の杜ウイズダムハウスの入り口にもしっとりと苔むしています。
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庭石のそばにはトクサが植えられていました、トクサは日本庭園の庭石のそばや苔の庭に良く植えられますが日本庭園には相性が良い植物のようです。
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この季節の花の紫陽花とバックに苔庭に杉の枝の間から薄日が差し込んでいます。
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昨年まではなかった歌碑が立っていました、昨年に眞子内親王殿下様がこの園を訪れています、その時のご様子を今年平成28年の歌会始にお読みになられています。

お歌
広がりし 苔の緑のやはらかく 人々のこめし思ひ伝はる  平成二十八年 歌会始

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順路をまわって園内を一周してきました、今日は雨上がりで苔の状態も良く、しっとりとした園内でモスグリーンの美しい色の苔庭を心ゆくまで観賞することが出来て満足しました。
被害が出る様な雨は降ってほしくないのですが、雨の日にこそ綺麗な光景を見ることが出来る世界があることを知りました。

最後までお目を通して下さってありがとうございます、感謝!。


















手取渓谷と綿ヶ滝

2016年06月20日 | インポート
梅雨に入ってから蒸し暑い日が続いています、今日は梅雨に入る前の6月初めにドライブした手取渓谷と綿ヶ滝の様子をアップします。
白山麓の入口の鶴来から福井県に抜ける国道156号線は手取川に沿って高度を上げていきます、鶴来を過ぎるあたりから手取川の川幅が狭くなって渓谷になっています、一時期は渓谷でラフティングをするゴムボート乗り場が有ったようですが、現在では行われていないようです。
白山市吉野の不老橋の上からのぞいた手取渓谷の下流側です。
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上流側を見た画像です、水量が少なくて川底の水に洗われた奇岩が見えます。
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何も目的がなくふと出掛けたドライブの様子を記事って見ました、終わりまで見て頂いて有難うございます。











丘陵公園のアジサイ

2016年06月17日 | インポート
先週の日曜日から雨模様になっていますが、気象庁が13日(月)に北陸地方も梅雨入りしたと思われると発表が有りました。
14日(火曜日)は曇り空ながら雨も上がった様なので大乗寺山丘陵公園へウォーキングがてらアジサイを見に行って来ました。
いつもウォーキングをするコースにアジサイ庭園があります、アジサイの咲いている庭園には小学生や園児たちが遠足に来て賑やかでした。
このシーズンには皆さんも綺麗なアジサイを写した記事をアップしていま、ウォーキングの途中で写したアジサイの花で変わり映えしない月並みの記事になりますが見て下さい。
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ガクアジサイの装飾花に白い縁取りがある花で初めて見ました。
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カシワバアジサイは白い房状に咲きます。
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丘陵公園内の遊歩道わきの草むらも緑が一段と濃くなってきました。
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おまけ
丘陵公園でウォーキングをして帰り際に黒い雲からポツポツと雨粒が落ちてきましたが、駐車場に帰る頃には止んでいました。
今日は丘陵公園のお隣の満願寺山にある「九萬坊大権現」に寄ってきました。
初めて訪れるのですが、窪の住宅街の車が登れるのかなと思うような急な坂道を登った所に九萬坊大権現の門前駐車場が有ります、車を停めて杉林の中の薄暗い急な石段を登った先に拝殿はあります。

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九萬坊大権現と書かれた赤い幟旗が立っている拝殿につきました。
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拝殿で鈴を鳴らして参拝しました、拝殿には九萬坊尊の社号額が掛かっています。
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拝殿横を通って一段上には石の鳥居と本殿が有りました。
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本殿の高い鴨居の上に天狗の面が飾られていました、立派なお鼻の天狗様です、この神社の本尊様は天狗でしょうか。
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満願寺山の山頂にあると聞いた奥の院に行こうと思っていましたが、本殿横の奥の院に通じる石段は通行止めになっていて、見あげると雑草が生い茂ってあまり人が歩いた形跡がありません、石碑が立っていて「富樫大明神」と書かれていました。
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富樫一族はこの地区に関係の深い室町時代の守護大名ですが、後に信長と組んだために一向一揆の標的になって滅ぼされたことになっていますが、子孫は明治維新まで血縁をつないだそうです。
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帰りに神社の管理をしている地元の方とお話をさせていただきましたが、神社には冨樫氏の位牌も保存さてれているようです、九萬坊大権現の本殿には天狗の面、富樫大明神の石碑、ルーツが分かりません、歴史に興味のある方はblogにアップしているつとつとさんの記事を読んでください、九萬坊大明神の事を詳しく書いています。

つとつとさんの記事
満願寺山、九萬坊大権現ー富樫大明神:こちらからhttp://72469241.at.webry.info/201412/article_1.html


ご訪問ありがとうございます。





鮎釣り解禁=鮎釣り入門

2016年06月16日 | インポート
今日6月16日は石川県と富山県の一部の河川を除いて鮎釣りが解禁になりました、私は今までは渓流釣りのみで鮎釣りはしたことがありませんでした。
富山県の釣り仲間が石川県に来て渓流釣りや海釣りで交流していましたが、今度こちらが招待されて解禁初日の鮎釣りに行って来ました。
富山の皆さんは鮎の友釣りのベテランでシーズンになると一週間に何度も川に通っているそうです。
私は鮎の友釣りは今まで経験をしたことが無いので、仕掛けのこと、おとり鮎のつけ方、竿さばきなどを文字通り手に手をとってご指導していただき何匹か釣ることができました、解禁日で自分も釣りたいのに素人の私の面倒を見て頂きとてもありがたかったです。
今日頂いてきた鮎の写真です、この中の何匹かは私も釣りました、こうしてblogを書いているとキッチンの方から「焼けましたよ!」の声が聞こえました、今夜は鮎の塩焼きを肴で一?、何杯飲むのかな?。

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ご訪問ありがとうございます。


白山高山植物園オープンガーデン

2016年06月11日 | インポート
毎年5月になると白山高山植物園のオープンガーデンの案内が郵送されてきます、昨年は時機をのがして行けませんでしたが、ニッコウキスゲの咲く頃の昨日(10日)に行って来ました。
高山植物園は石川県白山市白峰から福井県の勝山へ通ずる国道156号線から分岐するクネクネと曲がった林道を登った上にあります。
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白山市白峰西山は白山を眺める絶好の地です。
現在、この西山の斜面、標高800mの場所に、約50種類、10万株の白山の高山植物のお花畑を整備しています。
ここのお花畑の植物は、白山の高山植物を守るために、種子から大切に育てたものです。(白山高山植物園のパンフより)
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お天気が良ければ植物園の正面に上の写真のように白山の峰が向かい合うように見えるはずですが、生憎この日は白山は白い雲に隠されて見えませんでした。
ニッコウキスゲと白山の峰をコラボで写したかったのですが、残念でした。
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ヤマオダマキの花です
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タカネナデシコの花、カワラナデヒコに似ていますが、花弁の切れ込みがカワラナデシコに比べて深く切れ込んでいます。
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クルマユリ、名前の起源は輪生する葉を車輪に見立ててそう呼んだようです。
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シモツケソウ
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ヤマブキショウマ
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ハクサンタイゲキ、花期に花を包んでいる包葉が黄色になる。
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ヤマホタルブクロ、亜高山地帯の草むらに自生します、花の色は紅紫色から白色まであります。
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イブキジャコウソウ(伊吹麝香草)、薬草として有名です、滋賀県の伊吹山から多く産することと、独特な香りが強いことが名前の起源になっています。
草花と思われますが小低木で細い幹が地面を這って増えます。(絶滅危惧種Ⅱ類)
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白山は花の宝庫として有名です、高山帯のある山として本州の最も西に位置し、分布の西限とする植物が120種類、白山を冠した植物は20種類以上に及びます。
その白山を冠した植物のハクサンフウロ(白山風露)は、高山植物ではポピュラーな植物として分布域も広く全国的に良く名前が知られています。
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ヨツバヒヨドリ、ヒヨドリの鳴く頃に花が咲くのでそう呼ばれているそうです、今回見た花は未だ蕾でした、ヨツバヒヨドリの花には色々な蝶が蜜を吸う事で知られています、中でも渡り蝶として有名なアサギマダラ蝶の大好物でもあります、夏の間、日本の高原でヨツバヒヨドリの蜜を吸って、秋には台湾や東南アジアに渡って行きます。
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カラマツソウ、唐松の芽吹きのような細い花弁です。
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ササユリ、花が咲くとよい香りがする事で知れれています、開花している花もみられましたが、蕾のものもありました。
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イワイチョウ
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タカネマツムシソウ、遊歩道から離れた所にあって踏みいることができず遠くから望遠で写したので、取りたい構図に撮れていません。
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センジュガンピ、(絶滅危惧Ⅱ類)
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ミヤマダイモンジソウ
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ニッコウキスゲは先に咲いた花が萎れて、新しく蕾が開花して綺麗でした。
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受付のテントで協力金の¥200を納めて、パンフレットを頂きました。
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帰りは来た時と同じ林道を駐車場まで約300mほど下ります、来る時は登りで息がはずみましたが、帰りは下りで楽です。
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私が行った日は平日ですが広い駐車場が満杯になるほどの盛況ぶりでした、私もその部類に入りますが年配者が多く見られました、若い時には健脚で高い山に登って高山植物を観た人が高山植物の魅力を忘れられずに訪れているようです。
豪雪地帯の北陸でも今年の冬は今までになく雪が少ない冬でした、このような異常気候の下では本来冬の低温と雪融けの水の潤いによって育まれる高山植物にも影響すると思います、今後多くの高山植物が消滅して白山の生態系全体が急激に変ってしまうことが危惧されます、この植物園では白山に自生する植物の種子から育てて自然に帰す保全事業を続けています、このような白山の豊かな自然を次世代に引き継いでゆく活動を今後も続けていってほしいものです。