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登山、渓流釣りを卒業して四季の花を愛でています

シーギリヤロックーシーギリヤレディ

2021年09月21日 | インポート
今日は以前にスリランカにいった時の事を紹介したいと思います。

私がスリランカを訪れたのは2013年の6月です、雑誌でスリランカのシーギリヤロック
を見てここに行ってみたいと思うようになりました。
スリランカは歴史が古い国ですので見学するところが沢山旅行案内書に載っていました
が私はシーギリヤロックを見学するのが第一の目的になりました。
こんな地形かどうして出来たのだろうと思いました、それはその昔、マグマの吹きし口
(火道)のマグマが固まってその岩石が隆起したのだと知って驚きました、たとえは良
くないんですが人間でいえばデキモノのかさぶたのような物です、この岩山は四方が切
り立った崖になっていて海抜は370mで岩塊の高さは200m弱の様です。

古都シーギリヤは、1982年に世界遺産(文化遺産)に登録されました。

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シーギリヤロックを見学に行った時に映画のロケをしているところに遭遇しました、
昔の姿が偲ばれます。
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シーギリヤロックの頂上に登るにはエレベーターやエスカレーターは無く階段
を登ります、何段か数えてみませんがひたすら階段を上りました。
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やっとのことで岩山に取り付きました、これから中腹の「シーギリヤレディ」
として知られる女性像を見学に行きます、「シーギリヤレディ」は上部の岩が
えぐれた所に描かれています。
この岩山の上に宮殿が出来たのは5世紀ですので、このフレスコ画もその頃に
描かれたものででしょう。
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途中から螺旋階段を上ります、だれがいつこの場所に絵を描いたのでしょう、
現在は階段や螺旋階段がありますがどのようにしてこの場所に登ったのでしょ
うか。
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「シーギリヤレディ」は岩山に石膏を塗ってその上にフレスコ画が描かれ
ています、イギリスの統治下にあった1875年にイギリス人によって発見
されました。
当初は500体あった女性像も1400年の風化に耐えた18体だけが残ってい
ます。
現在は雨風にあわぬ様に保護されていました。
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シーギリヤレデイを見てから岩山の頂上の宮殿跡に行く途中のライオンゲート
を通りました、昔はライオンの全身があったようですが現在はライオンの足の
部分だけ残っています。
ここからが階段も傾斜がきつくなって息が切れました。
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シーギリヤロックの上には5世紀にカッサバ1世によって築かれた宮殿の跡が
残っています、宮殿は焼けて土台だけ残っています、シンハラ王朝は5世紀に
はダートゥセーナ王が首都アヌラーダプラで栄えていました、王には平民の
母を持つカッサバと王族出身の母を持つ弟のモツガラーナという2人の息子が
いました、兄のカッサバはこのままだと王位は弟のモツガラーナになる事を
恐れて王の甥あり軍司令官のミガラの支援を得てクーデターを起こし、477年
に父親から王権を奪取します、カッサバは弟のモツガラーナの仕返しを恐れて
首都をアヌラータプラからシーギリヤへと遷都します。
カッサバ1世は政権を握ってから7年後にシーギリヤロックの上の宮殿が完成
しました。
一方弟のモツガラーナはカッサバからの難を逃れていた南インドから軍隊を
引き連れて兄に戦いを仕掛けました。
当初はカッサバ王が優勢であったが後に劣勢になりました、観念したカッサバ
王は喉を掻き切り自害しました。
477年に王権を奪取して、7年後の484年にシーギリヤロックの上に宮殿が出来
て、495年に自害して陥落しました、このシーギリヤロックの上の宮殿で暮らし
たのは11年です、その11年はカッサバ王にとって安穏な日々を送れたのでしょ
うか?、弟のモツガラーナの仕返しを恐れて心が休まる事が無かったのでしよう
うか?。

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王が沐浴をした水槽(プール)の跡。
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私たちがここに来るときに通て来た道も見えます、都大路でしょうか。

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宮殿の跡から周辺の山川や原生林も手に取るように見えます、また都の賑わい
や人々の暮らしぶりも分かります。
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ここに来るときの期待が大きかったです、期待通りで満足しました、
歴史をさかのぼる旅は大好きです、でも歳を重ねると行きたい所に
も行けなくなりますが良いときに行けて幸せでした、今ではあの
階段はきついですね。
ご訪問ありがとうございます、古い写真を見て記事をかきました。






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