五月五日・「こどもの日」
曇ってはいても、イベント広場には子ども達の歓声が響き、鯉のぼりが色とりどりに風をはらんでいます。
でも、観ている私の心は曇天。
最近の政情にたいしての不安が、灰色のフィルターとなっているからです。
眺めている後期高齢者の私は、この子どもたちに何を残してやれるのでしょう。
福島第一原発事故の処理は、いまだに収束への道筋が定かではありません。
原発建屋の中の状況すら把握できていないのに、安倍政権は、原発再稼働の路線を進めています。
「日本の優れた原子力技術」だといって原発を他の国に売り込みを始めています。
世界に冠たる技術を我が国が持っているなら、今すぐに持てる技術のすべてを投入して、
福島原発の事故を収束させてくれるべきです。
トイレの無いマンションといわれる原子力発電を、事故処理もままならぬ状態で、
よくまあ売り出せるものだと、あきれる以上に怒りを覚えています。
除染は少しずつ進められてはいますが、いつになったら元の自然に戻ることができるのか、
新たな危険は生じないのかとの不安は尽きません。
昨日早朝、東京方面に震度5弱の地震がありました。
私の住んでいる辺りは、震度2程度の揺れでしたが、真っ先に気になるのは、
「福島第一原発」に異常が発生しなかったかどうか、ということです。
こうした「不安」を、孫、ひ孫に残して行かなければいけないと思うと、やりきれません。
私が残せるものといえば、築20年を越す自宅と、自分達夫婦の葬式代プラスアルファ―程度の
預金でしかないのです。
でも、私が何よりの遺産として残したいものは、
日本国憲法、第九条(国際紛争を解決する手段としては永久にこれを放棄する)です。
今、あの手、この手で、安倍政権は改憲を目論んでいます。
恋人のカップルでしょうか、手をつないで私の脇を歩いて行きました。
中学生の男の子数人が、私の脇を賑やかに通り過ぎました。
全員、私より首ひとつほど高い背丈です。
ほほえましくなります。
『ねえ君たち、明日を生きる君たち、「美しい日本」「強い日本」などと言う言葉に
惑わされてはいけないよ。
国際紛争を武力で解決するとすれば、戦うのは君達たちだからね。
他の誰でもない“あなた”なんだよ』
と、心の中で呼びかけました。
〈ゴマメのばーば〉も出来ることはし続けるから。
「憲法を守れ」「原発は いらない」と、言い続けるから。
曇ってはいても、イベント広場には子ども達の歓声が響き、鯉のぼりが色とりどりに風をはらんでいます。
でも、観ている私の心は曇天。
最近の政情にたいしての不安が、灰色のフィルターとなっているからです。
眺めている後期高齢者の私は、この子どもたちに何を残してやれるのでしょう。
福島第一原発事故の処理は、いまだに収束への道筋が定かではありません。
原発建屋の中の状況すら把握できていないのに、安倍政権は、原発再稼働の路線を進めています。
「日本の優れた原子力技術」だといって原発を他の国に売り込みを始めています。
世界に冠たる技術を我が国が持っているなら、今すぐに持てる技術のすべてを投入して、
福島原発の事故を収束させてくれるべきです。
トイレの無いマンションといわれる原子力発電を、事故処理もままならぬ状態で、
よくまあ売り出せるものだと、あきれる以上に怒りを覚えています。
除染は少しずつ進められてはいますが、いつになったら元の自然に戻ることができるのか、
新たな危険は生じないのかとの不安は尽きません。
昨日早朝、東京方面に震度5弱の地震がありました。
私の住んでいる辺りは、震度2程度の揺れでしたが、真っ先に気になるのは、
「福島第一原発」に異常が発生しなかったかどうか、ということです。
こうした「不安」を、孫、ひ孫に残して行かなければいけないと思うと、やりきれません。
私が残せるものといえば、築20年を越す自宅と、自分達夫婦の葬式代プラスアルファ―程度の
預金でしかないのです。
でも、私が何よりの遺産として残したいものは、
日本国憲法、第九条(国際紛争を解決する手段としては永久にこれを放棄する)です。
今、あの手、この手で、安倍政権は改憲を目論んでいます。
恋人のカップルでしょうか、手をつないで私の脇を歩いて行きました。
中学生の男の子数人が、私の脇を賑やかに通り過ぎました。
全員、私より首ひとつほど高い背丈です。
ほほえましくなります。
『ねえ君たち、明日を生きる君たち、「美しい日本」「強い日本」などと言う言葉に
惑わされてはいけないよ。
国際紛争を武力で解決するとすれば、戦うのは君達たちだからね。
他の誰でもない“あなた”なんだよ』
と、心の中で呼びかけました。
〈ゴマメのばーば〉も出来ることはし続けるから。
「憲法を守れ」「原発は いらない」と、言い続けるから。