ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

『解釈を百回しても……』

2014-05-02 07:39:55 | 日記
「オバマ大統領訪日」という舞台を終え、安倍首相は欧州6カ国歴訪へ。
欧州では、「積極的平和主義」をアピールし「集団的自衛権」への取り組みなどを
説明してくるもようです。

『ウソも百回言えば本当になる』
と、いう言葉があります。
安倍政権の「言葉の言い直し・言い回し・解釈の変更」、百回言われても本当だと
納得はできません。
ただ腹正しさが過ぎて、「あぁ、またか」という嫌悪感に落ち込むだけになりがちな私です。

「武器」を「装備品」とする。だから殺傷するモノであっても武器ではない。
「限定的」。ただし、限定の範囲は定かでない実質的無限定。
国民を愚弄した話です。

政府は、集団的自衛権の憲法解釈変更に関する政府方針に、『自衛権』とのみ記述し、
「個別的」とか「集団的」とかの表示をしないことにするもようです。
つまり、日本の存立に必要な措置を講じる権利を「自衛権」と、ひとくくりにするもの。
攻撃を受けたのが自国か他国かにかかわらず、自衛権を行使できると解釈することです。
これは欺瞞行為です。
「自衛」と言えばなんでもできるという、ずる賢いやり方です。

食品はその産地・添加物等を明記しなければ、法律で罰しられます。
先だっての、「食品の偽装表示」騒動では、厚労省も眉をひそめ、対策を講じました。
最高規範たる「憲法」に関する内容を、「偽装」あるいは「無表示」にしてはいけないのです。
憲法を変えたいのであれば、正規な手続きを踏むのがルールではありませんか。

安倍首相の大好きな「昔の、良き日本」の道徳にも、
『ウソはついていけません』
と、あったはずです。
『羊頭狗肉』という言葉もあります。
「目くらまし」という言葉も。
いずれにしても、安倍政権のやり口は、ずるい・姑息・卑怯………そんなイメージです。

安倍首相が、こんなことを言い出すのではないかと、私は不安になります。
     『国民のみなさん。“ものは考えよう”という諺をご存じでしょう。
      貧しくても、年収が200万円足らずでも、心の持ち次第で「幸せ」になれます。
     「清貧」を愛しましょう。
      そして美しい日本を守るために、お国の為に、その心も身体も捧げましょう』
などと。

バスの窓からメーデーの「行進」が見えました。
新緑が最高です。
     ♪晴れた五月の青空に
      うたごえ高く響かせて♪
と、懐かしい歌が聞こえて来たような気がしました。
行進を窓から眺めながら、私自身も、苦言・雑言の域に留まっていてはいけない、
と反省の5月1日でした。
                                   〈ゴマメのばーば〉
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