本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

ハダカの王様

2008-10-25 17:40:03 | Weblog
 麻生太郎首相はハダカの王様ですね。庶民から向けられる目が分からない。
 毎晩のように外での飲食、しかもホテルのレストランとバーの利用とか。ホテルのバーは安全で安いとうそぶく。安全を言うなら早々に帰宅したらよい。一家団欒や食育を勧める立場でしょうに。安いのは銀座のバーに比べてというが、そこと比較するところがハダカの王様たる所以ですな。
 金持ちを吹聴しているが、困っている施設に寄付していると聞こえてこない。ノブレス・オブリージとは何かを知らないようだ。

 家系は石炭で財を成したが、他の炭鉱会社より劣悪な条件で炭鉱労務者を酷使したことで有名だった。今のブーム本に仮託すれば「陸の蟹工船」。
 石炭の衰退で、いち早く廃業した。これで、鉱害賠償の資力なしとなって、鉱害被害者に国が賠償を肩代わりした。臨時石炭鉱害賠償法とはそんな法律だった。
 変わり身が早かったのは、政治の世界にいて、あらかじめそのことを知っていたと邪推したくなる。
 なるほど、山師にはノブレス・オブリージは無縁でした。