ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

ジワッと包囲網が狭められて来た感じが・・・

2020-07-24 06:08:11 | 日記
 どんよりした重たい雲。
 コロナ感染者数の増加。
 やはり、暗い気分になりがちです。
 散歩も、日中は暑く、熱中症にでもなっては困りますので、行かない日が多くなって来ました。
 昨日の夜、市長さんの記者会見があって、コロナ感染者が一人、市内居住者から出たとの発表
 がありました。
 感染者と、濃厚接触者に関しての詳細は個人のプライバシー保護のこともあり説明はありませ
 んでした。
 全国的に増加しているわけですから市中から感染者が出ても不思議ではありませんし、これか
 らも増えていくことでしょう。
 何となく、ジワッと包囲網が狭められて来た感じがします。
 感染者は、罹患という重荷を背負った上に周囲の「目」、「世間の目」も意識することでしょ
 うから何ともお気の毒な事です。
 一日も早いご回復をと、祈るばかりです。

 「せけん様」は、何となく鬱陶しいこともありまして、若い頃は反発を抱くことが多い私でし
 た。
    『せけん様』
     ひっそりと窺っていて
     遠まきに
     忍びの者のように
     じわりと寄って来る
     退くと等隔で迫って来て
     構えて身をのり出すと
     人々の間に紛れ込んでしまい
     息をひそめ
     しのび笑いや
     好奇のまなざしを屈折させる
     名前を持たないから
     変幻自在で
     すきま風のように入りこんでくる
     見えない聖壇を設け
     顔の無い視線を
     放射状に はりめぐらしている
 若い頃に書いた詩です。
 考えてみますと、今の「せけん様」は、「ひっそりと窺う」ことなどはいたしません。
 時に、ネット上での『炎上』なども引き起こします。
 「せけん様」を、鬱陶しく思っている私の中にも「「せけん様」が存在します。
 他人への野次馬的詮索や、自らのモラルの規範から外れた言動を為す他人へは批判・非難
 の目どころか刃さえ剝きかねません。
 そして、市内でコロナ感染者が出たとなりますと、やっぱり感染者とその家族が暮らす地
 域を知りたくなるのです。
 言い換えれば、居住地が自宅から離れていれば、近隣のスーパーで買い物をする際に、出
 合うこともなかろう、という安心感を得たいがための詮索とも言えるでしょう。
 でも、やっぱり感染者は気の毒です。
 普通の疾病の罹患であれば殆どの人は、同情の目こそ向けはすれ非難の眼差しは向けませ
 んから。
 早く、コロナ禍が去って欲しいものです。
                           〈ゴマメのばーば〉
コメント
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