北海道美術ネット別館

アート、写真、書など展覧会の情報や紹介、批評、日記etc。毎日更新しています

お知らせとおわび

2006年01月16日 15時15分31秒 | つれづれ日録
 人事のお知らせです。  2006年2月1日付けで八雲支局から本社編集本部に異動します。  すでに八雲と札幌を往復する生活に入っています。  今年に入り 1.「北海道美術ネット」と関連ブログの更新頻度が減る 2.メールが読めない という状態が続いておりますが、電話の回線工事をはじめその他もろもろの事情により、この状態は2月7日ごろまでつづく見通しです。  この期間中は、フリースポットをさがしてサ . . . 本文を読む

見ごたえある「北の形象」(3月26日まで)

2006年01月16日 15時13分10秒 | 展覧会の紹介-複数ジャンル
 道立旭川美術館の常設展「北の形象」は、道北ゆかりの抽象画家難波田龍起、上野憲男、山口正城、彫刻家板津邦夫の4氏の計23点(うち2点は寄託、ほかは所蔵品)を展示しており、見ごたえがあります。  1997年に同館でひらかれ、とても良かった記憶のある「北海道の抽象絵画」展を思い出しました。  旭川生まれで、日本を代表する抽象画家の難波田。「初夏の粧い」(1953年)は、初期の難波田らしい加工はなされ . . . 本文を読む

小野州一展 -線描のコロリスト-(3月5日まで)

2006年01月16日 15時12分09秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 或る年の冬、富良野の小野州一さんのアトリエにおじゃましたことがある。  山小屋風のとてもすてきなアトリエだった。晩年の「窓辺の静物」に出てくるような、大きな格子窓があり、窓の外には冬らしい、葉を落とした木々がどこまでも続いていた。林の向こうは劇作家の倉本聰氏の家だということだった。  いちばんおどろいたのは、道路からアトリエまでは数十メートルあるのだが、車が楽に通れるようにきれいに除雪がなされて . . . 本文を読む

クリストフ・バゴノ写真展「ICONOSTASIS」(1月27日まで)

2006年01月16日 15時11分09秒 | 展覧会の紹介-写真
 バゴノさんは札幌アリアンス・フランセーズ院長。昨年秋、台北のアリアンス・フランセーズから移ってきました。  今回は、台湾の男性をアップでとらえたモノクロ写真ばかりです。モデルは若者から老人まで何人かいるようです。いずれも、被写界深度が極端に浅いため、目にピントが合った写真は口がぼけているといった、ごく狭い範囲に焦点が合った状態。あるいは、無精ひげの生えた口だけのクローズアップだったりします。男性 . . . 本文を読む

クリエイターとコンテンツビジネス、そしてアート(下)

2006年01月16日 15時09分55秒 | 情報・おしらせ
 もうちょっと本質的な話をすると、ファインアートがこれまでみたいに 「武士は食わねど高楊枝」 を偽装しとくことが、ほんとうにいいんだろうかってことになってくる。  偽装は言いすぎか。でも「食っていかなくちゃいけない」ことに関しては、作るものがなんであれ、人間が生きていくことからは切り離せないはずだ。でも、その部分には目をつぶってきたんじゃないの? っていう気はする。  もちろん、20世紀のファイ . . . 本文を読む

クリエイターとコンテンツビジネス、そしてアート(中)

2006年01月16日 15時08分22秒 | 情報・おしらせ
 で、そういうファインアートや商業美術のビジネスモデルって、これからも有効なの? という疑問がとうぜん出てくるワケで、この文脈でかならず登場する時代の象徴がインターネットやデジタルなんです。  ネットはべつにしてもファインアートの世界はこれからいっそうきびしくなるだろうと思う。外国はわかんないけど、とりあえず日本では。  理由その1。大口のクライアントだった地方公共団体が財政難のため、公共施設の建 . . . 本文を読む

クリエイターとコンテンツビジネス、そしてアート(上)

2006年01月16日 15時06分25秒 | 情報・おしらせ
 なんだかカタカナばっかしのタイトルってヤだな。頭悪いみたいで(笑い)。今回はカタカナだらけになりそうな予感がする。  で、北海道経済産業局が編集発行した「SELECTED CREATORS OF HOKKAIDO IN 2005 北海道のクリエイターセレクション」を読んで、じゃ、じぶんが見てきた美術(アート)ってこれからどうなるの? っていう疑問が、このエントリーの発端。あるいは、これまで「商業 . . . 本文を読む

SELECTED CREATORS OF HOKKAIDO IN 2005

2006年01月16日 15時05分16秒 | 展覧会の紹介-現代美術
 道内のコンテンツビジネス振興を図るため、経済産業省北海道経済産業局が編集した本。北海道を拠点に、個人あるいは自らの会社で活動するクリエイター30人が紹介されています。失礼な物言いになりますが、お役所のつくった冊子とはとうてい思えないほど、おしゃれな造本で、眺めているだけでもたのしいです。  30人の選定にあたったのは、 Sapporo ADC事務局のグラフィックデザイナー寺島賢幸(まさゆき)さん . . . 本文を読む

北海道新聞文化面の美術メモ

2006年01月16日 15時00分54秒 | 情報・おしらせ
 ことしから変わりました。  掲載が月曜から金曜になり 「今週開催中」 の展覧会を載せるスタイルが 「来週から開催」 の展覧会を、スタート日ごとにまとめて載せる方式になりました。  すっきりして見やすい、と思います。  内幕を話せば、1990年代から札幌を中心にギャラリーが増えて「美術メモ」の行数が膨れ上がってほかの記事を圧迫していたのです。どうやって圧縮するかは筆者にとっても頭痛の種でした。 . . . 本文を読む