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三笠出身の美術家 川俣さんが講座

2008年07月24日 23時45分48秒 | 新聞などのニュースから
 北海道新聞08年7月19日空知版から。

 【三笠】芸術や文化の理解を深め文化活動への参加を促す「アートプロデューサー養成講座(美術編)」(北海道文化財団主催)が15、16の両日、ミカサ・モダンアートミュージアム(市内幌向町3)で行われた。

 初日は、三笠出身の美術家でパリ国立高等美術学校教授の川俣正さん(54)が、アパートなどの建造物に廃材を張り合わせ異質な空間を作った作品や、さまざまな人たちを巻き込み一つの作品を作り上げる手法などを紹介。芸術などを学ぶ道教育大岩見沢校の学生ら約70人が耳を傾けた。

 会場には川俣さんの作品が展示されているが、その展示作業には学生たちも加わり、川俣さんから芸術作品の展示手法などについて指導を受けた。川俣さんの作品展示は10月13日まで。開館時間は午前9時-午後5時。月曜と祝日の翌日休館。入場無料。問い合わせは同ミュージアム(電)01267・2・2234へ。


 「国際的に活躍する空知出身の美術家」
というくくりで、まず思いだすのは、安田侃さんかもしれませんが、おそらく実際にドイツやフランスなどで知名度が高いのは川俣正さんではないかという気がします。年譜を見ても、海外での発表のほうが多いくらいです。
 ただ、川俣さんは、九州の田川市でプロジェクトを進めたり、東京や水戸で大規模な個展を開いているのに、地元北海道での発表はなぜかとても少ないのです。
 筆者が思いつくのは、1983年に札幌の住宅を角材で覆った「テトラハウス・プロジェクト」ぐらいでしょう。(2006-07年に札幌芸術の森美術館でひらかれた「この20年の、20のアート」展には作品が出ていた)

 ともあれ、日本の現代美術作家で最も高く評価されているひとりであることは間違いないと思うので、もっと地元で評価しないといかんなーと思います。展示やプロジェクトももうすこし道内でふれる機会があるといいんですけど。
(ご本人はいたって気さくな方です)


 

□TADASHI KAWAMATA http://www5a.biglobe.ne.jp/~onthetab/

川俣正展(01年、東京、画像なし)


 ミカサモダンアート・ミュージアムは、岩見沢駅のすぐ横にあるバスターミナルから北海道中央バス「三笠線」に乗り、「三笠市民会館」降車。そこから3.1キロ。
三笠線は、平日昼間は毎時0、30分発。土・日曜は朝7時から40分おき。
 3キロも歩いていられない人は、「市民会館」か、その手前の「市立病院」から、市営バスに乗りかえましょう。 

□三笠市営バスの時刻表 http://www2.city.mikasa.hokkaido.jp/faq/pdf/bus_timetable_2007-04.pdf


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