Asian Railway Plaza

アジア各国の鉄道やJR南武線の話題などをお届けします

PNRの203系、試運転開始

2012年04月04日 23時09分54秒 | フィリピン
フィリピン国鉄(PNR)の話題がご無沙汰しておりましたが、ここ最近いろいろと動きがありますので、急遽6日からフィリピンへ行くことにしました。今回、フィリピンでは昨年7月に引き続き14系寝台車によるBicol Express乗車と3月16日からTutuban~Ligao間で運行開始されたMayon LimitedのOrdinary(キハ52)に乗車することを予定しております。また、Mayon火山のあるLegazpiにも滞在する予定ですので、現在、休業中のLagazpi駅や線路の状況も確認したいと思っております。

ところで本日お届けする話題は地元の鉄道ファンから203系に関する情報をいただきましたので、その情報について簡単に報告したいと思います。
昨年、JRからキハ52やキハ59(こがね)とともにPNRへ203系40両が無償譲渡され、1月頃Tc203-107に発電機を搭載する工事がCaloocan工場で実施されましたが、つい最近203系5両に対し帯をオレンジ色に変更し、投石防止ネットの取り付けなどが実施され、営業開始に向けほぼ準備が整ったためか今月3日、Tutuban~Calamba間で整備された5両を使って試運転が実施されました。


下の写真はCalamba駅に停車するDL919で、編成は Tutuban←DL919+M203-14+T203-113+M'202-119+M203-119+Tc203-107→Calamba という構成になっております。
また、編成中にMGは1つしかありませんが、冷房装置関係には問題がないようで、RotemのDMUよりも冷えていたようです。


下の写真はCalamba南側に聳えるMt.Maquilingで、避暑地で風光明媚なTagaytayもここから30分ほどで行けます。


Alabang以南ではローカルな風景が広がっていますが、Calamba付近までは大都市Manilaの通勤圏内であり、今後、Commuter TrainがTutubanからCalambaまで運行されることが計画されています。


以上、簡単に報告しましたが、7日も試運転が予定されているようですので、時間がありましたら試運転の状況をレポートしたいと思います。
(写真は全てMark Chua氏の提供によるものです。)