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登山、渓流釣りを卒業して四季の花を愛でています

日本最古の黒川油田

2014年08月28日 | インポート
青森に向かう途中に一泊する事にして中条インターで高速道を降りました、胎内市の国道を走っていたら「日本最古の石油発祥の地」の看板が目につきました、ホテルの入るには少し時間が早かったので、わき道に入って見学してきました。

案内板によると、この地は大和時代、第38代天智天皇の7年(668年) 「越の国、燃土、燃水を献る」と日本書紀にあるのは、ここ黒川村と言われ、その昔、黒い川の流れるほど臭水(くそうず)原油が湧出していた事から「黒川」の地名がついたと伝えられています。
「カグマ」(シダの一種の植物)を束ねたものに原油を沁み込ませて水分が垂れた後に原油を手でしごいて採油する方法は黒川独自のもので昔から近年まで続けられてきました、採油した原油は燈明の油として利用していた様です。
明治に入ると英国人医師シンクルトンの指導により手掘り井戸により原油をくみ上げる方法になった。

手前は石油掘削櫓のモニュメント、奥の建物はシンクルトン記念館です。
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駐車場にある油壷跡、ウヮ~地面より原油が染み出している!、日本にもこんな所があるんだー。
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シンクルトン記念館と内部の展示物。
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記念館前の芝生や水たまりには天然ガスがブクブクと音を立てて湧きあがっていました、「火気厳禁」です。
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臭水坪(くそうずつぼ)
地表近くの含油層から、原油が湧き出て窪地にたまり、これをカグマ(リョウメンシダ)を束ねた物ですくい採り、灯油に用いました。
この原油は臭い事から臭水(くそうず)と言い、溜っている窪地を坪と呼んでいます。
天智天皇の御代に、燃える水を献上したと伝えられ黒川油田は、日本最古の油田と言われています。
(案内板より)
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カグマ(シダの一種)による採油の情景(ヤフー画像より)


異人井戸
坪の拡大や水平掘りの採油法を続けていましたが、明治6年、英国人医師シンクルトンの指導で、竪穴井戸が掘られました、これを異人井戸と呼んでいました。
それから山一帯に井戸が掘られ、この地帯には数百本の臭水井戸の跡があり、当時の盛況がうかがわれます。
昭和15年ごろから本格的な開発をなして、昭和17年ごろの戦争中は油の一滴は血の一滴と原油は大変貴重な時代には採掘した原油を貨車に積んで新潟の製油所に毎日運んだ様です、その頃が最盛期でしたが、昭和30年代に入り、外国からの石油輸入が増加するとともに、1000年も続いた油田はその影をひそめていった。(案内板より要約)
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原油は大昔の海の底にプランクトン等の生物の死がいが堆積した地層に沁み込んでいますので、通常は採掘する時は地層深くボーリングして採油しますが、黒川のあたりは地殻変動で含油層が地表近くに隆起し、臭水坪の様に地表に湧きだします。

思いがけなく歴史の古い油田を見る事が出来ました、小学校の頃の教科書に新潟や秋田の油田の事が載っていた記憶がありますが、それ以来日本に原油が湧出する場所がある事は考えていませんでしたので、今回の体験で目から鱗が落ちました。

ご訪問ありがとうございました。








酒の博士、坂口記念館を見て

2014年08月26日 | インポート
先週の20日より友人と青森県と秋田県にまたがる世界遺産に指定されている白神山地を旅行しました。
行く前に少し下調べをしただけで現地についてからお天気次第で行動する事にしました。

計画では4泊か5泊の予定でしたが、石川県からマイカーで富山、新潟、山形、秋田を通って青森に入るルートが高速道路や有料道路が最近では思いのほか伸延されていて、行くときは新潟県に寄って一泊しましたが、帰りは青森県を朝出発して夜の8時頃には自宅に帰れましたので4泊5日の日程でした。

一日目は友人が興味を持っている新潟県の坂口謹一郎記念館と造り酒屋の玉川酒造を見学してきました。

坂口記念館

酒の博士として知られる故坂口謹一郎博士の遺品や業績を展示品やビデオ映像により紹介し、かっての酒造道具を展示しています。
記念館は周りが水田に囲まれて、米どころ新潟の田園集落の中の静かなたたたずまいの記念館でした。

故坂口謹一郎博士は、酒造学の博士として親しまれていました。文化勲章やフランスレジョンドヌール勲章などを受賞し、数々の功績がたたえられています。
東京大学応用微生物研究所初代所長、および同大学名誉教授、理化学研究所副所長等を歴任。
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坂口博士は数々の功績を残していますが有名なものとして
麹菌に関する詳しい研究をされ、日本酒の醸造に必要な微生物学的基礎を確立するとともに、応用微生物学から今日のバイオテクノロジー研究への道を開かれました。

感染症は抗生物質によって克服されましたが、坂口博士はその一種であるペニシリンを効率よく生産するアオカビに関する研究をされ、感染症の治療に大きく寄与されました。

川上善衛門(岩の原葡萄園創業者)、鳥井信治郎(サントリー創業者)等とともに日本の本格的ワインの醸造に関与して、独自のワイン酵母を分離をされ60年以上日本のワイン醸造に使われています。

調味料に使われているグルタミン酸やイノシン酸、グアニル酸などを微生物の発酵による生産方式を開発されました。


記念館には昔から酒作りに使われた器具が展示されている”酒杜り館”と楽縫庵、留春亭等があります。

楽縫庵は、頚城村の大肝煎りの坂口家の旧邸を移築したもので重厚な造りになっています。
また坂口博士は文化面でも新春歌会始の召人も務め、歌人としても知られています、楽縫庵の襖や衝立、掛け軸には博士の歌が揮毫されていました。

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博士は雪椿がお好きで屋敷の庭には色々な種類の雪椿が沢山植えられていました、その一角に離亭の”留春亭がありました。

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短い時間でしたが坂口博士の残した、応用微生物学から醗酵、醸造に関する研究で数々の業績は今日の私たちの生活に多くの成果をもたらしている事が良く解りました。
米どころ新潟と並んで、酒どころ新潟の名前を残した礎になっていると思いました。

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帰りに記念館前にて記念撮影をしました、拙いレポートの記事を最後までお目を通していただいて有難うございます。







残暑お見舞い

2014年08月13日 | インポート
残暑お見舞い申し上げます

 立秋も過ぎて暦の上では秋ですが秋とは名ばかりの猛暑が続いています
 皆様方にはお変わりなくお過ごしでしょうか
 夏の疲れが出やすい時節柄、お変わりなくお健やかにお過ごしになられます
 様にお祈り申し上げます

                          平成二十六年  晩夏


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                                                      綿ヶ滝








疲れました

2014年08月01日 | インポート
孫たちから夏休みに連れて行ってほしいと頼まれていた芝政ワールドへ昨日行って来ました。
休日や旧盆の休みは大変込み合う様なので急遽行くこになり、爺と婆が付き添いで中1と小4の二人の孫を連れて行きました。
自宅から芝政ワールドまでは高速道路を使って約一時間半程かかります、開園は9時からですので孫たちを7時半ごろ迎えに行きましたが準備に手間取って結局出発したのは8時近くでした。

9時過ぎに到着しました、入場ゲートも混み合う事もなくスムーズに入場する事が出来ました、園内は広くて私たちには何処へ行っていいやらさっぱり解りませんがひとまず孫たちがお目当てにしていたプールエリアに直行、水着に着替えて屋外プールサイトに出ました。
午前中は混み合う事もなく人気の浮輪スライダーやアドベンチャースライダーもあまり待ち時間なく滑る事が出来たようです。

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子供たちの夏休みの期間中はスーパーパスポート(中学生以上¥3700、子供¥2600、シニア¥2600)の入場券のみになって各アトラクションごとの料金がなくすべてのアトラクションを楽しめるようになっています、爺と婆も一応水着に着替えていますが孫たちの後について陽ざしの強い中をあちらこちらにうろうろと歩いていました。
プールはこの期間中は22時まで営業していますので午後からも入場者が増えてスライダー関係のアトラクションは30分待ちぐらいになっていた様ですが、休日や盆休みには各アトラクションを待つ人が長蛇の列になるようです。
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夏はプールが圧倒的な人気で隣のパイレーツのアトラクション会場は訪れる人も少ないようでした。
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帰りにゴーカートやバギー、を楽しんだ後にアーチェリーやクレー射撃などをして帰ってきました、どのアトラクションも無料で楽しめるので孫たちはもっと遊びたかったようですが午後3時ごろに帰途につきました。
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午後4時過ぎに帰ってきました、孫たちを無事に送り届けたら急に疲れが出ました、家内も疲れて夕食の支度は省略してスーパーで出来あいのお寿司を買ってきて夕食を済ませませて早めにやすみました。

夏休みの孫たちとの約束も済ませて爺と婆の役目も一つ終わりやれやれといったところです。

ご訪問ありがとうございます。