go の let's goシニア

リタイヤ・・何でもヤリタイヤ
登山、渓流釣りを卒業して四季の花を愛でています

芭蕉の碑を訪ねてー其の2

2017年03月20日 | インポート
芭蕉の碑を訪ねて、前記事の続きになりますが、成学寺を出てから野町の願念寺に向かいました、大通りから願念寺のある小路に入りました、左側の町家の壁と、右側の寺の石垣の塀との間に小路が通っています、荷車かリヤカーが通るだけの昔はこの道で充分だったのでしょう。

芭蕉の碑
芭蕉の碑 posted by (C)gotyan


小路の右側に願念寺の山門が有ります、山門の全体を写したかったのですが、道路が狭くて離れることができず私のカメラでは少し斜めから撮ってもこの映像で限界でした。
芭蕉の碑
芭蕉の碑 posted by (C)gotyan


山門の前には芭蕉の句碑が建っていました,句碑には
芭蕉翁来訪の地、小杉一笑の墓所
       つかもうごけ 我が泣く声は 秋の風

芭蕉が奥の細道の道中で7月15日に金沢に着いてから門弟の加賀蕉門の者たちに連絡をとった、門弟の立花牧童らが来て弟子の小杉一笑が昨年12月に亡くなった事を聞き、、金沢では一笑に会えるとばかり思って旅をしてきて芭蕉は愛する弟子の悲報に触れて激しい心の動揺を句に詠んでいます。
7月22日に小杉一笑の追善会をこの願念寺で催したおりに詠んだ句です。
芭蕉の碑
芭蕉の碑 posted by (C)gotyan


掲示されていた高札の内容は

松尾芭蕉・小杉一笑ゆかりの寺  願念寺
蕉門の俳人・小杉一笑の菩提寺、境内に一笑塚がある。また、元禄二年{1689年}「奥の細道」で来遊した松尾芭蕉が一笑の追悼会に出席し、その死を悼み読んだ
       塚も動け 我が泣く声は 秋の風   の句碑もある、云々

芭蕉の碑
芭蕉の碑 posted by (C)gotyan



芭蕉の碑
芭蕉の碑 posted by (C)gotyan


境内に大きな自然石に「一笑塚」と彫られた塚が有りました、小杉一笑は享年36才でした。
一笑の代表作、蚊も痩せて 鎧のうえに とまりけり
          心から 雪うつくしや 西の雲(辞世の句)
芭蕉の碑
芭蕉の碑 posted by (C)gotyan


願念寺を出て小路の先は行きどまりの袋小路かと思いきや、小路は鉤の手に曲がっていて通り抜けが出来ました、突き当りは「妙立寺」の裏口になっています、妙立寺では分からないと思いますが、「忍者寺」と云った方が分かりやすいと思います、金沢に来られた方は行かれている方は多いと思います。
芭蕉の碑
芭蕉の碑 posted by (C)gotyan


観光客が多い妙立寺の前を通って寺町へ向かう大通りに出ました、通称寺町通りは結構きつい坂道になっています、坂道を登って行くと「松月寺の大サクラ」の横を通ります、サクラの枝が道路にはみ出していて通行に支障をきたすので枝を切ったと先日の新聞に載っていました、現在でも枝が道路側に出ています、天然記念物に指定されているので保護されているのでしょう、樹齢は何年になるのでしょうか、加賀藩三代藩主、前田利常公と懇意であった当寺の2世の住職が小松城から苗木を頂いて植えたと伝えられています。
芭蕉の碑
芭蕉の碑 posted by (C)gotyan



芭蕉の碑
芭蕉の碑 posted by (C)gotyan




芭蕉の碑
芭蕉の碑 posted by (C)gotyan



直射日光を受けて少し汗ばんで坂道を登って行くと、目的の長久寺に着きました、この辺は寺町です、地名の通り寺が多くて大通りに面した寺も沢山あります、地図で調べてきたつもりですが、山門前の石碑に長久寺の名前を確かめて入りました。
芭蕉の碑
芭蕉の碑 posted by (C)gotyan



鶴雲山と号し、曹洞宗に属する。
「長記」によれば、慶長13年(1608)創建、高畠石見守定吉の後室・長久院(生前は長寿院)のために栖覚寺を郊外にある大豆田高畠氏の下邸に建てたが、その粧田三十石を寺領として寄進し、その十五年後、長久寺と改めたとある。
中略
当寺は前田利春の三女で加賀藩初代藩主前田利家の妹・津世の菩提寺でもある。
境内には芭蕉の碑があり、また樹齢四百年近くになる金沢市保存樹の銀木犀があり九月に開花する。
芭蕉の碑
芭蕉の碑 posted by (C)gotyan


銀木犀の木の根元に芭蕉の句碑が建っていました。
芭蕉の碑
芭蕉の碑 posted by (C)gotyan



  秋涼し 手ごとにむけや 瓜茄子
  (あきすずし てごとにむけや うりなすび)
ここに出てくる瓜は芭蕉の好物であったマクワウリのことのようです、マクワウリは長円形で甘いウリで、昔はウリと云ったらマクワウリのことを言っていたようです、茄子は甘くて水分が多く生食野菜として食べられていた水ナスの事のようです。
芭蕉の碑
芭蕉の碑 posted by (C)gotyan



長久寺を出て寺町通りを帰ってきましたが、帰りは下りで楽でした。
芭蕉の碑
芭蕉の碑 posted by (C)gotyan


途中の小公園に寺町寺院群の案内看板が有りましたが、寺の多いのには驚きました、この看板に載っているのは寺町寺院群だけですが、他にも卯辰山寺院群もあります、金沢は寺の多い町です。
芭蕉の碑
芭蕉の碑 posted by (C)gotyan



芭蕉の碑
芭蕉の碑 posted by (C)gotyan


今日は芭蕉の辻から成学寺、願念寺、それに長久寺を回ってきましたが、看板に書いてある寺を全部回っている人がいらっしゃるようですが何日掛かるのでしょうか。

お天気も良くて楽しいウォーキングが出来ました、毎日同じコースを歩いていると歩く気力が薄れますが、こうして目的を持って歩くと知らず知らずのうちに8000歩超を歩きました。



















芭蕉の碑を訪ねてー其の1

2017年03月16日 | インポート
ウォーキングを兼ねて金沢の芭蕉の句碑を訪ねてみました、ここは金沢の繁華街の片町です、夜はネオンが灯り知る人ぞ知る夜の社交街です、北島三郎が歌ってヒットした「加賀の人」に出てくる香林坊は、この目と鼻の先です。
夜は賑やかですが日中は通行する人もまばらで夜の賑わいは想像できません、現在は繁華街になっていますが芭蕉翁が奥の細道の道中に金沢の着いた頃は、ここ片町は犀川の本流と香林坊のあたりを流れていた支流の間の河原に開けた町で河原町という地名だったようです。

芭蕉の碑
芭蕉の碑 posted by (C)gotyan

片町の中心の大きな道路が交差するスクランブル交差点の脇に「芭蕉の辻」の石碑が立っています、道路の横の植え込みのスペースに立っているのですが、気が付く人は少ないようです、まして夜の酔客にはほとんど気が付く人はいないようです。
辻は文字で分かる様に大きな道路が交差する場所をその様に呼んで居ました、仙台にも芭蕉の辻という地名が有るようですが松尾芭蕉翁とは関係がないようです。
芭蕉の碑
芭蕉の碑 posted by (C)gotyan


芭蕉翁が奥の細道の道中に金沢に着いたのは元禄2(1689)年の7月15日でした、その夜は京屋吉兵衛の宿にわらじを脱いだのですが、翌日、知り合いの差し向けた籠に載って河原町(現在の片町)の宮竹屋喜兵衛門方の宿に移っています、その宮竹屋がこの交差点の近くだったようです、芭蕉の辻の名前の由来はその様に伝わっています。
芭蕉の碑
芭蕉の碑 posted by (C)gotyan


片町の芭蕉の辻より近くを犀川が流れています、犀川に架かる犀川大橋も片町交差連から望むことができます。
芭蕉の碑
芭蕉の碑 posted by (C)gotyan



犀川大橋を渡って左側に折れて(上流側)、少し下った所に木製のベンチとテーブルが有る小さな休憩スペースが有りました、そこに芭蕉の句碑が建って居ました、元々は大橋のたもとにあったようですが河川改修で現在の所に移設されたようです。
芭蕉の碑
芭蕉の碑 posted by (C)gotyan



芭蕉の碑
芭蕉の碑 posted by (C)gotyan


あかあかと 日はつれなくも 秋の風
(要約すると 「夕日あかあかと照り 残暑が厳しいけれど 吹く風は秋の気配を感じる」”つれなくも”はさりげなくとかそしらぬさま)
小松出身の俳人 小松砂丘の書による句碑が建っていました。
この句の句碑は金沢に三か所に建っています、一つは兼六園の山崎山の上り口、二つ目はここ犀川河畔、三つ目はこの近くの成学寺(じょうがくじ)です。
芭蕉の碑
芭蕉の碑 posted by (C)gotyan


句碑が建っている犀川大橋の近くの休憩スペースから、犀川の上流方向を望みます、犀川は上流の雪融け水で満々と流れています。
芭蕉の碑
芭蕉の碑 posted by (C)gotyan


犀川大橋から裏道の「蛤坂(はまぐりさか)」を登って行きます、途中に木造三階建ての料亭が有ります。
芭蕉の碑
芭蕉の碑 posted by (C)gotyan



芭蕉の碑
芭蕉の碑 posted by (C)gotyan


蛤坂を登って大通りに出逢う少し前に成学寺(じょうがくじ)が有りました、ビルの間に山門が有りました、注意してゆかないと見過ごしそうな所です。
芭蕉の碑
芭蕉の碑 posted by (C)gotyan


山門を入ると正面に芭蕉墳が建っていて高札が建っていました、石碑には芭蕉の文字は読めましたが、あかあかと〰の句は読めませんでした、高札によると宝暦5(1755)年に芭蕉翁追悼の為に、俳人堀麦水と門人が建てたと伝えれれています。
芭蕉の碑
芭蕉の碑 posted by (C)gotyan




芭蕉の碑
芭蕉の碑 posted by (C)gotyan




芭蕉の碑
芭蕉の碑 posted by (C)gotyan


車をスパーマーケットの駐車場の停めてウォーキングを兼ねて歩きました、次の記事の寺を巡って随分歩きました、ここの犀川河畔から寺を巡る寺町通りは坂道で私の山歩き訓練には良いコースでした。








久しぶりの大乗寺丘陵公園

2017年03月06日 | インポート
三月に入ってから冷たい北風が吹く日もありますが陽も長くなって気持的には春が感じられます、先週の週末の晴天に誘われて冬の間はご無沙汰でした丘陵公園に行って来ました。
昨年の秋に負傷した膝のリハビリに現在も整形外科に通っています、以前のように低山の山登りをしたいので自宅周辺をウォーキングをしていますが、平坦の所ばかりを歩いていても筋肉の訓練にならないので丘陵公園の上り下りのコースを歩くことが主目的でした。

丘陵公園の芝生はこれから春になると一面のグリーンの芝生になるのですが現在は冬枯れて一面の枯れ草の野原です。

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P1190266 posted by (C)gotyan


ウォーキングコースはジグザグに歩道が造られていますが、出来るだけ急な傾斜を登る訓練をしたいので通歩道に関係なく真っ直ぐに登って行きました。
途中の椿園によって見ましたが椿の花は未だ咲いていませんでしたが、早咲きの椿がポツポツと咲いていました。
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P1190222 posted by (C)gotyan


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P1190227 posted by (C)gotyan


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P1190239 posted by (C)gotyan


あまり人が通らない木陰にはリュウキンカが群生していて、この季節に満開の花を咲かせていました。
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P1190256 posted by (C)gotyan


灌木の林にはマンサクの花が咲いていました、遠くから黄色の花が目立つのですぐにわかりました。
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P1190273 posted by (C)gotyan



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P1190274 posted by (C)gotyan


枯れた芝生の上では幼い子供をつれたお母さんが子供を遊ばせていました、子供は広い場所でおおきな声を出してはしゃいで飛びまわっていました、冬の間、室内でたまったストレスを発散しているように見えました。
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P1190271 posted by (C)gotyan


春の様なお天気が続いたかと思ったら、天気予報では明日から雪が降る予報です、春になったり冬に逆戻りしたり三寒四温を繰り返して春のなって行くのでしょうね、植物はそんな気候に敏感に反応して春の装いをしていました。
    (誠の勝手ながらコメント欄は閉じさせていただきます)












初釣りの幕開け

2017年03月02日 | インポート
今年の冬は山陰や中国地方で記録的な雪が降って、市民生活に大変な影響が出たようですが、雪国の北陸では昨年に引き続いて雪が少ない冬でした。
北陸は2月も下旬になって冬の寒さが終わって春が来たような温暖な日もありましたが、また冬に逆戻りしたような寒い日もありました、昔から「三寒四温」と言われているこの季節ですが、いづれにしても三月に入ると春はそこまで来ている様な実感がします。
黒部川の河原から望む北アルプスの峰々は白い雪化粧をしています。
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CIMG0399 posted by (C)gotyan


春の訪れと共に、三月に入って富山県の渓流釣りが解禁になりました、釣り仲間2人で3月1日に黒部川に初釣りに行って来ました、解禁の日は夜明け前から釣り場は賑わうようですが、私たちは金沢を6時半に出発して、現地の釣り道具屋で遊魚券を購入して釣り場に着いたのは8時半を回っていました。
3月1日より解禁になったのは黒部川の支流です、富山の釣り友が釣っている釣り場に行きましたが、夜明け前の暗いうちから釣っていて私たちが釣り場に着いた時に各自30匹ぐらい釣っていました、私も釣れるポイントを教えて頂いて釣り始めました、引きの良い大きな岩魚が良くかかりました、釣れ出すと面白くて写真を撮るのを忘れていました、11時ぐらいで釣りを止めて日光浴をしながらおにぎりを食べてから他の釣り場を見学して帰りました。




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CIMG0384 posted by (C)gotyan



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CIMG0392 posted by (C)gotyan


形の良い25㎝ぐらいの岩魚が釣れました、金沢に帰ってから数えらたら二人が同数の13匹出した。
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CIMG0409 posted by (C)gotyan



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CIMG0411 posted by (C)gotyan


長い冬が終わってやっと渓流釣りの季節がやってきました、三月の末には石川県の手取水系の上流の釣りが解禁になります、富山の釣り友を誘って温泉で一泊の釣りをを予定しています、今から楽しみにしています。