美容と健康に悩む人たちと共に歩む

レプチン

みなさん、こんにちは。


全国的に寒い日々が続いていますね。
明日は東京でも雪の予報が出ているようですが、
東京に雪が降ると、雪に慣れていないせいか、
人も交通も、色んな事がマヒしてしまうので
明日の天気には注意をしておきたいものです。


さて、以前何度かこのブログで「レプチン」という言葉を
記したことがあったのですが、覚えていらっしゃいますでしょうか?

今回もこの「レプチン」についてお話させて頂こうと思います。


もう7~8年になりますが、当院の患者様から血液を提供して頂き、
血中レプチン濃度と肥満の関連性について
研究を重ねてきました。


肥満や妊娠では確かに血中レプチン濃度の増加が認められました。


そもそもレプチンとは、脂肪細胞から分泌される
代表的なアディポサイトカイン(生理活性物質)です。

主に視床下部を介して満腹中枢が刺激され、
食欲が抑制されたり、白色細胞を分解・燃焼し、
カロリー消費量を高める働きもします。

また、脂肪細胞の数が多いほど、肥満であるレプチンは
多く分泌されるので、本来であれば食欲が抑制されて、
体重減少も見られるはずです。


ではなぜ肥満者は血中レプチン濃度が高いのにも関わらず、
食欲抑制や体重減少などのレプチンの働きが見られないのでしょうか?

これは、糖尿病におけるインシュリン抵抗性
(インシュリンの不活化)と同様の現象です。

つまり、レプチン抵抗性によって、レプチンがきちんと機能しておらず、
食欲抑制や体重減少が認められないことに加え、
レプチン濃度が高いことによって起こる血圧上昇、
肝線維化などがさらにMets(メタボリックシンドローム)の
一節に関与すると言われています。

つまり、レプチン抵抗性と高レプチン血症による、
“選択的レプチン抵抗性”がMetsに関与しているわけです。


以上の点を考え、肥満外来の医師として、
レプチン抵抗性に対する新薬を期待しています。


では。













ダイエット専門の渋谷DSクリニック
   高周波治療メソセラピーも!!


にほんブログ村 ダイエットブログ 健康ダイエットへ


コメント ( 0 ) | Trackback (  )  |  gooヘルスケア gooヘルスケア