ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

お日さま、どうか大雨の被災地にも、顔を出してください。

2020-07-13 06:08:05 | 日記
  【今、僕は、身体と自分の考えをできるだけ一致させて、身体的なものを
   無理強いしないようにしています。
   身体のリズムに忠実に生活を送れば、不安は消えていきます。
   それが一番重要。
   「今」を解く鍵は、自分の内側にあるんですね。
   サン・テグジュペリの「星の王子さま」の中で「大切なものは目に見えな
   い」とある。
   それはもっと言えば、自分の内側にある、と。】
 政治学者の姜尚中氏は、長野県軽井沢で奥さまと二人で生活なさっていますが、毎日
 新聞(7月12日)で、上記の様に語られています。
 そして、軽井沢に移住して見えて来たものは、〈東京一極集中のいびつさ〉であると
 も。
 確かに、首都東京、航空写真で見ますと地球上に生きている生物の一種である人間の
 居住地としては、何か不自然な違和感を覚えてしまう私です。
 ひとたび、大きな天災が起これば、その被る被害の大きさは、とてつもないことにな
 ることは容易に想像できます。
 そして、姜尚中氏は、同記事で次の様にも述べられています。
   《一番頼れるものは「人間の身体」だと思っています。
    ・・・・・・中略・・・・・・
   身体に根っこをおかないと、人間の物の見方や考え方はふわふわした
   ものになってしまう。
    ・・・・・・中略・・・・・・
   グルメ情報が目に入ると、慢性的な飢餓感に襲われる。
   「足りる」ことが無くなってくるんです。
   人間の欲求がある程度満たされる環境でも、満足できなくなる。
    ・・・・・・中略・・・・・・
   今の我々に必要なことは、過剰なものをどうやって適度なものに、自然
   に調和させるかです。》

 少々長い引用をさせていただきました。
 「大切なものは目に見えない」
 というサン・テグジュペリの「星の王子さま」の中の言葉は、私の好きな言葉で、折
 に触れて味わい、あるいは自己反省をもたらす言葉でもあります。
 コロナ、コロナの一色となってしまいそうな状況下で、ゆっくり自分を見つめなおし、
 自分の身体性に気づき、そこから出発したいと改めて考えさせられた記事でした。

 本日は、日曜日でしたので、先週に倣って、AM10時30分から1時間程度、一人で
 の礼拝を自宅で行いました。
 久々に、お日さまが顔を覗かせてくれました。
 お日さま、どうか大雨の被災地にも、顔を出してください。
 お願いします。
                  〈ゴマメのばーば〉
コメント
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