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101系乗用車と衝突、脱線

2007年05月14日 12時46分48秒 | 南武線
まずは衝撃的なシーンからお届けします。
今から約20年前の平成元年6月18日午前0時10分頃、武蔵小杉駅近くの小杉踏切で立川発最終列車川崎行きが大学生が運転する乗用車と衝突、川崎方2両(101系Mc185 M'238)が脱線し、さらに線路脇の団地の駐車場に駐車中の乗用車13台を押しつぶして停車しました。幸い死者は出ませんでしたが乗用車の運転手や同乗していた人が重軽傷を負った他、電車の乗客120人のうち3人が軽いけがをしました。この事故により武蔵小杉~武蔵溝ノ口が18日正午まで運休しました。
ちょうどその頃武蔵小杉~武蔵溝ノ口(第3京浜)の連続立体化高架工事を進めており、下り線の方は高架化されていましたが、上り線は高架化されておらず、工事中の最中に起こった事故でした。衝突された101系第19編成Mc185 M'238 T'c73 Mc209 M'263 T'c90のうち川崎方のMc185 M'238が大破し、団地の駐車場内で翌日から解体されてしまいました。ちなみに上り線の高架化は平成2年に完成し、交通渋滞が大幅に緩和したほか、安全な街づくりが構築されました。
昭和63年10月19日にも南多摩駅付近の大丸踏切(府中街道)でダンプと衝突し、ダンプカーの運転手と乗客9人が負傷しました。衝突された101系のT'c91が破損し、中原電車区までなんとかもどされたものの破損状況が良くないため特休として扱い、営業に1度も出ないまま廃車されてしまいました。
最近ではこのような大きな事故はありませんが、交通量の多い踏切や危険性のある踏切は一刻も早く立体化していただきたいと思っております。特に川崎市では地下鉄を建設するよりも、このような立体化の方が優先課題なのですが、地下鉄の説明会や報告書を見てもかなり無理があり、あまり市民のためにならないと思うのですがどうなんでしょう。


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