Asian Railway Plaza

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最近のPNR203系の動き

2011年12月30日 22時57分03秒 | フィリピン
先日、フィリピン国鉄(PNR)のことについて、簡単にご報告しましたが、まずは最近の203系の動向について述べてみたいと思います。
PNRにはマト67、53~55の4編成、計40両が9月と11月に譲渡され、12月15日時点でTutuban駅及びヤードに全ての車両が留置されていました。Tutuban駅及びヤードはある程度の留置スペースがあるもののやはり40両となりますとかなりのスペースが必要となり、これ以上の車両を留置するスペースがほとんどないようです。各車両の留置状況図については、現在作成中のため後日地図にして掲載させていただきたいと思います。


先日も述べましたように203系の使用方法については、1編成を5両編成として使用する予定で、冷房装置の使用とドアの自動開閉を前提に改造する予定です。MGに電力を供給する上で発電機を車内に取り付ける予定で、先週、Tc203-107の1両がDLに引かれCaloocan工場に入場しました。
私が訪問した15日時点でこのTc203-107の側引戸ガラス部分はすでに鉄板のようなもので潰され、他の車両についてはこのような改造は受けておりませんでした。


このような側引戸ガラス部分を潰す工事ですが、同様にキハ52についても実施されております。投石による被害を防止するため、本来であれば投石防止ネットを装着できれば良いのですが、この部分に装着するのは不可能ですので、ガラス部分を鉄板のようなもので塞いでおります。


203系の使用については早くて来年1月を予定しているようですが、先日も述べましたように1ヶ月という短期間で本当に整備できるのか疑問ですし、5両編成8本を改造整備するには多少時間がかかるのではないかと思いますので、203系の活躍する姿を頻繁に見かけるにはもう少し先になるのではないかと推測しております。
また、PNRのラインカラーはオレンジですので、常磐線カラーからラインカラーのオレンジに変更されるのか注目されます。

下の写真はT'c202-5です。