北海道美術ネット別館

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写真4人展

2005年11月30日 15時27分15秒 | 展覧会の紹介-写真
 北大構内のファカルティハウス・エンレイソウで、11月25日まで、北大の院生・学生による「写真4人展」がひらかれていました。

 「エンレイソウ」は、教員向けの施設だと思われます。
 地下鉄南北線の北12条駅を下り、道路1本南(約50メートル南側)のところから北大構内に入って、薬草植物園や弓道場の南側の道路を直進すると、見えてきます。

 建物の前には
「人工雪誕生の地」
と記された碑が立っています。
 建物の北側は、大野池です。

 下は「北海道美術ネット」の地図ですが、実際よりちょっと北側に★が書かれています。

 http://www5b.biglobe.ne.jp/~artnorth/m-hokudai.htm

 さて本題の写真展ですが、院生の齊藤市輔さんと原田玄輝さん、学生の宮本朋美さん、北大水産学部生の庭亜子さんが出品しています。

 齊藤さんと原田さんは、これまで何度も「北海道美術ネット」で紹介しています。
 参考までに、いちばん下に、これまでのファイルにリンクをはっておきました。

 齊藤さんは
「バス停」
「月光」
「飾り木」
「波面」(2枚組み)。
 前半の3枚が夜景だったので、勘違いしましたが、じつは「波面」は昼の写真です。船の上から、海を撮ったものです。
 波は、なんだか生き物のようになまめかしいです。

 「バス停」は、国道36号沿いにある「月寒東1条19丁目」の中央バスの停留所を正面からとらえたものです。
 一見すると町外れにあるようなさびしい風景ですが、これは、後ろ側の土地が、羊ガ丘の農業試験場であるためです。
 無人で、バスも写っていないバス停の静かな雰囲気がよく出ています。
 昔は、ここが、豊平・月寒方面のバスの始発・終点でした。
 他の2枚は、齊藤さん得意の夜の風景です。



 原田さんは
「北大」
「モエレ沼」(同題2点)
「小樽」(同題2点)
です。
 「モエレ沼」のうち1枚は、モエレ沼公園の舗道と、周辺の送電線が被写体になっています。同公園で、わざと送電線をフレームに入れる人はめずらしいと思うのですが、幾何学的で冷ややかな公園の特性がよく出た写真になっています。
 「小樽」は、冬囲いされた噴水と倉庫街を撮ったものと、倉庫の上をオリオン座が周回運動しているものの2枚で、冬の夜の、人気のないさびしげなたたずまいがよくとらえられています。後者は、絞りを開放にして、10-15分は露光しているとのことでした。



 宮本さんは
「colors」(カラー6枚組み)
「ノクターン」
「学び舎」(4枚組み)
「車窓から」
「untitled」。
 「学び舎」は、つたの絡まる夜の校舎を長時間露光した写真などです。
 夜の長時間露光が、北大写真部でははやっているんでしょうか。

 庭さんは
「海の時間」と「宮本さん・市輔くん・原田くん」。いずれも組み写真です。

 庭さんだけは函館キャンバスで学んでいるので、そのうち函館でも4人展をひらきたいとのことでした。

 2004年3月の展覧会

 Sスクール写真展

 2003年の北大写真部展


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