中公新書(中央公論新社)が1962年の創刊以来2000冊を突破し、紀伊国屋書店札幌本店でフェアが行われていた。
新書としては、戦前から刊行されている「岩波」とならぶ老舗だ。
近年こそ大手出版社の大半が参入して乱戦状態になっている新書市場だが、しばらくは岩波、中公、講談社現代が「御三家」といわれていた。
最古参の岩波が、ブランドイメージを確立しているが、永六輔を起用してベストセラーとするな . . . 本文を読む
立場上、政治がらみの話はあまり取り上げない当blogであるが、筆者がほぼ毎日目を通している「保坂展人のどこどこ日記」に
「『Santa Fe』を1年間で処分すべしとする与党案に驚く」
というエントリがあったので、目を通していただければありがたい。
あまりマスコミでは目にしなかったニュースだが、けさ(6月29日)の朝日新聞が社説でとりあげていた。
朝日は、「放置できぬ幼い被害者」の見出しで、 . . . 本文を読む
きょうは、後志管内小沢村(現共和町)出身の洋画家、西村計雄の生誕100年の誕生日です。
西村計雄記念美術館では28日に記念のコンサートが行われ、同時代のパリで活躍したメシアンの曲などが演奏されました。
ご存知の方も多いでしょうが、西村さんは東京美術学校(現東京藝大)を卒業。戦後はパリを拠点に活動した抽象画家で、ピカソの画商として名高いカーンワイラーと契約しました。
抽象画ですが、風の流れ . . . 本文を読む
札幌の美術作家、中橋さんは、絵画から出発し、21世紀に入っては立体造形へと制作の幅を広げている。
白と黒を基調にしたシンプルな造形をインスタレーション的に展開した個展が多かったが、今回は、独立した小さめの立体作品をならべている。
といっても、いわゆる彫刻とはちがう。
一見すると、発注して作らせたもののようにも見えるほど精密にできているが、そこは手作業だけに、等間隔のスリットもわずか . . . 本文を読む