その昔、コンピューター・プログラムの開発委託費の検査をしたことがある。開発に要した実績が適正かどうかのチェックである。委託費のほとんどはSEやプログラマーの要員の人件費なので、その裏づけとなる作業日報を検査すればすむ。その工数にあらかじめ査定した各要員の単価を乗じれば実績額がでるわけ。
ところが、作業工数は鉛筆を舐めて作られていてもわかりはしない。かといって、その作業日報をタイムカードと照合しても意味がない。照合する気もないが、やれフレックスタイムだ、やれ勤怠管理と作業場所が違う、やれプロジェクト要員はあちこちからの選抜だなどと言われるのがオチだ。
それでも、たまに間抜けがある。作業日報に都内の作業場で夜9時まで作業、翌朝9時から御殿場で作業となっている。まァ、夜中に車を飛ばせば時間的に不可能ではないが、「おたくではヘリコプターでもあるのですかね」と訊くと、相当にあわてた。
では、どうしたか。「作業日報を書き換えて、リーズナブルにしてよ」と処置した。
結果が仕様書どおりに成果物ができればよいので、農水省の食品検査と違って、どうってことがないというわけ。
ところが、作業工数は鉛筆を舐めて作られていてもわかりはしない。かといって、その作業日報をタイムカードと照合しても意味がない。照合する気もないが、やれフレックスタイムだ、やれ勤怠管理と作業場所が違う、やれプロジェクト要員はあちこちからの選抜だなどと言われるのがオチだ。
それでも、たまに間抜けがある。作業日報に都内の作業場で夜9時まで作業、翌朝9時から御殿場で作業となっている。まァ、夜中に車を飛ばせば時間的に不可能ではないが、「おたくではヘリコプターでもあるのですかね」と訊くと、相当にあわてた。
では、どうしたか。「作業日報を書き換えて、リーズナブルにしてよ」と処置した。
結果が仕様書どおりに成果物ができればよいので、農水省の食品検査と違って、どうってことがないというわけ。