go の let's goシニア

リタイヤ・・何でもヤリタイヤ
登山、渓流釣りを卒業して四季の花を愛でています

桜の開花宣言

2013年03月31日 | インポート
北陸は2~3日前から冷たい北風が吹いて日中の気温も10度ぐらいで春本番は少し先のようです。
昨日は散歩のルートを少し変えて桜並木の続く用水端を歩いてみました、北風が吹く中で桜の蕾が膨らんでちらほらと咲いている花も見られました、冷たい風にさらされていても春の陽ざしを受けて桜は目覚めているようです。
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並木の桜の枝も全体的にピンク色になって徐々に春めいてきています。
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街路樹のコブシの花が桜より一足早く満開になって街並みを明るくしています。
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途中の公園に咲いていたユキヤナギの花は柔らかな緑の新芽と白い花が春の息吹を感じて愛おしかった。
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アセビの花は房状に一杯花をつけて滝のようにしだれる姿は見事でした。
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散歩から帰った夕方のニュースで金沢気象台の桜の標準木の開花宣言を伝えていました。
明日は雨模様のお天気で火曜日ごろから気温が上がる予報ですので、今週末には桜の花も満開になってお花見で賑やかになることでしょう。










思いがけなく五箇山へ

2013年03月22日 | インポート
3月20日の春分の日に富山県の赤祖父山へ福寿草を見に出かけました。
それほど歩く距離もないので朝はゆっくりと食事をして9時ごろに家を出ました、急ぐ事もないので高速道路を使わずに国道304号で城端町に向かって走りました。
およそ1時間ほどで林道の入り口の赤祖父池に到着しましたが、曇り空のためか黄砂の影響なのか池越しの景色が霞んで見えました。
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湖畔の桜は蕾も膨らんでちらほらと咲き始めています。
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赤祖父池を出て林道を5分ほど走った所で道路の真ん中に雪の吹き溜まりになっていて行かれません、20m程の間だけですが、車の輪だちはあるのですが途中で切れていました、行こうとして車輪が雪にもぐり車の底が雪につかえて行けなかったのでしょう、脱出しようと四苦八苦した様に雪を蹴散らした跡が有りました。
私も二の舞は御免です、残念ですが今日は行くのを諦めました。
以前に撮影した福寿草の写真です、2009年3月21日に撮影したものです。
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福寿草はあきらめたものの、このまま帰るには時間も早いのでどこか行ってこようかな、と思って峠を越えて五箇山へ行ってみる事に、春の相の倉集落は道路や家の前の雪はすっかりと溶けていましたが、空き地や道路の両側にうずたかく雪が積まれていて今年の雪の多さを感じました。
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集落の中ほどに「天狗の足跡」の立て札が、何かなと思って見ると、岩に足跡と思われる形跡が有りこれを天狗の足跡と称しているらしい。
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山の中腹に集落を全体に見渡せる撮影ポイントがあります、雪道を登って撮影してきました。
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集落から谷を越えた向かいの山の残雪が縞模様になって冬から春への移ろいが感じられます、新緑に変わる日も遠くないでしょう。
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自分用のお土産は忘れません、五箇へ行く度に楽しみにしているのが地酒の三笑楽(さんしょうらく)です、今日は蔵出しの濁り酒を買ってきました。
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今日は思わぬハプニングで福寿草見物から五箇山に来ることになりました、五箇山へは何回となく来ていますがこのシーズンに来た事がなかったのです、冬から春への集落の様子が解って興味深かったです。
今日行けなかった赤祖父山は4月に入ると雪割草のシーズンを迎えるので楽しみにしています、その頃は林道の雪も解けて問題なく行けるでしょう。








春が目を覚ましたかな?

2013年03月16日 | インポート
今日のニュースで東京都心で例年より10日早く桜の開花が観測されてようです、兼六園周辺の梅林では種類のよっては1月下旬から順次咲いているようですが、北陸も少し山手行くと未だ雪が残っています。

12日の好天で山手の樹木公園に散歩がてら様子を見に行って来ました。
桜の花の咲くころには駐車場も満車になる所ですが、この日は散歩の人の車が数台停まっているだけでした。
この樹木公園は山の傾斜地に有りますが、下の方は通路の雪もなく樹木のあいだに残雪が残っています。
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トサミズキの芽が膨らんでいるよ。
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梅林は上の方に有るので雪の中です、いつも一番早咲きの紅梅の蕾も春の陽ざしを感じて目を覚ましました、あたりが一面の白い雪で少し寒そうです。
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湿地帯には水芭蕉の柔らかな新芽が顔を出していますよ、春の日差しが眩しそうに目を細めているようです。
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花梨の木肌がステンドグラスを思わせる幾何学模様で綺麗だったので写してきました。
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ゴム長靴を履いて1周りしてきましたが、樹木は目を覚ましたばかりで多くは話しかけてはくれませんでした。
これから季節の移ろいは早くなると思います、ちょっと目を離しているすきに過ぎ去ってしまうので目が離せません。

ありがとうございました。








三線教室発表会in氷見

2013年03月12日 | インポート
毎年恒例の三線発表会と新年会が3月9日~10日の両日、富山県氷見市の「民宿 磯波風(イソップ)」で行われました。
当日は14時集合出したので同じ教室のMさんの車に同乗させて頂いて13時頃に出発して会場に向かいました。
会場に到着すると今回お世話して下さる富山のメンバーの方々がフロントでの受け付けや会場の準備を整えて迎えて下さいました、ご苦労さんです。
ステージ付きの広間では三線をテーブルに並べて調弦をしていましたのでgoも三線をテーブルにおいてから衣装替えをして準備完了です。
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いよいよ発表会の始まりです、師匠のご発声で「エブリディー パラダイス! 三線引いてハッピーライフ」の合言葉を全員で唱和して幕開けです。
教室に入って発表会が今回初めてのグループ「ひよこ組」さんの演奏です、皆さん緊張して堅くなっているようでした、聞いている人からの手拍子が聞こえるようになったら少し緊張も解けた様子でした。
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その他のグループは教室単位で六つのグループに分けて演奏します、遠方の京都、大坂の方も出席しています。
その他の個人エントリーの部では演奏を申し込んだ個人やグループが今年は多く、舞台への入り、ハケを速やかにするために次に演奏する人はあらかじめ準備して待つようにとのことでした。
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教室ごとのグループの演奏も順調に進んで行きました、個人エントリーに入りましたが皆さんお上手でいまさらながら自分の努力の足りなさを実感させられました。


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演奏の予定も終わって最後はエイサー組が力強いパフォーマンスを見せてくれました、軽快なジカタの演奏に合わせて今日は特別気合いが入っていた様に思いました。
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発表会も時間通りに終わって、新年会は19時からとなっています、部屋に戻ってから温泉にゆっくり浸かってから新年会の会場へ。
氷見といえば富山湾の新鮮な魚です、豪華な船盛りの料理です。
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色々な余興も出て宴会も盛り上がってきました。
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沖縄の民謡の「チョン チョン キジムナー」の演奏に合わせて沖縄の妖精「キジムナー」に変装して踊ってくれました。
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カレイの素揚げ、骨までパリパリと食べられて美味しかった。
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色々な魚や蟹を野菜と煮込んだ漁師鍋、魚の旨みと野菜の甘みがなんとも美味しかった、どの料理を食べても美味しかったのはここで水揚げされた新鮮な魚を料理しているからでしょうね。
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この宿は富山湾に面した高台に建っていてどの部屋からも富山湾が目の前に見られます、行った日はあいにくの曇り空と黄砂の影響で遠くな景色は見えなかったのですが、晴れていれば海の向こうに白く雪を冠った立山や剣岳が青空に映えて美しいのですが。
海越しに山が見える風景は日本でも富山湾のこの辺しかないそうです。
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皆さんの演奏を聴いて自分の努力の足りなさを痛感した2日間でした、良い刺激になったと思います、来年の発表会には個人エントリーに自信を持って手を挙げられるように頑張る事を心に誓いました。

拙い記事を最後までお目を通していただいて有難うございました。

















大野からくり記念館

2013年03月08日 | インポート
金沢港と大野川に挟まれた突堤に「金沢港大野からくり記念館」が有ります、先日の2月28日の金沢港を散歩した時に見学してきましたので紹介します。
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からくり記念館は「加賀の平賀源内」あるいは「加賀のダビンチ」と称される科学技術者の大野弁吉を記念して創設されたものです。
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大野弁吉紹介 

大野弁吉(1801~1870)、中村屋弁吉ともいう。

 京都五条通り羽細工師の子として生まれ、20歳のころ長崎に行き理化学、医学、天文、鉱山、写真、航海学を修得した後、突然対馬に赴き朝鮮にも渡ったといわれています。帰国後京都に帰り中村屋八右衛門の長女うた(加賀国大野村生まれ)の婿となり、1831(天保2年)石川郡大野村(現金沢市大野町)に来て永住しました。

 金石の回船問屋銭屋五兵衛の助言者となったりしましたが、藩主が弁吉の博学を聞き20人扶持で召しかかえようとしましたが、それに応じず、生涯清貧のうちに過しました。当時としては最先端の科学を駆使した発明品の数々は、現東芝の創業者で「からくり儀右衛門」と呼ばれた田中久重の技術に匹敵するといわれています。

 また、一東、鶴寿軒と号し木彫、ガラス細工、塗り物、蒔絵などのほか、からくり人形には優れた名作を多く残しました。弁吉自筆の「一東視窮録」は彼の覚え書き綴りで、科学機器エレキテルボルダ式パイルなどの図解、色ガラス、火薬、写真器、大砲、医薬品などの製法、調合、寸法などが記述されたものです。



弁吉の展示コーナーにはからくり師弁吉のからくり人形や弁吉の弟子の米林八十八の子の八十の作った茶はこび人形などのからくりが展示されていました。
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江戸後期の「機巧鯉の滝登り」からくり。
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弁吉が製作した写真機で写した弁吉と幕末の豪商銭谷五平の子供の喜太郎を撮った写真。
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エレキテルは元々は静電気を発生させる物で、当時は治療用に使われたり、その物珍しさから店先に展示して見世物にしていたようです、エレキテルの店先と題したコーナーでは、エレキテルを展示して実際に体験できるようになっていて当時の店先を再現していました。
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1人がハンドルを回してもう一人が電極に触って体験できるようになっていましたが、goは一人で行ったので体験できなかったのです、ビリッと感じるのでしょうか?。
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東(東洋)からの伝来
からくりに必要な歯車やゼンマイなどの機巧技術で東(東洋)から入ってきたもののコーナーには「指南車」と「記里鼓車」が展示されていました。
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「指南車」(しなんしゃ)
二輪の車の上に人形の形の方角を指し示す物がついていて、車がどちらに曲がってもいつも同じ方角を指し示す仕掛けになっている、地磁気は使わずに両輪に組み込まれた歯車により可能にしている。
実際に中国で霧の中の戦で使われた記述もあるそうです。。
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「記里鼓車」(きりこしゃ)
こちらも二輪の車の上に太鼓が設けられていて人形がバチで打ち鳴らす仕掛けになっている、車が一里(約4㎞)進むと人形が太鼓を打ち鳴らす仕掛けになっている、車輪と歯車の組み合わせで可能にしている。
こちらも中国で兵隊が行進する時に使われた記述が有るそうです。
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西(西洋)からの伝来
時計が有りますが、西洋の時計は一日が24等分の定時式で昔の日本の生活様式な合わず、ほとんどがステータスシンボルの装飾品として飾られていた。
この時計を日本の生活様式に変えて「和時計」を作ったのは江戸のからくり師たちだった、弁吉も和時計を作っています。
和時計は季節で変化する日の出~日の入りの時間を6等分、日の入り~日の出までの時間を6等分にした不定時方式の時計で、24節期に合わせて15日毎に時間の間隔を調整した、時計の進む速度は一定ですが文字盤の目盛りの位置で変えたようです。
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木製の歯車を作っているからくり師の様子。
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鯨の髭の実物です、鯨の髭はからくりや時計のゼンマイの材料として使われています。
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江戸のからくり
世界に類のないほどの平和が続いた江戸時代は貴族や武士だけでなく庶民の知識レベルが驚くほど向上した、からくりはその知識的好奇心の現れである、中国や西洋から伝わった新しい科学技術は日本の独創的なからくりへと変化して行った。
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茶はこび人形、からくりの代表的な物で良く登場する。
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茶はこび人形のからくり仕掛けが解ります。
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鼓を打つ人形です、リズムに合わせて鼓を打ったようです。
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文楽の人形にもからくりが使われていたようです、文楽の「日高川入相花王」(ひたかがわいりあいさくら)の安珍清姫の物語でヒロインの清姫が嫉妬に狂い変化する場面の人形のからくりが展示されていました。
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清姫の初めの顔です。
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展示コーナーではレバーを引くと清姫の顔が鬼女に変わります、夜叉の様な眼と口は耳まで裂けて角も出ます。
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からくり人形の仕掛けが解る展示では、下のひもを引くと人形の首や手が動く仕掛けが解ります。
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珍しい物では江戸の見世物小屋で人気の「のぞきからくり」が有りました、周りに有る覗き窓から覗くと節まわしのいい語りに合わせて物語の画像が次から次へとながれます、トーキー映画の江戸版ですね。
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お終いにからくり記念館の動画が有りましたのでご覧ください、からくり記念館入口に展示されていた弁吉の弟子の米林八十八が口上を述べています。








最後までお付き合い頂いて有難うございます。感謝