Asian Railway Plaza

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思い出の南武線快速電車

2008年02月09日 22時52分23秒 | 南武線
先日、南武線の快速電車について、思い出を少々述べましたが、この南武線の快速電車について、もう少し述べたいと思います。南武線には昭和44年12月15日から53年10月1日まで、川崎~登戸間に快速電車が運行され、およそ21分で結ばれておりました。10時~16時の間を60分ヘッドで運行され、停車駅は武蔵小杉と武蔵溝ノ口だけで、下り列車においては武蔵中原で各駅列車を待避させ快速を通過させるか、武蔵溝ノ口で緩急の接続を行っていました。上り列車においては立川方面からの列車が登戸で快速に接続し、快速が先に発車しますが、先行する各駅列車との接続がありませんでした。(追い抜きがありませんでした)ですので、快速が運行されることによって、快速の停車しない駅では運転間隔が大きく開いてしまい、15~20分程度開いてしまうことがありました。おそらく武蔵野南線の建設の見返りとして登場した快速でしたが、緩急の接続の問題、運転間隔の問題などにより、約9年間という短命に終わってしまいました。
デビュー当時は武蔵小金井区の車両を使用して運行され、幼かった私としても茶色の電車しか走らない南武線に金魚はとても新鮮でありました。昭和47年より101系が中原区に配置されるとカナリアの快速も見られるようになり、これはこれで楽しませていただきました。私は当時、鹿島田駅が最寄駅でしたので、この快速には縁があまりありませんでしたが、下りの各駅列車に乗車していて武蔵中原駅で快速が軽快に通過する姿や、親を説得させて快速に乗車し、運転席のうしろにかぶりついた思い出などが残っております。
稲城市内の高架化の完成や登戸駅下り線待避線の設置(現状の駅本屋の構造物では大規模な改造工事が必要)などにより、快速列車の運行も夢ではありませんが、10分ヘッドになってガラガラな列車も見られるので、快速列車の運行は当分先かもしれませんね。
ところで話しは変わりますが、私の雪予報が大外れでした。たいへん申し訳ありませんでした。気象庁の予報でも正午から雪が降り始めるようでしたが、実際には正午頃パラっと雪が散らついたものの雪を降らせる雲の本体が先に北関東の方に流れてしまい、南関東に届いたのは夕方5時頃からになってしまいました。午後10時30分現在の東京都下水道局のアメッシュを見ても雪を降らせる雲がないようですので、これ以上降らないと思われます。私の家のあたりでは3cmほど積雪がありますので、明日は奥多摩あたりで活躍もあと僅かとなった201系でも撮影しようかと思っております。