Asian Railway Plaza

アジア各国の鉄道やJR南武線の話題などをお届けします

南武線ウォッチング-近況報告

2011年06月21日 22時45分16秒 | 南武線
たまには地元の話題ということで、南武線の近況報告をご紹介したいと思います。
まずは毎年この時期恒例となった快速「いろどり山梨さくらんぼ号」が、6月11、12、18、19日の4日間、南武線の川崎~竜王間に運転されました。使用された車両は長野総合車両センター所属の485系「彩」で、今年も同じ車両が抜擢されました。

回送の途中、武蔵中原で2番線に入り、しばしの待機となるため、下り武蔵中原止まりの列車との並びが見られました。


乗車率のほうは確認しておりませんが、近年、毎年のように運転されていますので、乗車率はまずまずなのではないでしょうか。


続いて、稲城市内の連続立体交差事業の進捗状況について簡単に報告します。
現在、下り線の工事が行われていますが、基礎工事は終了し、鉄道施設の工事に着手され、軌道工事、ホーム施設工事に移行されています。

稲城長沼駅では下の写真のようにホームが完成し、屋根の取付工事が行われています。以前、報告しましたが、川崎寄りにダブルクロス(シーザス)ポイントが設置され、上りの電留線(2番線)のレールも敷設されています。なお、ホームは現在の位置よりも若干立川寄りに設置されています。


南多摩駅でも稲城長沼駅と同様にホームが完成しているようで、屋根の取付工事が行われています。南多摩駅の立川寄りに府中街道が開通し、暫定的に南武線との交差部は踏切によって処理されていますが、南武線はちょうどカーブ区間となっているため、踏切上は段差が大きくハンプのようになり、シャコタンの車が踏切を通過する上では注意が必要です。


最後にJR東日本から先日16日、夏の節電ダイヤが発表されましたが、その内容は以下のとおりです。節電ダイヤは今週24日~9月22日までの平日に実施され、南武線においては川崎~登戸間で約4割の列車が削減されます。4月9日から運行開始され、ようやく軌道に乗った快速列車も削減の対象となり、各停のみの運行となります。また、日中は川崎~立川間を約12分間隔で運行し、2007年3月ダイヤ以前の12分間隔運転に逆戻りの体制となります。
運用本数では15本から10本(運用番号33、59、29、45、47、49、11、35、19、01)に減らされ、現状のダイヤで行先が変更されるものがあります。また、現状のスジには乗らない列車の列車番号は9000番台となります。
24日から実施されるとは何とも中途半端な時期ですが、南武線では通学利用者も多いことから積み残しでもでないか心配で、かつ南武線に限ってはあまりにも理不尽な約4割の列車削減であるため、苦情がJRに対して絶えないのではないかと推測しております。
時間がありましたら、平日の日中にでも乗車してみたいと思います。

下の写真は現在運行されている快速列車で、節電ダイヤの実施時期には、快速は運行されません。