ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

『三つ編みの糸はたやすくは切れない。』

2020-07-28 06:08:27 | 日記
昨日は少し疲労感を覚えていたのですが、今朝はスッキリ目覚めました。
朝、北西の空一面に青空が広がっていました。
薄雲は広がっていましたが薄日も漏れています。
天気予報では「雨」。
それも所によっては「雷雨」、という事でしたので、「予報ハズレ」かな、と喜んでいましたが、じきに雲が厚さを増してきて昼前から雨が降り出しました。
なかなか明けない梅雨です。
関西方面は、そろそろの模様ですが、私の暮らしている東北南部は、8月も7~8日位になるみたいです。
お日さまを仰いで「アチッー」と声に出す日は来るには来るのでしょうが、まだまだ、というところ。

小中学校も今月いっぱいは登校日。夏休みは8月からとのことです。
散歩の時に小学校脇を通りますと児童たちの声が道路まで漏れて来ます。
子ども達の声を聞きますと元気になれる私です。
歩きながら校舎に向かって、「ありがとう」と、言ってみました。

教会員の先輩の方から本が送られて来ました。
小友聡 著 『コヘレトの言葉を読もう』 ――「生きよ」と呼びかける書――
            日本キリスト教団出版局(2019.3.20)刊
暫く教会の礼拝を休んでいます私に、お見舞いのエールを送って下さったのだと思います。
90歳を超えられても、まだまだしっかりなさっている先輩のKさんには心から「ありがとうございます」と申し上げましょう。
著者の小友聡氏は、
    NHKこころの時代 
        それでも生きる  旧約聖書「コヘレトの言葉」

の番組を4月~9月まで講師として担当して下さる予定でしたが、コロナによる番組変更のせいでしょうか、第一回のみの講座で、次回は秋まで持ち越しとなっています。
番組のテキストは既に買い求めてありますが、単行本も買う予定でいたところでしたので、ありがたく頂戴いたしました。
さっそく、読み始めたところです。
本の帯には、
  《すべては空しい。そんな、一見、聖書らしからぬ言葉に満ちたコヘレト書。
  第一人者が鮮やかに読み解き、その主題を浮き彫りにする。
  「虚しいから、あきらめる、のではない。
  空しく、先が見えない、だからこそ、今、最善を尽くせ!」》
と付記されています。

     見よ、虐げられる者の涙を。
       彼らには慰める者がいなかった。
     また、彼らを虐げる者の手には力があった。
       彼らには慰める者がいなかった。

     一人より二人の方が幸せだ。
     共に労苦すれば、彼らには幸せな報いがある。
     たとえ一人が倒れても
     もう一人がその友を起こしてくれる。
     一人は不幸だ。倒れても起こしてくれる友がいない。
     また、二人で寝れば暖かいが、一人ではどうして暖まれよう。
     たとえ一人が襲われても
     二人でこれに立ち向かう。
     三つ編みの糸はたやすくは切れない。
                 (旧約聖書「コヘレトの言葉」4章より)


いつの時代にも虐げられる者の涙は尽きることがありません。
「一人」が、不幸だとは思いません。
それに、友が助けてくれるとは限りません。
裏切られることも、けっこう多くて。
また、二人、或いは徒党を組んで立ち向かったとしても、必ず幸福になれるものでもありません。
でも、暗い世情ではあっても、ほんのチョッピリ、誰かに手を差し伸べたり、手を貸してもらったりすることができれば、立ち上れることも多い様な気がいたします。
                         〈ゴマメのばーば〉


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