go の let's goシニア

リタイヤ・・何でもヤリタイヤ
登山、渓流釣りを卒業して四季の花を愛でています

山に水汲みに行って来ました

2013年02月26日 | インポート
我が家ではコーヒーやお茶に使う水と味噌汁や炊飯に使う水はすべて山の水を汲んできて使用しています。

先週は冬型の天気で山へ水を汲みに行く事が出来ずにいました、朝のコーヒーを入れたら在庫がゼロになったしまった。
昨日の朝は雪が降って路面も凍結していたのですが昼頃には路面の凍結も少し緩んできたので水を汲みに出掛けました。

水を汲む場所は自宅から車で3~40分ぐらいの白山麓で白山セイモアスキー場のゲレンデより沢を隔てた場所に有ります。
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水汲み場に向かう道路はスキー場の広い道路から沢に沿って狭い坂道を登るのですが、沢から水を引いて路面に流して川のように流れています、おかげで雪も積もらず凍結もしていないので助かります。
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休日には水を汲む人で混み合う事もあるのですが平日でお天気もあまり良くないので誰も汲みに着ていませんでした。
ここの地下水は夏期で一か月たっても無色透明で変化しません、そばの掲示板に分析検査の結果が張り出されています。
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一回に汲んでくる量は4ℓのペットボトルが25本で100ℓです、約半月分になります、ミネラルウオーターを使っていると水道水のカルキ臭が気になります、月に2度の水汲みですが現役時代と違って時間はたっぷりありますのでドライブがてら水汲みを続けています。
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セイモアスキー場の積雪は積雪情報によるとゲレンデの上の方で積雪310㎝となっています、次に水を汲みに来る3月中旬でも未だ雪は無くなりそうにありません。

ご訪問ありがとうございます。













安宅の関

2013年02月16日 | インポート
北陸はこのところ不順な天候が続いていました、14日は久しぶりに青空がのぞき、最高温度も9度とこの季節としては動きやすい天候でした。
最近はショッピング以外はあまり外出をする機会がなかったのですがお天気が良くて少し温かくなるとどこかへドライブに出掛けたくなりました。
何処へ行くか決まらないままで、最近は北の方角へ出掛ける事が多かったので今日は南に向かって一時間以内で行ける場所でしばらく行っていない安宅の関に行く事にしました。
家を午前10時に出て、海岸線の旧道をゆっくり南下しておおよそ45分間で安宅の関に着きました。
安宅の関の駐車場は道路に沿っていて駐車がしやすくなっています、そのために駐車している車はほとんどが商用車です、この場所が格好の小休止の場所になっているようです。
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駐車場の脇から関跡に向かう散策路が有ります、弁慶が大きな岩を持ち上げた石像が有ります。
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松林の中の道をたどって関跡に向かいます、歌舞伎の勧進帳の舞台の背景には立派な松が描かれいていますがこの辺は海辺に近く松の林が続いています。
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まず目に着くのが歌舞伎の勧進帳の場面の銅像です、正面に武蔵坊弁慶、右側に富樫左衛門泰家、左側に傘を冠って下を向いて顔を隠している九朗判官源義経の像です。
そばに銅像の由来が書いてありました、弁慶は七代目松本幸四郎、富樫が二代目市川左団次をモデルに作られたようです。
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松林の中に関所跡の石碑が立っていました。
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関の宮、右側の宮が、九朗半官 源 義経公
      左側の宮が、関守    富樫左衛門泰家公を祀っています。
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関跡の松林の先は海岸になっていて日本海が広がっています、義経一行は海岸線を通ってこの関に辿りついたのでしょうか。
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浜辺からの関の門、脇に歌碑が有りました。
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松たてる安宅の砂丘のその中に
             清きは文治三年の関    与謝野晶子
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勧進帳ものがたり館を見学しました、他に見学客がいませんでした、歌舞伎「勧進帳」シアターも見てきました。
歌舞伎の勧進帳の弁慶、富樫、義経の衣装が展示されていました。
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勧進帳の文楽人形も、文楽人形は初めて実物を見ましたが想像以上の大きさに驚きました。
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安宅の関に面した小高い所に安宅住吉神社が有ります、天応2年の創建の古寺で、創建当時は琴佩山に鎮座していましたが二度の遷宮ののちに天保4年(1647)に現在の二堂山に鎮座しました。
道路から長い参道の先に社が見えます、神社の敷地内の安宅の関が有るので義経師従が厳しい関所を突破した事にちなんで「難関突破」の御守りで知られ人気が有ります。
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境内の稲荷神社の前に勧進帳を読みあげる弁慶の像が有ります。
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亀の形をした神亀石、亀の形をした自然石で甲羅を撫ぜると長寿になると伝えられています。
写真を撮っていて撫ぜるのを忘れました、忘れるようでは長寿はむりかも。
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参道に有る弁慶の逆植えの松、安宅の関を無事に通りぬけた弁慶が無事を喜んで松を逆さに植えた事から呼ばれているようです。
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※安宅の関伝承(安宅住吉神社のHPから)

兄の源頼朝に謀反を疑われて追われる義経が奥州平泉へと落ちのびる途中の文治3年(1187)、山伏姿で  安宅の関にさしかかる。関を越えようとしたその時に、関守富樫泰家に見とがめられ、詮議の問答が始まる。
勧進帳とは寺院建立などの資金集めにその趣旨をしたためたもの。
弁慶は白紙の勧進帳を読みあげて、強力(ごうりき)に身をやつした義経をかばう。しかし顔が似ているという関守の前で義経に似た貴様が憎しと主人を打ちすえる。その忠義の心に感じた富樫は義経と知りながらも一行を解放し、関を通してしまう。




歌舞伎十八番の勧進帳で弁慶役を演じて来られた市川團十郎さんが二月の三日に惜しまれながら享年66歳の生涯を閉じました、歌舞伎に一生を捧げ、新装成った新歌舞伎座の将来に誰よりも情熱を燃やしていただけに誠に残念です。
二月二十七日に葬儀が営まれる予定になっています、ここに心よりご冥福をお祈り申し上げます。

あり日の市川團十郎さんを偲んでパリのオペラ座歌舞伎公演で演じた勧進帳をご覧ください。
弁慶を市川團十郎、富樫を市川海老蔵、義経を市川亀次郎が演じています、物語のストーリーが字幕で表示されるのでわかりやすくなっています。









安宅の関を訪ねてこの地に伝わる物語に歴史のロマンを感じました、今から826年前に有った出来事を文化として歌舞伎や文楽などで現在に語り継がれていることは歴史を知る上で意義深いものが有ると思いました。

御訪問ありがとうございます。


増穂が浦の歌仙貝

2013年02月10日 | インポート
1月31日は北陸のこの時期には珍しく晴天の日でした、かねてより行きたいと思っていた富来の増穂が浦へドライブがてら出かけました。
能登海浜道の西山インターで降りて能登の田園風景の道を辿って能登半島を北上しました。
通り過ぎる集落には人影も見えず車の往来もまばらでした。
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増穂が浦の浜辺に到着しました、夏には海水浴客で賑わう浜辺も閑散として駐車場には2,3、台の車がポツンと停まっていました。
砂浜では人影が二つ三つ貝殻を拾う姿が見えました。
この時期には季節風が激しく浜辺に冷たい風が吹きつける季節ですが今日は晴天で顔にあたる潮風も心地よく感じました。
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私が増穂が浦に来てみたかったのは、ここは鎌倉の由比ヶ浜と紀州の和歌浦と並んで日本三大小貝の名所だからです、ここ増穂浦は歌仙貝やその中でも美しい桜貝が流れ着く事でも知られています。

三十六歌仙は平安時代に活躍した和歌の名人三十六人のことです、その和歌集の中から貝にちなんだ三十六首を選んでこれに小貝をあてはめ三十六歌仙貝と呼んでいる。
歌仙貝のひとつの桜貝は、

伊勢の海 なみの玉よるさくら貝
            かいある浦の花のいろかな    藤原定家
と詠まれています。


海が荒れる1月から2月は沢山の貝殻が打ち上げられていて美しい貝が拾える時期です。
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浜辺に打ち上げられた小さな貝殻が砂州の上に層をなして散らばっています。
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今頃は日本海の荒波が激しく打ち寄せる季節です、今日は遠浅の砂浜に打ち寄せる潮騒の音が心地よく聞こえます。
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私は話に聞いただけで実際の桜貝をみたこと無いのでさくら色をした綺麗な貝殻を目当てに探しました。
その内に綺麗な桜色をした貝殻を見つけました、実際に桜貝かわからないですが綺麗なさくら色をしたその貝を探して拾いました。
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一時間ほど浜辺を行きつ戻りつして貝を探して駐車場に戻りました、天気が良いのでこのまま帰るのは勿体ないような気がしてその辺を散策しました。
日本一長いベンチが有りました、全長460.9mでギネスブックに登録して認められたようです、途中のテーブルを囲んでベンチは切れているように見えますが繋がっています。
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帰りはわき道を通って機具岩(はたごいわ)と岩門を見てきました。
機具岩は能登の二見が浦と呼ばれている所です。
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岩門はこの季節に訪れる人もなくひっそりとして遊覧船が運休していました。
この岩門周辺は映画「ゼロの焦点」の撮影が行われたところです。
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千畳敷の岩場では岩のりを採取している人が見えました。
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拾った貝です、桜色をした貝を桜貝と思って拾ってきたのですが調べたら地元では「ますほ貝(増穂貝)」と呼ばれている貝でした。
大きさは大きな物で5㎝余りで、下の物が透けて見える程薄いデリケートな貝殻です、浜辺に打ち上げられているもののほとんどが割れていて満足な形の貝はあまりありません。
増穂が浦の地元では桜貝やますほ貝を使ったアクセサリーや飾り物を作っている工房もあるようです。
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増穂が浦の歌仙貝の標本には「ますほ貝」と書かれています。
色は桜貝とまったく同じ桜色をしています、この貝を「紅貝」と呼んでいる所もあって良く解りません。
どんな名前であってもこんなに綺麗な貝殻を拾う事ができたので満足です。
今度出かけた時に「拾うと幸せになると云われている桜貝」を拾ってきます。

汐そむる増穂の小貝拾ふとて
          色の浜とはいふにやあるらむ     西行法師
   








ありがとうございます、桜貝を手に入れた時に続編を書きます。












牡蠣三昧

2013年02月04日 | インポート
毎年この時期恒例の牡蠣を食べる会のお誘いを受けて能登半島の国民宿舎能登小牧台へ行って来ました。
この企画が始まった頃は皆さん現役の方でしたが今ではリタイヤ組とこの春リタイヤする人が増えてこの会も高齢化が進んできました。
能登小牧台は七尾湾の入り組んだ入り江の岬に有ります、写真は昨年5月に釣りボートより撮影したものです。
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到着して温泉に入ってから歓談しましたが久しぶりにお会いする方が多いので互いの近況も含めて話が弾みました。
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6時から別棟のバーベキュー室に移ると炭火の準備もされていて焼き牡蠣用の牡蠣もテーブルの上に用意されています。
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牡蠣を焼くと貝殻が飛び散るので前掛けをして軍手をはめて準備をします。
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幹事の簡単な挨拶の後で乾杯からスタートです。
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牡蠣を炭火の上に乗せるとあたりに磯の香りが立ち込めます。
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歓談をしながら牡蠣を焼いて食べます。
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追加注文の牡蠣が運ばれて宴たけなわになって話もはずみます、食べて後の貝殻は座席の脇に用意されたバケツに捨てますがすぐに一杯になります。
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ワカメと牡蠣の酢の物はあっさりしていて美味しかった、以前は酢牡蠣も有りましたが最近は衛生上の関係でメニューから消えました。
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牡蠣にタルタルソースをかけたものです。
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家族連れやグループのお客さんで賑やかでした。
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牡蠣コースのほかにイカ焼きも美味しいですよ、地元の新鮮なイカです。
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揚げたての牡蠣フライも楽しみの一品です。
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牡蠣飯のお釜も蒸気を吹き上げていい香りがしています。
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炊きたての牡蠣飯は最高でした、牡蠣入りの味噌汁と一緒にいただきうました、まさに牡蠣三昧牡蠣を食べつくした感が有ります。
日頃は疎遠になっているひとつ釜の飯を食った仲間と年に一度の交流でした、牡蠣の美味しさと皆さまとの親交を温めた二日間でした。 
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ベランダからの早朝の風景です、このあたりは湾が入り組んでいて海面も鏡のように凪いでいます、牡蠣イカダが単調な海面にアクセントをつけています。
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いつもご訪問いただきありがとうございます、皆さまのご訪問が私の励みになります、感謝。