Asian Railway Plaza

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ジャカルタ近況報告

2011年06月18日 00時37分07秒 | インドネシア
前回はメトロ7000系でSerpong線Parung Panjangまでの乗車記を紹介しましたが、その続きということで日本からの譲渡話題や日本の中古車両の近況を簡単に報告したいと思います。
まずは東急の車両で「JALITA」として活躍した8613Fですが、つい先日検査が実施され、新たな姿になって出場しました。新たな塗装は以下の写真のとおりで、KCJカラーが踏襲され、メトロ6000系や7000系、05系と同じようなカラーリングに変更されました。


女性専用車「Kereta Khusus Wanita」のデザインが施され、わかりやすくなっています。
また、Bogor線を中心にEkonomi ACとして、すでに運用に入っているようです。
(Foto:Mas Andi Ardinsyah)


ジャカルタには103系4両編成4本が在籍し、近年では高運、低運どうしで2編成を組成し、8両編成として活躍していますが、今週水曜日の15日に低運編成がBalai Yasa Manggaraiに検査入場しました。先程、現地のマニアからの情報によると8両編成であったものが、それぞれ4両編成に分割されて留置されています。今回の検査でおそらく新色に変更されるものと思われますが、どのようなカラーリングになるのかわかりません。そこで私も103系のデザインをいろいろと考え、下のようなデザインも含めてPT.KAIに提案させていただいたのですが、果たしてどのような姿で出場するのか、私の案が採用されるか楽しみです。(Informasi:Mas Faris Fadhli)

PT.KAIの標準色として考えたのが下の案です。少々湘南型をイメージしてみました。(実際の色はこんなに明るくありませんが)


下のデザインはサンセットをイメージし、トワイライトバージョンということで提案しました。


2004年の103系譲渡に続き、JRから203系が譲渡されるということで、先日15日、震災復興支援として発売された「JR東日本パス」を使用し、203系の譲渡回送の様子を撮影して参りました。東新潟駅、黒山駅近くで撮影したのち、黒山~藤寄間で撮影してみました。


藤寄に到着後はすぐに1両1両、トレーラーに載せる作業に入りました。ずっと見ているだけでも面白いものです。


すでに新潟港に運ばれたマト66と51の姿を確かめるべく港周辺を探したところ、見つけることができました。新潟の地元の新聞によると早ければ6月下旬に出港とのことですので、おそらく約2週間かけて到着するものと思われますが、この203系も最近流行りのKCJカラーに変更されてしまうのか注目ですし、以前の同僚である103系やメトロ6000系との3ショットが実現するのではないかと思われます。


最後に去就が注目される新津運輸区のキハ52を見て参りました。国鉄色が3両と新潟色が4両在籍し、今後、この車両も海外で活躍するのかどうか注目されます。もしキハ52が海外で活躍するとなれば、キハ52ファンは現地の鉄道会社に押し寄せるのではないかと思いますが、こちらも203系と同様に今後の動きに注目したいと思います。


今回、新潟でご一緒させていただいた方々、並びに詳細な情報などを教えていただいた方々に御礼を申し上げるとともに、今後も国内外の203系の姿をレポートしていきたいと思います。