ボックスアートというと、どうしてもジョセフ・コーネルの系譜につながる、ノスタルジーを喚起するような作品になりがちです。まあ、それはわるいことではないと思うのですが、今回の展覧会は、毛色の違う作品もあつまり、バラエティに富んだものとなりました。
たとえば棚田裕美さんの「走ってくる場所」は、長さのばらばらな四角い紙筒を壁面に掛けたものですが、ところどころに色鮮やかな毛糸の玉が計32個挟まり、面白い . . . 本文を読む
独立美術会友の画家安藤さん(江別在住)の4度目の個展。アクリル絵の具とエアブラシを使った人体表現は、リアルで、ドラマチックです。大作が多いので、迫力があります。
ちょうど作者が会場に不在のため直接確認できませんでしたが、「札幌タイムス」によると、筆はいっさい使っていないそうです。
シーツのしわの表現も古典絵画のよう。色彩は、ソラリゼーションした写真のように変えられています。
裸の男女は、ギ . . . 本文を読む
2日夕のSTVニュースや、3日の北海道新聞、読売・朝日新聞の道内版によると、札幌市民会館(中央区北1西1)が、老朽化のため来年1月限りで閉鎖され、その後取り壊しとなるそうです。
市民会館は1958年の建設。鉄筋部分まで酸化がすすみ、維持がむずかしい状態になっているとのことです。
大ざっぱに言って、同館の役割は3つあると思います。ホール、いろいろな団体の集会場、ギャラリーです。このうち、集会 . . . 本文を読む