go の let's goシニア

リタイヤ・・何でもヤリタイヤ
登山、渓流釣りを卒業して四季の花を愛でています

蕎麦の花祭り

2014年09月23日 | インポート
21日の日曜日に白山市三ツ矢野地区で蕎麦の花祭りが開催されたので家内と10時頃に出かけてきました、会場のにわか工房は手打ちそばが体験できる農業体験施設で、農産物の「加工場」と、そば打ちを体験できる「そば工房」があります。旧鳥越村三ツ屋野地区で収穫された新鮮な農産物の直売や食材を加工をして製造販売する施設です。

会場のまわりの畑では白いそばの花が一面に咲いて、秋の高い青空から降る注ぐ陽の光を一杯に浴びていました。
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好天に誘われて大勢の人が訪れて、私たちが着いた頃には会場のにわか工房は人であふれていました。
駐車場も満車で係り員の誘導で農道をぐるぐると走って、少し離れた空き地に止める事が出来ました。
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蕎麦のサービスは「白山俱楽部」と「にわか工房」の二か所でしています、どちらも30人以上は列を作って並んで順番を待っています。
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裏方さんは大忙しで対応していますが、順番を待つ列は長くなるばかりのようです。
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売店では柿の葉寿司、お焼き、蕎麦団子などが販売されていますがこちらも大盛況のようです。
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蕎麦打ち調理場では5~6人で休みなしで蕎麦を打っています、捏ね方、打ち方、切り方がフル回転です。(ガラス越しに撮影したので、外の景色が映り込んで見づらいと思いますがお許しください)
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蕎麦挽き体験も行っていました、地元のお年寄りの指導を受けて子供さんが石臼を回すのに合わせて手拍子で粉挽き歌を唄っていました。
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真白に咲く蕎麦の花の畑をバックにステージを設えて、午前と午後に地元高校生のジャズバンドの演奏も行われるようです。
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車を止めた空き地に向かう農道の両側に白い花が満開に咲いた蕎麦畑が広がっていました。
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蕎麦の花を見て回っていたら昼時間も近かったので、蕎麦を食べようかと思ったのですが待っている人の行列が長々と続いていてかなりの時間を待たなくては蕎麦にありつけそうにありません、待っている人が少ない蕎麦がきを食べて、売店で蕎麦団子とおやきを土産に買って帰りました。

今咲いている蕎麦の取り入れが終わる頃の、10月末には新そば祭りが2日間開催される予定です、その時には新蕎麦を味わいに訪れる予定です。

御訪問ありがとうございました。






秋の野花

2014年09月20日 | インポート
北陸地方はこのところ安定した秋晴れの日が続いています、そんな好天に誘われて今日は渓流沿いの林道を散策してきました。
夏の間うっとうしいくらいに茂っていた山の草木も日照時間も短くなって、朝晩の気温が低くなると草木の勢いも衰えてすっかり秋の佇まいを感じました。
林道沿いに咲いている草花も夏の花から、秋の花に代りすっかり秋の風情でした。

アケボノソウ
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シラネセンキュウ
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ウドの実
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ツリフネソウ
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今回初めて見た白花のツリフネソウです
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オタカラコウ(雄宝香)
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ヨシノアザミ
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サラシナショウマ
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ノコンギク
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ミゾソバ
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ヤマハッカ
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オオアキギリ
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ムクゲ(帰りの友人宅にて)
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イヌサフラン(帰りの友人宅にて)
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素朴な野の花を見ていると心が癒される思いがします、その素朴さゆえに心惹かれるんでしょうね。

いつもご訪問頂きましてありがといございます、コメント欄は閉じさせていただきます。






白山麓 綿ヶ滝

2014年09月11日 | インポート
9月8日(火)は白山麓へ蕎麦の花を撮影に行きました、去年は9月13日に綺麗な花を写す事ができたのですが、今年はどうかなと思って行きました、ところが去年咲いていた畑は蕎麦を耕作していませんでした、近くの畑の蕎麦はまだ小さくて花が咲いていませんでした。
空振りになったので近くの手取渓谷に寄ってきました、綿ヶ滝は水量が多く、豪快に落ちていました。
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動画も撮ってきましたが、滝壺に降りて行く曲がりくねった急階段は足元を見ていないと転落します、下に降りた時は草付きの岩の上で足を滑らせたら滝壺に転落します、カメラのディスプレイから目を離して写した部分はブレた画像で見苦しいと思いますがお許しください。(画面を大きくしてご覧ください)





渓谷に咲いていたツリフネ草です。
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豆科のミヤコグサは雑草ですが、エンドウ豆の花に似た花が咲いていました。
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葛(クズ)はツルを伸ばして木に巻きついて高い所に一杯花を咲かせていました。
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渓谷の上の展望台から望んだ綿ヶ滝です、蔓草が藪になって視界を遮って全体を写す事が出来ませんでした。
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水量の多い滝が落ちる様は実に気持も良い光景です、マイナスイオンのほかに何か人の心を癒す「気」がある様な気がします。

御訪問ありがとうございます、今回はコメント欄は閉じさせて頂きます。







赤石渓谷線ー白神ライン

2014年09月09日 | インポート
夜中の雨も上がり、今朝は曇り空です、朝食を食べている間に空が明るくなって赤味を帯びた朝焼けの様な<光になってきました、「この異様な光が気味が悪いネ、このままお天気が回復してくれればいいが」、誰となくこんな会話が食堂で交わされていました。
宿の主人は四六時中、表の道路に出ては薄茶色に濁って流れる赤石川を見つめて観察されていました、時折戻ってくるものの気になる様子で、また川の方に歩いてゆきます。
私たちが食事を終える頃に戻ってきた主人に、友人がこんなに増水したら3日間ぐらいは鮎釣りにならないでしょう?、と尋ねると主人は自信ありげに「今日の午後には濁りが収まる、そうしたら夕方か明朝には鮎釣りが出来ます」とはっきりと答えていました、マタギの身についた自然の観察力は自信に満ちていました。

私たちは8時半ごろに熊の湯温泉を後にして赤石渓谷線をさらに上流に向かいました、熊の湯温泉からは道路が急に狭くなって車が一台走ると一杯で、対向車来たら広い場所を探して交差しなくてはいけませんが、今日はすれ違う車もありません。

20分ほど走ったら駐車場と公衆トイレのあるくろくまの滝への散策路の入り口です、軽四輪が一台駐車していましたが、他に人影は見えません、ここから林道を徒歩で15分ほど赤石川の支流を登った所にくろくまの滝があります、長靴をはいて熊鈴をつけて、傘を持って出かけました。
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急な散策路を登った先に突然目の前にくろくまの滝が現れました、その高さに圧倒され、しばらく立ちつくしました。
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くろくまの滝は落差85m、巾15mで青森県内最大の滝です、その形が観音様が合掌している形に見えることから信仰の対象にもなっています、上流には第2、第3の滝もあるようですがそこまでの道は険しいので行けませんでした、白神山地では今回行きたかった暗門の滝もありますが、くろくまの滝は一番の滝の様です。
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くろくまの滝を見てから赤石渓谷線を上流に向かって走りました、昨夜の雨で道路の決壊が無いか注意して走りました、くろくまの滝より上流は未舗装のガタガタ道が続いていました。
しばらく登った所の青岩展望所につきました、車を降りて見晴らし台に登って景色を見て行く事にしました。
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見渡す限りのブナの原生林が続いています、正面の崖に青い岩の層が見えました、これが青岩といって学術的に珍しいようです、グリーンタフ(緑色凝灰岩)です、海底の火山から噴出した火山灰や火山礫が火山熱や地層の圧迫圧力によって偏質して本来は白い岩石がグリーン色に変色したようです、この辺はその昔、海の底だったようです。
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赤石林道から白神ラインに合流してから長い林道を走りました、ほとんどが舗装されていて想像していたより走りやすかった、大きな駐車場と公衆トイレがある津軽峠につきました、ここはブナ林の散策路と”マザーツリー”が見られる所です。
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”マザーツリー”とはブナの巨木で胸高直径148㎝、胸高幹回り465㎝、樹高30m、推定樹齢約400年、白神山地を代表する母なる木です。
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翌日は旅行に出発してから5日目になります、ここから石川県に帰る道のりは遠いので、当初は途中でもう一泊する事も考えていましたが、結局その日のうちに帰宅できました、朝9時に出発して二人で交代に運転して石川についたのは午後8時頃でした、何処にも寄らずに昼飯を食べる時間と時々の小休止のみでした。

4泊5日の旅でしたがお陰様で無事に帰ってこられました、焦らずゆとりのある時間で行動して色々な珍しいところを見学出来て実りのある旅でした。

5日間の取り留めの無い記事を読んでいただいて、コメントや沢山の気持玉を頂きましてありがとうございます。
以上をもちまして私の白神山地の旅を締めくくります。







海岸線から赤石渓流

2014年09月06日 | インポート
3日目は十二湖の宿舎から8時半頃に出発しました、今日は大間越海道(国道101号線)を鰺ヶ沢方面に向かって北上します、この大間越街道はJR五能線と並行して海岸線の出入りに沿って続いています、十二湖より五能線で一駅先に陸奥岩崎駅があります、ここから弘前の近くの西目屋まで白神山地を横ぎる林道が伸びています、林道は白神ラインと云って白神山地を訪れ人が必ず訪れるルートです。

私たちも計画していたルートですが、台風12号に伴う集中豪雨で道路が決壊した通行止めとなっています。
国道で岩崎を通り過ぎるときに白神ラインとの分岐点に白神ライン通行止めの看板を横目で見ながら進みました。
道路は海岸端のウエスパ椿山、鍋石温泉、不老温泉などを過ぎて深浦町を過ぎたあたりに道の駅「ふかうら」があります、このあたりで車窓より見える海岸線の景色に魅了され道の駅に車を止めました。



そこは鳥居崎と云って小さな漁港になっていました、沖合には弁天島と大島の岩礁の島があります。
目の前の奇岩の島は弁天島ですが遊歩道でつながっていました、島には灯台も有ります、漁船の近くにも遊歩道にも人影は見えません。
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時間にしばられた旅でなし、予定もあって無いような旅です、道の駅に車を止めて遊歩道で弁天島に向かって歩いて行きました。
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島に近付くと風雨で浸食された奇岩がまるでモンスターの様に聳えて、襲いかかってくるように見えました。
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島の灯台までは傾斜のきつい階段が伸びていました、曇り空でしたが息が切れて汗ばんできました。
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灯台のある島の頂上は意外と狭い場所でした、その先は反対側の崖になっていました、反対側の崖下には赤い鳥居と祠が見えました、弁天島の名の通り弁天様が祭られているのでしょうか。
頂上から道の駅の方角を見ると、漁船の舟だまりの先、右側の白い建物が道の駅です、辿ってきた遊歩道が見えますが陸から離れた島を遊歩道で結んでいることが分ります。
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弁天島から戻って、五能線の2駅目の所の「千畳敷」という駅がありますが、この辺の海岸線は岩場になっていて、海に突き出た岩が千畳敷の名の通りに広がっています、有名な兜岩の近くに車を止めて海岸を散歩しました。
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海の先には黒い雲が広がって、時折稲妻の走るのが見えました、昨日から秋田県に激しい雨が降ったようでうが黒い雲がこちらに流れて来ない事を願っていました。
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大間越街道(国道101号線)を走っていると「北金ヶ沢、日本一の大イチョウ」の看板が目に入りました、立ち寄りの予定に入っていませんが、日本一のキャッチフレーズに引かれて看板の案内通りにわき道に入ってゆくと、大きく枝を広げたイチョウの木が見えました、駐車スペースに車を止めて見物してゆくことに。
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小さな祠の拝殿の後ろに案内板や石碑が立っていました、案内板によるとこのイチョウは樹齢が1000年以上の「垂乳根の銀杏(たらちねのいちょう)」の名前で天然記念物に登録されているようです。
垂乳根(たらちね)も名の通り、幹から垂れたようなコブが出てそれが地面に着くとそこから根が出て巨木になってきたようです。
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近くに寄ってその大きさが実感しました、幹回り22mですので直径にすると約7mぐらいになります、思いがけなく巨樹に巡り合うことが出来て一つ得をした気分になりました。
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北金ヶ沢から陸奥赤石駅を目指しました、白神山地から日本海にそそぐ赤石川の河口に陸奥赤石駅はあります、国道から分岐して赤石渓谷林道に向かって走るとお店も食堂も無いので、国道のコンビニでおにぎりをゲットしてから進みました。
国道より赤石川沿いの田舎道を走りだした頃に雨が降り出し、時折激しく降る雨の中をナビの案内で進んでいましたが、だんだん道が狭くなってくねくねと続く道に、道を間違えたかな?と不安になってきました、通行する車もありませんし、ポツポツと民家がありますが訪ねる人影も見当たりません、その内に目的地の白神の森遊山道の標識が目に入りました、それから暫くして「くろもりの館」到着しました。
くろもり館の駐車場には車が2台止まっていましたが、着いた途端に車から降りられない程の激しい雨に見舞われました、おにぎりを食べながら雨のおさまるのを待ちました。
雨も小降りになったので、くろもり館に入って入山料(¥500/人)を払って中で少し休んでいるうちに雨は上がりました、車に積んできた長靴に履き替えて用心のために傘を持ってブナの森の遊歩道巡りに出ました。
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ブナの森の遊山道のコースはいくつかありますが、私たちは一番外回りでコースタイムが一時間半ほどのコースを選びました。
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うっそうとしたブナ林の中の道は良く整備されていましたが、先ほどの雨でぬかるんでいて長靴なしでは無理だったでしょう。
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熊がブナの実を食べるために木に登った時の爪跡です、くっきりと爪跡が残っています、ブナの幹についた傷はかなり年数がたっても消えないようです。
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この辺のブナ林は津軽藩の田山(田んぼに水をひくための山林)だったようです、現在の水源保存林でしょうか。
同時にこの山は官地民木(かんちみんぼく)で土地は国有、樹木は地元の民のものという形態を取ってきたようですので、永い間、植林や伐採がおこなわれず、自然が守られて来たようです。
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林の中の綺麗な色のキノコがありました。
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森の遊山道の散策を終えて、さらに赤石渓谷線を上流に向かって走りました、途中のビジターセンターで見たクマの毛皮ですが、その大きさに圧倒されました、こんなに大きなクマと山で遭遇したらと思うとゾットしました。
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赤石渓谷線の一番奥に今夜の宿の「熊の湯温泉」ありました、道路を隔てた所に赤石川がながれています、春は渓流釣り、このシーズンは鮎釣りで全国各地から太公望が訪れてここを定宿にして釣りを楽しまれているようです。
私も友人も白神に行ったら山の素朴な宿の熊の湯温泉に泊まってみたいと思っていました。
当館主人は、江戸時代から代々受け継がれてきた『赤石マタギ』推定21代目。

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温泉は鉄分で茶色の温泉です、源泉を加温しているようです、浴槽の石や洗い場に温泉の成分が付いてツルツルになっていました、小さい浴槽は少し温めの湯です、タオルは一回で鉄錆色に染まりました、
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蛇口かは30度ぐらいの源泉が常時出しっぱなしになっています、上がり湯や洗髪に使うと出た後の肌がサラサラになって気持がよかったです。
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部屋にはエアコンが無く扇風機がありました、窓を開けて網戸越しに入ってくる風が爽やかでした、こんな張り紙がありました。
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湯上りの部屋でビールを飲んで少し横になっていたら、6時頃に外から女将さんの声で”夕飯の準備が出来ましたよー”と呼んでくれました、食堂に行くとテーブルの上に白い紙がかけられて食事の用意がされていました、大きな炊飯器とお鍋のご飯とみそ汁はセルフで頂きました。
天然の岩魚の塩焼きやこの山で捕れた山菜と地元の野菜を使った素朴な料理です。
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食事の後に宿のご主人と関東方面から4日ほど前から滞在して鮎釣りをしている常連のお客さんで釣り談議に花が咲きました。
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明日は赤石渓谷線をさかのぼって白神ラインに合流して、津軽峠、暗門を通って西目屋に抜ける予定です、温泉に浸かって早めに就寝しましたが、夜中に激しい雨音で目が覚めました、明日の赤石渓谷線や白神ラインが通行止めにならなければ良いが・・・・・・。

御訪問ありがとうございます。