ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

《すべてが終わったと知ったあとにも》

2020-07-03 06:10:33 | 日記
 東海・関東地方に大雨をもたらした前線の影響で、降雨を予想していたのですが、さ
 ほどのことはありませんでした。
 でも、朝、窓を開けましたら何とも不穏な雲が広がっていました。
 うす暗く濃い灰色の雲が、まだらに空のパレットに散らばっています。
 やっぱり梅雨なんだな、と。

 午前中は歯科医へ。
 欠けてしまった義歯の修復だけでなく、ブリッジの義歯になりますが具合はいいよう
 です。
 さほどの違和感はありません。
 後は微調整と研磨を施して来週出来上がりとなります。

 昨日は半夏生でした。
 いつも訪問させて頂いているブロガーさんの記事に、「半夏生にはタコを食べる」と
 記されていましたので、スーパーへ寄ってタコのお刺身を買ってきて食べました。
 7月に入りましたから土曜の丑の日もやってきます。
 今年のウナギの値段は去年に比して、お安い、との情報が流れています。
 安くとも、私は好物ではありませんので食べません。

 東京都内では、2日、新たな新型コロナウイルスの感染者が107人になったそうで
 す。
 都内で1日あたりの感染者が100人を超えるのは、5月2日の154人以来とか。
 嬉しいニュースではありませんが、それが現実であるならば、それなりの対応を考え
 なければいけないと、考えています。

 親しくというよりは、お世話になった先輩の方が亡くなりました。
 この時期ですので、内輪での家族葬を済ませたとのこと。
 今は、ルックスのいい男性を「イケメン」などと言いますが、私たちの若い頃は「ハ
 ンサム」と言う表現をしたものです。
 職場では、俳優の「鶴田浩二」と、言われていた方でした。
 知的な方で音楽を愛し、囲碁もかなりの腕前だったと聞いています。
 労働運動などにも関わっていらっしゃった方です。
 88歳で逝かれました。
 さびしくなります。

     『そのあと』
                谷川俊太郎
     そのあとがある
     大切なひとを失ったあと
     もうあとはないと思ったあと
     すべてが終わったと知ったあとにも
     終わらないそのあとがある

     そのあとは一筋に
     霧のなかへ消えている
     そのあとは限りなく
     青くひろがっている

     そのあとがある
     世界に そして
     ひとりひとりの心に
         ( 『悼む詩』 谷川俊太郎・詩  正津勉・編 より )

コメント
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